2008年1月5日土曜日

Goodbye WindowsVista

年末に電子カルテのコンピュータがいろいろ問題を起こした話はすでに書きましたが、もともと2006年11月に最初の電子カルテパソコンが壊れたため、4台+バックアップ1台の5台で稼動していたのが、バックアップ無しの4台という状況が続いていたのです。これは次に何かが起きたとき、セルフカバーが利かないという危険な状態でした。また、一部の部署でカルテの閲覧ができないということでした。患者さんが少ないうちはよかったのですが、増えてくるとやはり不便なものです。

今回サーバーとして使っていた大元が壊れたことで、パソコンの新規購入を余儀なくされたわけですが、どうせならバックアップも復活させたい。そうすれば、次のトラブル時に最短の時間で復旧させることができるわけです。

汎用に利用し当直でも持ち出していたノートパソコンは液晶がへたってしまい、使い物になりません。そこで、院長のメールなどのやり取りに使っていたデスクトップがバックアップ用となり、インターネットに常時接続という形が取れなくなるため、中古のノートパソコンを別途購入しました。さて、これが2007年春モデルのSONY VAIO君なのですが、なんとOSがWindowsVistaなのです。

WindowsVistaは以前に自宅でβ版インストールしてみて、見た目のかっこよさは認めるもののあまり機能的な新しさを感じなかったため、製品版は使用経験がありません。実際に使用してみての感想は・・・あまりにひどい。とにかく重過ぎて、一気に10年戻った感じです。何をするにも鈍重な動きで、インターネットでのWWWの閲覧でさえままなりません。ましてPhotoshopなんてもってのほか。

エクスプローラを使用してのファイル操作でさえ、いちいち「誰かがファイルをいじろうとしているよ」というメッセージがちょこちよこ出てくるし(誰かって自分でやってんだよ、文句あんのかといいたい気分)、ウィンドウの枠が半透明だからってどんなに便利だというのさ。RAMを1Gから2Gに増設して、いろいろなかっこいい効果をOFFにしてもほとんど変わりありません。

そこで、自称パソコンマニアとしては、何とかするには・・・・WindwosXPにdowngradeするしかないという結論に早くも達したのであります。購入してから、わずか数日、触りだしてから実質10数時間での決断なのです。さようならWindowsVista。もう君とは逢うことはないかもしれないよ。短い付き合いだったけど、後悔はしていないよ。だって、XPで十分に何でもできるんだからね。

さて決断したのはいいけど、どうやろう。今までの経験からSONYは、独自の機能拡張をけっこう入れているので、専用のドライバなどが必要なことが多いんですよね。upgradeで上位互換ということはしばしばあるけど、downgradeというのはあまり経験がありません。早速インターネットで検索。おー、さすがに同じことを考えている人がいるものだ。ふむふむ、ヨーロッパのSONYでは公式にdowngradeをサポートしているとな。そこにXP用のファイルがいろいろあるらしい。でもすべてが動くわけではないと。でも、ビデオカメラは使わないし、オーディオ関係のスイッチも動かなくていい、ワンセグテレビはできれば見れるにこしたことはない。LANとWirelessLANとUSBとDVD driveが動けば困らないもん。

というわけで、早速実行。意外とエラーとかも出ずにdowngrade完了。テレビは見れそうだけど、元々自宅では受信できないのでよくわからない。そのほかもデバイスエラー表示をすべて出ないようにするところまではできました。でもって、使い心地は? って、悪いわけないでしょう。これがサクサク動くっていうんだよ!! と叫びたくなります。もともと非力なマシンなんでしょうけど、ふだん使っているPentium4と比べて遜色はありません。

そんなこんなで、この12月なかばから今日まで、ほとんど生産的な仕事にパソコンが使えなかった言い訳にかえて、お伝えいたしました。

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