2020年7月14日火曜日

Sonny Clark / Cool Struttin' (1958)

最近は、様々な業種と同じく、いろいろなレコード会社が統廃合され、ジャズの世界でも名門と呼ばれたレーベルが随分と整理されてしまいました。寂しくなった半面、その結果、一人のアーティストのまとまった録音の集大成ボックスも廉価に登場するというメリットもあります。

50~60年代にジャズの世界を活気づけたレコード会社のトップは、やはりBLUE NOTEだったのかもしれません。多くのヒット作を生み出し、今でも名盤と呼ばれる多くのアルバムが作られました。

この「Cool Struttin'」も、特に日本で人気が高かった一枚。一頃のジャズ喫茶でリクエストされる定番で、店ではすり切れたレコード盤を何度も買いなおすことがあったようです。わかりやすいテーマ、ファンキーなアドリブの競演、そしてのりのりになれるリズムは、何度聞いても飽きることがありません。

ソニー・クラークは、やはり薬物中毒で、わずか31歳で亡くなりました。20歳ごろから活動を開始し、50年代後半、BLU NOTEからリーダー作や伴奏での参加作品を、短い活動期間に多数録音しています。

ここでは、アート・ファーマー、ジャッキー・マクリーンの二人も、まさにファンキーにスイングし、リズムは鉄壁のポール・チェンバースとフィーリー・リー・ジョーンズが担当します。

街を行くタイトスカートでハイヒールを履いた女性の足だけの写真というジャケットも秀逸でインパクトがあります。ミュージシャンの顔だけのジャケットが多い中で、アルバムのかっこよさをこれほどうまく伝えた物はあまり記憶にありません。

オリジナルは全4曲で、今は追加曲も含まれる形で販売が続いていますが、廉価ボックスもいろいろあって、半世紀以上たっても入手しやすい一枚です。

2020年7月13日月曜日

Art Pepper / Meets Rhythm Section (1957)

チャーリー・パーカーの影響は黒人だけでなく、白人ミュージシャンにも多大な影響を与えましたが、その中でも同じアルト・サックス吹きとしてアート・ペッパーもパーカー後のジャズの世界を引き継いだ一人といえます。

ウエスト・コーストを中心に活躍し、柔らかい滑らかな音色を特徴として、流れるようなアドリブが次から次へと出てくるところは、どの録音も聴いていて気持ちがいい。

ただしねペッパーもまた、薬物によって活躍したかと思うと社会から消えたりを繰り返した人。天才にはどうしても、今どきで言う黒歴史がつきまといます。

頭角を現しだした50年代初めの録音も素晴らしい物が多いのですが、代表作となるとおそらく文句なしにトップに躍り出るのがこのアルバム。

当時、マイルスのレギューラー・クインテットのリズム・セクションだった、ピアノのレッド・ガーランド、ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィーリー・ジョー・ジョーンズの3人のリズム・セクションが参加したもの。

マイルスとの仕事だけでは食っていけなかったのか、この黄金のリズム・セクションはいろいろなアーティストの録音に参加していて数々の名演を残しましたが、その中でもこのアルバムは最高峰となりました。

おそらくマイルスの仕事で、3人がロスに来た時に組まれたセッションで、緊張しやすいペッパーには誰が伴奏に入るのかは知らされずに組まれていたようです。

出だしからして、数々の名演があるスタンダードの「You'd be so nice to come home to」からして、もうペッパーは快調に飛ばします。

ほとんど自分のテーマ・ソングともいえるオリジナルの「Straight Life」も、何度も録音していますが、この演奏が最高の出来かもしれません。

リズム・セクションはここでも快調ですが、日頃のマイルスとは異なる色のペッパーの演奏でも、まったく問題なく合わすところは合わせ、自分たちの色を出せるところはしっかりと出してきて手を抜きません。

