年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します

年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います

2020年8月3日月曜日

制御不能


もう、新型コロナウイルスの感染の広がりが止まりません。

毎日カウントを確認することは無意味と思わせるほど、どんどん増え続けている感染者数。

日本は言うに及ばず、世界中が規制を緩和する方向に動いている以上、感染者数は減ることはありえない。もう完全に経済活動を最優先に、「生き残った人」だけで地球を回そうということになったかのようです。

1日の確認された感染者数が300を超えようと、400を超えようと・・・もう、危機感を口にしても実際に行動には反映しないようです。一度動き出した人の動きは、緊急事態宣言のような大号令が無い限りは止まることはありません。

政府は考えることは止めたとしか思えないほど、もうほとんど「どうにでもなれ」状態。国中、いや世界中が未曾有の危機的状況にあっても、国会を開く気は無いようです。

何をしても叩かれるなら、もう何もしないと決めたように見える政府のトップの方々は、表に出ることは止めてしまったようです。

今のところ、唯一の拠り所は、4月に比べて重症者数、あるいは死亡者数が、一緒の比率で増加していないという点。医療崩壊は確かに起こっていない。ただし、この状況のまま推移するならです。

検査を増やせば、当然感染者の発見は増えて当たり前。現実に気がつかないだけで、無症候性感染者は、もともといくらでも街中に溢れていることを確認しているということなんでしょうか。

そうはいっても、人の動きが活発になれば感染が広がることは防ぎようがなく、一定の確率で亡くなる方も出てくることは間違いない。そして、そもそも100%の経済活動ができないので、経済の完全な回復は期待できません。

一時的に止めることよりも、長期化する損失を甘んじて受ける方を選んだわけですが、その場合は、もう最大でも2019年までの2/3、いや1/2の景気でこの先何年も生活していく覚悟が必要のようです。

お盆が近づいていますが、少しでも感染の拡大を防ぎたいのなら、帰省については原則禁止ぐらいの号令がかかってもいいかもしれません。