いやぁ、驚いた。
夏の甲子園大会が終了して、高校球児の夏はとっくに終わっていたと思ったら、なんとまだやっていました。
ただし、硬式野球ではありません。軟式野球です。日曜日に決勝戦が行われて、中京高校が優勝したんですけど、驚いたのはこの決勝戦ではなく、決勝前に行われた準決勝の話。
中京高校の準決勝が始まったのは、実は8月28日のこと。15回までやって点が入らず、翌日に続きます。ところが29日どころか、30日も点がはいらない。
なんと4日目の日曜日にやっとのこと、延長50回でやっと決着したというから、これを驚かずに何を驚くのかという感じ。しかも、そのままダブルヘッダーで決勝戦だったわけですから、もう凄すぎです。
軟式といえど、野球の記録としては前代未聞ではないでしょうか。高校野球では、同日の試合は体力を考慮して15回までとされていて、決着がつかない場合は翌日に持ち越しという決まり。硬式の場合は25回が最長記録。
プロ野球は、回数や時間の制限で引き分けになりますが、過去にのんびりしていた時代に28回というのが最長らしい。アメリカでも33回が最長、日本の社会人軟式での45回というのがこれまでの最長記録だったみたいです。
もう、お疲れ様でしたとしか言いようがない。なんて充実した夏をすごしたことでしょう。選手たちは、社会に出てからも、きっと大いに活躍できるんじゃないでしょうか。