ごく初期のステレオ録音で、楽器野左右の分離がはっきりしていますが、音はクリアで各楽器の動きがたいへんわかりやすい。

いつまでも、そして何度でも聴いて楽しめる、まさに名盤と呼べる一枚です。

2020年7月12日日曜日

洗える冷感マスク


UNIQLOのマスクは、相変わらず品薄ですが、再三言われているように特に夏用という物ではありません。どうしても使いたいという感じじゃない。

ミズノのマウスカバーは水着素材で、夏向けに大人気。こちらも抽選販売で、すごい競争率のようです。

無印のマスクも評判が良く、比較的購入しやすいようですが、冷感素材ではありません。前回、Amazonで購入した麻素材のマスクは涼し気ですが、どうも実用的には辛い残念な結果でした。

そんなわけで、今度もAmazonで探した、洗える、冷感マスクというのを購入してみました。何度も使えることと、そもそも値段が3枚セットで\1,380と、比較的安価なところが助かる。

大人用とあるだけでサイズがはっきりしなかったのが不安でしたが、とりあえず小顔とは言えない自分でも大丈夫な大きさでした。フィット感も悪くありません。

確かにヒヤっとまではいかないにしても、装着感は暑苦しくない。呼吸をしてもあまり苦しくならなさそう。

痛くなりやすい耳にかけるゴム紐部分が、長さを微調整できるのもGOODだと思います。

素材はポリエステルらしい。非医療用となっているので、どれほどの効果があるのかは不明。一応、ウイルス・カットを謳ってはいます。

で、生産国は・・・Made in China。

とりあえず、使ってみましょう。


2020年7月11日土曜日

Clifford Brown / Study in Brown (1955)

ジャズ・トランペッターとしてマイルス・デイビスは偉大な存在ですが、演奏者としては実は意外と上手いとは言えない。すべて楽譜に書かれているかのような流れるようなスムースなアドリブなんですが、ミストーンも少なくない。

トランペットを扱うテクニックでは、おそらくはるかに上を行くのがクリフォード・ブラウンだと思います。ブラウンは、当時のジャズ界では珍しく品行方正でドラッグには手を出していなかったと言われています。

1953年に初リーダー作を録音し、ドラムのマックス・ローチとのコンビで活躍しましたが、残念ながら1956年に交通事故によりわずか25歳で亡くなっています。

若くして早世したことで、充実した怖いもの知らずの爆発的なエネルギーを感じる演奏だけが遺り、それがまた伝説化した部分もあるわけですが、完璧なハード・バッパーの見本のような存在になりました。

わずか数年間という短い期間でしたが、多くの録音が遺されています。主なものは、EmercyレコードとBlue Noteレコードに集約されますが、Emercyのこのアルバムは、まとまったセッションで吹き込まれ、ブラウンの魅力が見事に詰まっている名盤として知られています。

ドラムはマックス・ローチ、テナーがハロルド・ランド、ベースがキージョージ・モロウ。ピアノはブラウンの弟のリッチーで、彼もまた同じ事故で亡くなっています。

他には、アート・ブレイキーとのバードランド・ライブも熱気の溢れる演奏が聴かれますが、ファイト一発だけが取り柄ではないことは、サラ・ボーン、ダイナ・ワシントン、そしてヘレン・メリルのEmercyの3人の歌姫の伴奏で証明されます。

ヘレン・メリルの代名詞のようになった「You'd be so nice to come home to」では、ワン・コーラスですが、ミディアム・テンポで歌心のある美しいソロを聴かせます。

亡くならなければ60年代、70年代にどんな演奏をしていたかと想像したくなるところですが、逆に一瞬の彗星のような輝きに凝縮した演奏を楽しむことが、よりブラウンの価値を高めているのかもしれません。

2020年7月10日金曜日

224人


9日に発表された、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数です。

224人というのは、過去最高の数字。約半分は感染経路不明で、70%が20~30才代という状況。

5月末に緊急事態宣言が終了し、社会活動が少しずつ再開されました。

とは言っても、毎日通勤で車で行き来している立場としては、「少しずつ」ではなく、6月半ばからは急激に以前の交通量に戻ったという印象です。

やはりというか、当然というか、7月からは都内の感染者数は3桁が続くようになりました。昨日のような200人を超えるというのは、時間の問題だったように思います。

当然だからそのまま受け入れるのか・・・

検査数が増えたからだという考え方もありますが、実際の検査数は4月の時点と比べて確かに増えましたが、都内は3.4倍、国内全体では2倍にはなっていません。人の動きが活発になれば、接触機会が増えて感染者が増加して当たり前。

