年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します

年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います

2024年11月12日火曜日

トリガール! (2017)

青春根性物定型ストーリーです。原作は中村航の小説で、監督は英勉、脚本は高橋泉。理系大学に入った女子が人力飛行機を飛ばすまでの青春コメディで、恋愛要素はありそうでないのが味噌。

雄飛工業大学に入学した鳥山ゆきな(土屋太鳳)は、早速島村和美(池田エライザ)と仲良くなり、和美に連れられて人力飛行機部を見に行きます。さわやか系イケメンのケイ先輩(高杉真宙)に「(自転車こぐのに)いいからだしている」と言われ、舞い上がったゆきなはそのまま入部してしまいます。

もともと高校の時片道20kmを自転車で通学していたゆきなは、確かに人力飛行機の原動力である自転車こぎに向いていて、パイロット候補生になるのでした。部は、毎年琵琶湖で行われる「鳥人間コンテスト」に出場するのが目標でした。

昨年のパイロットは、ケイと同期の坂場(間宮祥太朗)のペアでしたが、水恐怖症の坂場のミスですぐに墜落していました。それ以来、坂場は部にも顔を出さず、怠惰な生活をしていました。ゆきなはそんな坂場をボロカスに罵って怒らせ、坂場を再び部に戻すのでした。

今年こそはと意気込むのですが、テスト飛行で、坂場がまた水面を思い出し失敗。それが元でケイは足首を痛めてしまい、自転車に乗れなくなってしまいます。坂場は、ユキナを相棒に指名し、お互いに罵り合う不思議な猛特訓が始まるのでした。

まず言いたいのは、OBで時々顔を出してあれこれ説明する先輩が邪魔。演じているのはお笑いのナダルなんですが、ほとんど何を言っているのかわからずうるさいだけ。後、主要登場人物4人を除くと、あとはすべて外見も似たようなキャラなので、最後の最後までその他大勢でしかないところがもったいない。

高校生と違って大学生の話なので、だいぶひたむきなさわやか感は薄れてしまいますが、まぁ、体育会系女優の土屋太鳳の面目躍如みたいな活躍を楽しめばいい映画というところでしょぅか。