昨日、関東地方も梅雨入り。きょうは、朝からほこらしげに雨が降っていましたが、お昼頃からは晴れ間が出てきました。まだ多少は遠慮があるんでしょうか。
日本には四季があって、その移り変わりが日本人の感性を作り上げてきたわけですから、暑い夏を迎える前のアクセントとしては我慢をしないといけない1ヶ月間というところでしょう。
可愛い傘やレインコートで雨の季節を楽しみましょう、とか朝の情報番組ではいろいろ特集をしますけど、まぁ男性にはあまり関係ない。
そもそも自慢じゃないけど、今使っている傘は20年前に病院の移動の時に記念にといただいた物。やはり、単純に梅雨を楽しむというわけにはいきません。
まず、ナメクジ。あちこちに這い回って、時には風呂場にも侵入してくる。食パンとかはすぐにカビてしまう。洗濯物は乾かない。妙にムシムシするのでじとーっと汗をかく。なかなか簡単に気分を盛り上げることができません。
その点、アメリカはどうなんでしょうか。というのは、雨というとジーン・ケリーのミュージカル映画「雨に唄えば」がすぐに思い出されるのです。
実に楽しそうです。もっとも恋して舞い上がっているシーンでずぶ濡れになって歌うのですから、楽しくないわけがない。
それと、もう一つ必ず頭に浮かぶのが、「明日に向かって撃て」の主題歌で「雨にぬれても(Raindrops Keep Fallin' On My Head)」です。ここでも、ポール・ニューマンとキャサリン・ロスが実に楽しそうでした。
雨のとらえ方にも文化人類学的な差異がいろいろあるんでしょうね。