特に「夜の街」関連が相変わらず多いわけですが、家庭内感染なども目立ってきています。また、感染経路不明者が多いことが気になります。

4月の医療崩壊は防げましたが、その結果、感染者を受け入れた病院の多くは深刻な経営危機に陥っています。医療従事者は給料カット、ボーナス減額(あるいは全額カット)で生活そのものも危うくなっています。現実に退職希望者が急増している病院もあるようです。

感染治療を行っていない病院、あるいは自分のようなクリニックも、患者数減少による経営危機が継続しており、まったく余裕はありません。医療の提供に余裕があるのは、これまでの範囲の数字が続く場合だけです。

政府は緊急事態を再度宣言することはおそらくない。宣言はされていなくても、今一度、各人が自覚して気持ちを引き締めた行動が望まれているということです。

2020年7月9日木曜日

Charles Mingus / Pithecanthropus Erectus (1956)

ジャズと言えば、ファイト一発、アドリブ命みたいなイメージがあり、実際のところ否定できないんですが、昔から何か堅苦しい演奏に取り組む人はいたものです。

そういう実験的演奏をやってきた代表格みたいな方が、ベーシストのチャーリー(チャールス)・ミンガス。パーカーらとも共演してきた、筋金入りのバッパーのはずなんですが、自分のリーダー作は一風変わったものが多い。

1956年録音の本作は、そういうミンガスの初期の代表作。作曲家として人々に認知された作品です。そもそもタイトルからして「直立猿人」という、およそジャズらしからぬロマンチックじゃない単語を使っている。

タイトル曲は、フリーとは違う前衛的な曲で、計算されたアンサンブルを聴かせます。不思議なムードが漂い、正直言ってよくわからない。

2曲目、スタンダードのガーシュインの名曲、「A Foggy Day」も不思議なアレンジ。アドリブになると、多少普通の感じになりますが、普通のブルージーな雰囲気を想像していると驚くしかない。

あと2曲は、やや普通。とは言っても、最後の大作「Love Chant」もテーマ部分についてはずっとモヤモヤした感じが続きます。

つまり、モーニンおじさんの一人としては、何がいいのかよくわからないけど、傑作とされているから聴いてみたというのが正直なところ。よくわからない、小難しい事をすると芸術的みたいな雰囲気に飲まれてしまっているところがある。

とは言っても、ジャズの必聴盤として高い評価を得ていることは間違いないので、一度は聞くべきアルバムであり、ここからミンガス・ワールドに突入するのもありなのかもしれません。


2020年7月8日水曜日

新しい生活様式


新型コロナウイルスと「共存」を強いられる、新たな生活様式が求められています。

気温が高くなって暑くなってきましたが、エアコンを使うと換気が問題。窓を開けると、風がある場合は何とか我慢できそうですが、この時期大量の湿気を含んでいてムシムシ感MAXです。

人が集まる集会、コンサートなども推奨される人数が公表されていますが、会場によって規模が違うので、定員の50%のような目安の方がわかりやすい感じがします。

夜の街・・・という、もしかしたら今年の流行語になりそうな表現ですが、これも曖昧。

確かに短く適切な表現が見つからないのですが、実際のところ接待を伴わなくても、リアル飲み会も復活してきているようですから、接待の有無は関係なくなっているのかもしれません。

豪雨被害を受けている方々は、避難所での「密」は避けられそうもありません。

富士通は全面的なリモート・ワークへの移行を決めました。単身赴任を廃止し、赴任予定だった社員はリモートで各地区を担当します。通勤が無くなるので、交通費としての定期券代支給は廃止。

