f/11 1/80sec ISO-100 52mm
青空を格子で区切ったように見たところが面白いと思い、写真に収めてみました。これ以上広角だと、周囲の余分なものが入ってくるし、できるだけたくさんの格子を入れたいので望遠にしてもダメ。やはりこういう時は、ズームで画角を自由にできるのは便利です。
現像作業は、下から見上げているので、上に向かって狭まっていく格子の歪みを修正しています。また、できるだけ普通の青空に見えるように明暗と色調を調整しました。
ソール・ライター風視点としては、被写体を直接ではなく何かを通して見るというところでしょうか。ライターの写真の特徴の一つに、隙間やガラス窓越に見る視点があります。ある種のフィルター効果によって、見えている物を和らげたり、逆に強調したりするということだと思います。
当たり前に広がって注目することもない青空ですが、格子に区切られパズルのように抜けて見えないところがあって、そこに隠れたものを想像するのも楽しいのではないでしょうか。
当たり前に広がって注目することもない青空ですが、格子に区切られパズルのように抜けて見えないところがあって、そこに隠れたものを想像するのも楽しいのではないでしょうか。