クリニックの夏休みは終了し、今日からは通常通りの診療に戻ります。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
こどもたちの夏休みも、あっという間にすぎさって、あと2週間。宿題がまだの子は、そろそろ焦り始めるころ。大学生は、まだまだ余裕で遊んでいるかもしれません。
クリニックを始めてみて、一番勤務医と違うと思ったのは、簡単には休めないということ。勤務医は簡単に休めるわけではありませんし、実際予定外で休んだことは一度もありません。
それでも、何かあればなんとか替わってもらえるという気持ちがありましたが、開業医は交代要員はいません。簡単には休みにはできないというのは、けっこうなプレッシャーです。
停電のような非常事態を除くと、過去に早じまいを一度、臨時休診を2度しています。早じまいは、情けないことに虫歯の痛みががまんできなくなって歯医者に駆け込んだとき。
臨時休診の一度は、開業当初に必ず健康保険の組織から呼び出される個人指導のための半日休診。そして、もう一度は今年の義母の葬儀。
他にもクリニックをたくさん受け持っている税理士さんに聞きましたら、家族の葬儀でも休診にするという話はほとんど聞いたことがないそうです。
つまり、自分が喪主であれば、日程をうまく調節して診療に影響が極力出ないようにしているところが多いのだそうです。
少なくとも、自分の健康の問題で急な休診にすることだけは避けなければなりません。ところが、年を取ると医者だって、そうそうむやみに自信を持っているわけにはいきません。
健康管理のためにも、自分の休みを増やして・・・って、まだまだそんなことができる立場ではありませんね。