おそらく、家の光熱費は増え、赴任手当が無くなり、そして奥様方のストレスも増大するかもしれません。

オリンピックは、世論の動向は来年実行1/3、延期1/3、取りやめ1/3という状況のようですが、現実的に考えてかなり厳しい予想をします。気持ち的にはやって欲しいとは思いますが、実際には「世界中」が安心できる状況はまず無いように思います。

一部の国で期待されていた「集団免疫」による終息も期待薄。感染して獲得する抵抗性である抗体が、数カ月しか持続できないというデータが出てきています。

これは、通常のカゼの原因であるコロナウイルスで、すでに言われていたことなので驚くことではありません。

ということは、ワクチンが完成しても、獲得できる免疫効果は限定的である可能性は否定できません。実際、SARSやMERSのコロナウイルス・ワクチンの開発が頓挫している状況があります。

で、結局、新しい生活様式の模索に戻るしかないわけなんですが、2019年までの何十年とやってきた旧様式を簡単にガラリと変えることは相当難しい。できることを考えて、少しずつしか変えていくことはできません。

とりあえず、北極と南極だけは安全のようですけどね・・・

2020年7月7日火曜日

経験したことが無い大雨


この数日、特に九州を中心に「経験をしたことが無い大雨」となっており、気象関係者からは「少しでも命が助かる行動」を取るように求めています。

実際、一昨日の熊本では、球磨川の氾濫により多数の死傷者が出ており、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

これは梅雨前線が活発化して、北と南からの風で積乱雲が東西に細長く停滞する「線状降水帯」が発生したため。

やはり、地球の気候変化のせいか、このところ毎年この時期に必ず豪雨被害が発生しています。短時間なら「ゲリラ豪雨」ですませられますが、長時間続くと川の氾濫、土砂崩れによる甚大な被害が度々発生することになります。

ウイルスの蔓延と気象変化が直接関連しているわけではないでしょぅが、何か地球が少しずつ悲鳴をあげているようで、不気味な怖さを感じるのは大袈裟ではないかもしれません。

2020年7月6日月曜日

Miles Davis / 'Round About Midnight (1955,56)

初リーダー作「クールの誕生」で、親分のパーカーに反旗を翻したかのような、アドリブ一発のビ・バップからアレンジ重視の音楽を聴かせたマイルス・デイビス。

この「実験」は、それなりの成果をみたものの、マイルス自身は演奏者としての自由を求めて、1年程度で「クール」から脱却し、さらなる自由な演奏に方向転換していきます。

とは言っても、デヴュー時からまるで歌手が歌うようなアドリブを展開するマイルスは、単純な音の吹き流しはしません。一曲一曲で、いろいろな聴きどころをうまく用意していく姿勢は、他のハード・バッパーと一線を画していました。

マイルスは、1955年に念願のレギュラー・グループを結成します。当初、ソニー・ロリンズを呼びたかったようですが、雲隠れしていたロリンズにかわって、まだまだ無名に近かったジョン・コルトレーンが参加しました。

テナーのコルトレーン以外は、ピアノにレッド・ガーランド、ベースはポール・チェンバース、ドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズの鉄壁のリズム・セクションです。この最初のクインテットに自信を持てたマイルスは、当時契約中だったPrestigeレコードと決別し、よりメジャーだったColumbiaと専属契約を結びました。

Preistigeとの残りの契約分を一気に録音した、いわゆる「マラソン・セッション」から生まれた「Workin'」、「Cookin'」、「Relaxin'」、「Steamin'」の四部作は、いずれも甲乙つけがたい名作ですが、やはりColumbiaでの初録音での希望に溢れた緊張感には勝てません。

特にタイトルにもなっセロニアス・モンク作曲の「'Round About Midnight」は、マイルスがジャズというフォーマットを維持した60年代の最後まで重要なレパートリーとなり、スローにテーマから一転して激しい切り替えをするくだりは過激に続くことになります。

