2023年3月31日金曜日

自宅居酒屋 #57 里芋とイカ煮


里芋は、こどもの頃はぬめぬめした感じが嫌いで、食卓に出てくると嫌でした。大人になって、食の好き嫌いは変わってくることはよくありますが、里芋もその一つ。大好きというほどではありませんが、煮物には欠かせないと思うようになりました。

里芋は大元の種芋について出てきたのが親芋、そこから出てきたのが子芋、さらに出できたのが孫芋と呼ばれます。だんだん小さく固くなる傾向がありますが、味とかぬめり感はそれほど違いません。

親芋と大きいので丸ごと調理するのには向きませんが、スーパーで売っているのは子芋くらいが多いと思います。一口大で食べれる孫芋は煮崩れしにくいので、煮物には都合が良いと思います。

里芋メインで食べるとなると、それだけでもいいんですが、ここは定番のイカと一緒の煮物が一番かと思います。

使うのは、冷凍の里芋。たいてい孫芋の大きさで、冷凍物は川がむいてあり、すでに軽く火が通っているので、煮た時に味が染み込みやすいので便利。親芋だと柔らかいのでグズグズになりやすいし、そもそも皮をむくのが大変。

お湯を沸かして冷凍里芋を食べたいだけゴロゴロと入れます。すこし解凍されたかなくらいで、イカを投入。今回は普通サイズのスルメイカです。

味付けは、面倒なら濃縮麺つゆなどを用いてもいいし、醤油とみりんと少しのだしの素でもOK。ちょっとだけ鷹の爪も入れましょう。煮込むので薄いなと思うくらいが丁度良い。沸騰して5分くらい煮込んだら蓋をして火を止め、一度冷まします。

冷めていくときに味がぎゅっと染み込んでいきますし、煮続けると芋は崩れやすくなり、イカも固くなるので、火を止めるというのは大事だと思います。後は、食べる前に10分ほど火を入れる感じで完成です。いゃあ~、美味しいなぁ。