2014年9月5日金曜日

傘とライター

傘やライターは、特に男性では装飾品の定番で・・・というのは昭和までの話。ほんと、昔は何か贈り物をするというと、この辺にしておけば間違いがありませんでした。

傘は昔から、忘れ物のトップを守り続けていますが、ビニール傘が登場したのは、20年くらい前でしょぅか。ほとんど使い捨て感覚になって、なおさらどこかに置いてきても惜しくないものになってしまいました。

多少おしゃれっぽいものでも1000円、だいたい500円程度が主流でしょうか。ずいぶんと、物の価値がさがってしまいました。

自分の場合、ほとんど車通勤ですので、傘を必要とする時間はすごく少ない。折りたたみの小さいものを、車に一つ入れておけば事足りる。

それでも、最近は特殊な用途のものが話題になったりしますし、女性の日傘の需要は増えている。さらに、男性も日傘を使うなんて話もあって、それなりに必需品として生き残っています。

ところが、ライターは完全に終末を迎えた文化かもしれません。もともと煙草に火をつけるのが目的で、高級品もかなりありました。卓上ライターなどは、ずいぶんと凝った作りだったりして。

今でもライターの老舗、デュポンなどでは数十万円もするものが売られているんですね。

使い捨てライターが出てきたのは、40年くらい前。それでも、まだまだ高級ライターは使われていたし、安価なほうがよければマッチの存在が大きかった。

ところが、使い捨てライターが100円になって、しかもけっこう無料でおまけとして配布されるようになってから、まずマッチが消えていきました。

そしてこの20年くらいで、通常の高級ライターもほとんど見かけなくなって、ほぼ100円ライターが市場を独占しているんじゃないでしょうか。

一部のコレクター向けに、ZIPPOのオイルライターが今でも根強い人気がありますが、通常花火でもなんでも、着火したい場合は100円ライターでOK。

現在でも必要品ではありますが、高級品である必要がなくなった代表的な物ということでしょうかね。