個人的にも、まだマイルスとは誰? と思っていた高校生の時に、レコード店でジャケットのかっこよさに最初に買ったジャズのレコードがこれだったということで、大変思い入れのあるアルバムです。

ある意味、ハード・パップ期のマイルスの集大成みたいなアルバムで、一カ所に停まっていられないマイルスは、このクインテットでできることを出し切ってしまったのかもしれません。この後、マイルスは再び新たな形を模索し始めるのでした。

2020年7月5日日曜日

Horace Silver / Song for My Father (1964)

50~60年代のジャズを先頭を切って牽引したのは、Blue Noteレコードだったと言っても過言ではありません。数々の名盤が遺されていますが、その中の一つに必ず登場するのがこのアルバム。

ホレス・シルバーは、50年代にはアート・ブレイキーらとの共演で名を馳せました。バド・パウエルの影響を強く感じる、伴奏でもソロを取る時でも比較的はっきりした音を出して、乗りの良い音楽という印象です。

そういう意味で、いわゆるファンキーなジャズの代表選手という感じですが、80年代にスタイリッシュな音楽を目指して変わった新生Blue Noteでは活躍の場が無くなり、以後シルバーは目立たなくなってしまいました。

このアルバムは、「父に捧ぐ歌」というくらいで、ジャケットも自分の父親の写真を掲げています。そのせいで、シルバーのビジュアルとして、それなりの年寄りという印象が定着してしまいました。

実際には、30代なかばの演奏で、黒人にしては髪の毛もストレート気味でシティ派美青年ですので、他のアルバムとのギャップが今でも感じられます。

60年代なかばといえば、ジャズと言えばハード・パップからコルトレーンをはじめとしたフリーな演奏に変化していた時代で、このアルバムは当時としては古臭いスタイルだったかもしれませんが、全体のアンサンブルとソロのバランスが絶妙で、旧Blue Noteの完成形を示した一枚という意味で忘れられません。

2020年7月4日土曜日

ミズノ・マウスカバー (購入できず)


相変わらず、夏向けのマスク探しをあきらめていませんが、面倒くさがり屋で積極的なこともあまりしていない。

今度は、ミズノのマスク。

これは夏向け。水着素材を用いて、肌触りが良いマスクをミズノが開発したもの。

6月初めに最初に売りだした時は、あっと今に完売。月末に、追加販売にあたってオンライン・ショップへの入場の権利を得る抽選がありました。

名前とメール・アドレスだけを記入する簡単な登録でしたが、2日に抽選をして、当選者のみにメールで販売サイトの案内をするという仕組み。

でもって・・・何もメールは来ませんでした。

予想以上の申し込みがあったらしい。

今回の販売は80万セットくらいのようですから、100万、200万人くらいの申し込みは予想していたでしょうから、「予想以上」というからにはそれ以上なんでしょうか。

今後、再々販売するかどうかは未定のようです。

2020年7月3日金曜日

真夏の夜のジャズ (1958)

ジャズは、映画の中でもしばしば活躍しますが、まさにジャズが主役の映画としては唯一無比の存在なのが、この純然たるドキュメンタリー映画("Jazz on a Summer's Day")。

1955年に始まった、ニューポート・ジャズ・フェスティバル(アメリカ、ロードアイランド州)ですが、この映画は1958年の第4回の模様を題材としています。

随分と昔に何かで見た記憶があるんですが、映画館だったのかテレビだったのか、あるいはビデオだったのか記憶がはっきりしません。

ジャスの演奏だけを楽しむには、ちょっと物足りない印象ですが、この真夏の祭りを楽しむ50年代最後のアメリカの人々の生活やファッションを見事にパッケージにしたところを含めて観賞すべきもの。この後、60年代はアメリカは様々な問題が噴出し、暗雲が垂れ込め始めます。

現行では、DVDは手に入りますが、高画質のBlurayなどは登場していません。ほとんど日本語字幕は必要のないものなので、輸入盤で楽しんでもOKではないでしょうか。もちろん、今どきですからYouTubeでも見ることができます。

