廣嶋玲子のこども向けの小説が原作で、2020年にはアニメ化もされて高い人気が伺えます。実写化にあたっては、多くのアニメに携わってきた吉田玲子が脚本、「リング・シリーズ」などの日本のホラー映画の第一人者である中田秀夫が監督を務めました。主人公の銭天堂の紅子は初老のふくよかなイメージですが、演じる天海祐希は特殊メイクにより見事に変身しています。
どこからともなく現れる駄菓子屋、銭天堂。噂になっても、ごく限られた者しか店にたどり着けないらしい。駄菓子屋の主の紅子(天海祐希)は、店の来ることができる客を水晶玉を通して呼び寄せ、その客の希望を叶えられる不思議な駄菓子を売るのでした。小学校の教師をしている等々力小太郎(大橋和也)は、こどもたちの中に、急に何かがうまくなったりするのは、どうやらその駄菓子を食べたせいだと耳にします。
小太郎の大学の後輩の相田陽子(伊原六花)は、ファッション雑誌の編集部に配属され、自分のセンスの無さに落ち込んでしまいます。しかし、紅子に呼び寄せられ、食べると自分に似合うファッションが光って見える「おしゃれサブレ」を買うのです。しかし、もっと注目されたいという欲が膨れ上がり、なぞの駄菓子屋たたりめ堂のよどみ(上白石萌音)の誘いにのって「強欲あんこ」を口にしてしまうのです。
小太郎の妹のまどか(平澤宏々路)は、一緒に美術大学を目指している親友の如月百合子(伊礼姫奈)が急に絵が上手になり自分に冷たくなったことを悩んでいました。紅子はまどかに、心がきれいになる「虹色みずあめ」を売ります。実は、悪意をどんどん生みだすために、百合子もよどみの駄菓子を食べていたのでした。
う~ん、まあ、元は児童文学ですから・・・あまり、いろいろ言うことはないんですが・・・にしても、中田秀夫もよく監督のオファーを受けたものだと。天海祐希もしかり、上白石萌音もです。まぁ、本人たちが楽しんでいるなら、それはそれでよしとするしかない。ファンの方には怒られると思いますが、大橋和也くんの演技は・・・
あまり考えずに、多少楽しめればよいという、時間がある方がこども向けだと思って見るにはちょうど良いかもしれません。
