大谷クンの影響でアメリカの野球ばかりが注目されていましたが、日本でもセ・パ両リーグが激突する日本シリーズが決着しました。
結果は、ベイスターズの逆転優勝という、予想を覆す「下剋上」を見事に達成です。
もともと日本シリーズは4月から9月に行われる両リーグのペナントレースでの覇者が対決するものでしたが、2007年からクライマックス・シリーズというポストシーズンが追加されました。
ペナントレースの上位3チームが、順位ごとのハンディのもと戦うというクライマックス・シリーズは、今でも賛否が分かれるところですが、今年のセリーグはペナントレースは優勝ジャイアンツ、ベイスターズは3位という結果。
つまり、クライマックス・シリーズで下位ながら勝ち上がり、そして日本シリーズでいきなり2連敗してからの4連勝という戦いぶりが、まさに「下剋上」と呼ぶのにふさわしい戦いだったのが横浜ベイスターズです。
選手の皆さん、おめでとう!! 熱烈なファンの皆さん、本当に良かったですね!!
自分も横浜市民ですから当然陰ながらベイスターズを応援していたわけですが、昭和のおじさんとしてはどうしてもひっかかるのは、名前は変わったけど本来「川崎大洋ホエールズ」だろうという意識がとれないこと。
一体、いつの話をしているんだと怒られそうですが、やはりこどもの頃に刷り込まれた記憶と言うのは「三つ子の魂百まで」なんですかね。
もう一つ、下剋上はドラマティックですけど、だったらペナントレースはいらないような気分も払拭できない。何にしても、サッカーに食われた日本のプロ野球人気を再び活性化させるのはなかなか難しそうです。