2014年9月1日月曜日

栗の木は残った

9月です。先週から灼熱と豪雨の夏が、急転直下に幕が降りて、いきなりの秋の到来という風情でしたが、カレンダーをめくって、9月という文字を見るとなおさらです。

いつも自宅からクリニックまで通勤する道の途中に、けっこう立派な竹林がありまして、その一番端に栗の木があるんです。

以前にも、ここで栗の写真を撮ったりして、ブログにものせたことがあります。いかにも秋らしいですよね。

ところが、8月なかばに急に重機が入って、どんどん竹をなぎ倒していました。数日で更地になって、砂利を敷き詰めて、宅地にするんだか、マンションでも建つんだかわかりません。

まぁ、土地の権利者の方の自由ですから、ただの通りすがりの自分が文句を言ってもしょうがないわけですけど、何とももったいないことをするもんだと思わざるをえません。

少なくとも自分がこの場所を知ってから10年弱は、まったく手つかずでほったらかしてあったのですから、そのままでもいいじゃんと勝手に思ったりするわけです。

それにしても竹ももったいないのですが、それにもまして残念なのは栗の木が無くなってしまうこと・・・と、思っていたら、よく見たら工事の壁の立てられて、すぐ外側に残っているじゃありませんか。

さすがに、これだけは残してくれたようです。なんか、ちょっとだけ嬉しくなりました。季節を大事にしたいという気持ちを持っている方が、土地の所有者なんでしょう。