2019年3月19日火曜日

広告終了


開院当初は、クリニックの認知度をいかに上げるか悩むものです。そのために、常識的に考えるのは広告。

自分も、新聞の折り込み、タウン情報誌への掲載、医療機関検索サイトへの登録などをしましまたが、一番お金がかかったのが駅の構内の看板設置。

他の広告は、少しずつやめてしまったのですが、開院以来から現在までに残っている唯一の広告媒体が駅看板です。

横浜市営地下鉄センター南駅、やたらと長いエスカレーターの上の場所。上りでは振り向かないと気が付きませんが、下りは長い時間正面に見えるため、かなり広告効果は高い。

当初は丸々一枚を使っていたんですが、正直に言うと年間百万円近くする広告料がけっこう辛い。1年くらいたってから同じビルのフロアに内科が開院することになった時に、半分を譲って使ってもらうことにしました。

隣の枠は、何度か変わりましたが、こっちは10年以上ずっとクリニックのメインの広告として続けています。

・・・が、なんと・・・

駅の改装工事が始まることになり、この広告が枠が撤去されることになりました。

しかも、なんと・・・

工事終了後も、もしも落下したらエスカレーター利用者がケガをして危険ということで、この場所の広告枠は復帰しないのだそうです。

というわけで、平成の終わりと伴に強制終了です。

駅の中の広告スペースはあらかた埋まっているので、代替えとなる場所がありません。ついに、うちのクリニックは広告らしい広告は皆無ということになります。

でも、クリニックは今でも広告については厳しい制限がありますので、本当に広告したい内容は掲示できません。そもそも、患者さんが集まる最大の要因は、やはり「口コミ」ということは動かしがたい事実だと感じています。

さすがに、今ではこの地域での認知度はそれなりにあると思いますし、この看板の役割もだいぶ無くなっていたのは間違いない。内科と共同使用になったために、辞めるにしても内科が同意しないとできない状況もありましたので、良い潮時なんだと思います。

来月のどこかで撤去されて無くなりますが、閉院と勘違いしないようにお願いします。