桜の開花が始まって、先週1週間は雨模様が多く、今年の花見はぱっとしないと嘆いている方も多そうです。
こちらはほぼ満開。美しい花が雨に打たれて、花びらは早めに落ちてしまいそう。雨天でも、それも風情と割り切るしかなさそう。
天気が悪いと光量が少ないので、視覚的には鮮やかさが低下してしまいますが、それでも花の付いた枝が迫って来る雰囲気はなかなかのものです。
それは枝が上に延びず、細くなるにしたがって垂れ下がるような感じだからでしょうか。このような桜のことを、一般にはシダレザクラと呼びます。
中には柳のように垂れ下がる見事なものもありますが、これはほどほどの具合というところ。そこが、垂れているけど柔らかすぎない固さみたいのがあって、迫力を感じる一因になっているように思います。