一晩中、気温が摂氏25度を下回らない夜を「熱帯夜」と呼びます。
また、30度以上を記録した場合は「超熱帯夜」と言って、さすがにこの記録はめったにあめもんじゃないわけで、21世紀になって全国で4回あるらしい。
ところが、この1週間で大阪で8月11日、浜松で8月16日に記録しました。横浜では、まだそこまでにはなっていませんが、もちろん連日熱帯夜が続いています。
朝から窓を開けるともわっとした空気で、さわやかさなんて微塵もない。8時ごろには早くも30度になっているわけで、元々「温帯生物」である日本人にはしんどすぎる。
熱中症はもうありふれたものになりましたが、昔は真夏に屋外で一日中過酷な部活をしている生徒さんが、「熱射病」と呼ばれた状態で倒れたりする場合くらいでした。
去年の救急車の搬送件数は年間で660万件で、1週間だと約12万件です。この1週間に熱中症で搬送した件数が1万2千件で、10人に一人くらいが熱中症というのはすごい数字です。
くれぐれも屋外の活動には注意が必要ですし、屋内でも水分をしっかり摂ることを心がけたいところです。