登場するミュージシャンは、ソニー・スティット、アニタ・オデイ、ジョージ・シアリング、
ジェリー・マリガン、アート・ファーマー、ジム・ホール、セロニアス・モンク、ダイナ・ワシントン、チコ・ハミルトン、マヘリア・ジャクソン、ルイ・アームストロング・・・などなど。

やや白人ミュージシャンに偏っている感はありますし、女性ボーカルが多い感じでもありますが、それが当時のセレクトと考えるとしょうがないのかもしれません。中でも、アニタ・オデイの熱唱は大変有名です。

また、面白いのはチャック・ベリーが登場するところ。人気が出始めたロックンロールが、進歩的なジャズの一部と捉えられていたことの現れと言えそうです。トリがサッチモ、大トリがゴスペルのマヘリア・ジャクソンということも時代ですね。

実は、この年映画に登場しませんが、この年のマイルス・デイビスのライブ盤があります。つまり、この1958年7月の時点で、まだまだマイルス、及びジョン・コルトレーンの人気は定着していなかったということに衝撃を受けます。

60年前の古き良き時代のアメリカの様子を見事に切り取ったドキュメントとしても、大変価値のある映像です。




2020年7月2日木曜日

レジ袋有料化


7月になって変わったことで、キャッスレス決済での還元が無くなったのも大きいですが、一番面倒になったのがレジ袋の有料化。

一バカ利用が多いと思われる各コンビニでは、必要とする場合には袋の大きさによって3~5円かかります。

初日の様子としては、半数の人が袋はいらない、残り半分がマイバッグ持参、そして全体の1/4の人が有料レジ袋を利用したようです。

プラスチックごみ問題も、かなり深刻化しているようですから、このような対策については協力していくことが望ましい・・・

とは、頭でわかっていますけど、毎日3円使って1年で1000円ちょっと。マイバッグも汚れたりして不衛生になりやすいので、洗濯したりしないといけないので、3円くらいなら「まぁ、いいか」という気持ちも捨てきれない。

結局は慣れの問題というところもあるんでしょうけど、といあえず昨日の初日はコンビニで持参したレジ袋を出してみました。店員さんも、最初は面倒だとは思いますけど、お互い続けてみるしかないですよね。

2020年7月1日水曜日

妨害運転罪


昨今、何かと話題に上るのが「あおり運転」です。

もともと、昔から他人の車にちょっかいを出すようなドライバーはいましたし、実際運転する人なら、それに類する運転は経験があるものです。

ただし、数年前の東名高速道路上での事件以来、あおるというより本当に暴力に近いものや、暴力そのものという事象が多発していることは間違いない。

今どき、ドライブレコーダー装着車が多く、それらの悪質な行為が動画として記録される可能性が高い。実際YouTubeなどには、そういう動画が山ほど投稿されています。にもかかわらず、冷静さを失ったドライバーが後を絶たないというのは、残念としか言いようがない。

今までは、明確にこれらの行為を取り締まる交通法規がありませんでしたが、昨日から、新たに「妨害運転罪」が発効されました。

月曜日からでなく火曜日から、7月1日からでなく6月30日からというのはちょっと不思議なところですが、とにかく「あおり運転」という曖昧な表現が、「妨害運転罪」という明確に定義されたことは意味がある。

ただし、うっかりとか、たまたまという意識せずにあおった場合、また煽っているつもりはないのに相手があおられたと感じるような場合もあるので、その辺りのを線引きについてはよくわからない。

あおられる側にも問題がある場合も無いわけではないので、もう少し踏み込んだ説明が欲しい所です。

以前に、一時停止で自分は止まったつもりでも、警察官に捕まったことがあるんですが、止まりましたと言っても相手にされなかった経験があります。その時、「証拠は自分が見たから」という警察官の主観だけで切符を切られたという苦い記憶です。

妨害運転罪でも、客観性を持った取り締まりが行えるのかちょっと不安も感じます。結局、ハンドルを握った自分が安全運転を心がけ、ドライブレコーダーなどを設置して自己防衛することが重要なのかもしれません。