2024年8月9日金曜日

PARIS 2024 問題いろいろ


オリンピックも終盤に入ってきましたが・・・まぁ、頑張っている日本の選手たちの話題で、そこそこ楽しんでいることと思います。

ただ、リアルタイムで観戦しようと思うと、ほとんどが日本では真夜中というのがちょっと残念。それにもまして、今回のオリンピック・・・いろいろ問題があって、熱戦に水を差すところが目立ちます。そもそも本来商業ベースのイベントではなかったオリンピックが、利権にまみれた雰囲気に包まれ鼻白むようになったことは否定できません。

それはともかく、今回のパリ・オリンピックでは、各種競技におけるジャッジの問題がクローズアップされています。日本の男子バスケットボール、男子バレーボール、そして柔道の試合は言うに及ばず、なんとなくもやもやした気持ちになる判定が少なくない。

スポーツですから、ルールにのっとって競技が行われるのは当然のことで、そのルールが守られているかを判断するのが審判の方々。どんなスポーツでも誤審は昔からつきものですが、審判も多くの努力と経験から公明正大な判断を下していると考えるのが基本原則。

しかし、ビデオが普及し、時には電子センサーが導入された今の時代では、人間の感覚器ではとらえられない瞬間がいくらでもあることが露呈しています。さらにSNSなどのネット社会となると、時には根拠のない個人の意見がいくらでも拡散し、審判の方々もさぞかし苦しい立場にあることは容易に想像できます。

しかし、審判は絶対であるとかたくなに考えず、誰もが少しでも納得できるようなシステムを導入しないと、このような時代の中では通用しなくなってきている。もちろん、自分についても、一つ一つの判定を正しいとも間違っているとも判断するだけの経験も知識もありませんが、選手だけでなく我々も素直に競技が終了したあとには相手側にリスペクトできることが大事だと思います。

日本では体操女子の直前のメンバー更迭から始まりましたが、他の国にも似たような話が持ち上がっています。また、中国の卓球選手のように大事なラケットを壊されてしまうという事件も起こりました。水質汚染が心配されるセーヌ川で行われたトライアスロン選手が、体調を崩したという心配な話もあります。開会式のパフォーマンスに対して、バチカンから暗に批判が起こっているというのも残念なニュース。

東京2020でもいろいろな問題が噴出していましたが、オリンピック全体の運営そのものにも、改善すべき問題が山積みのような感じがします。もはや4年ごとでは、次の大会も変われるはずもなく、10年ごとくらいにでもしないと答えはでないかもしれません。オリンピックを目指して切磋琢磨しているアスリートには申し訳ありませんが、目標としてのランクは下げてもいいのかもと思ってしまいます。