2022年10月30日日曜日

マー油


見ての通り、ごく普通の豚骨ラーメンです。

3玉、190円の安い生ラーメンの袋と、一食分100円の別売り豚骨スープを使いました。

トッピングは、もやし、メンマ、長ネギ、紅ショウガです。

さて、問題は・・・マー油です。今回の主役は、マー油なのです。

焦がしニンニク油とも言われているマー油は、豚骨ラーメン、特に熊本ラーメンなどでは旨さの必須のアイテム。これが有るか無いかで、ほとんど別物と言っていいくらい風味に違いが出てきます。

ところが、市販のラーメンに付属してくる場合は、量が少なくて物足りない。かと言って、マー油自体は売っていません。

じゃあ、作ればいいじゃん、ということで今回は自作しました。

本当はラード(豚の油)だけで作れば一番いいんでしょうが、今回は手元に無いのでごま油で作りました。

ごま油 100mlくらい。サラダ油でも可。
にんにく 大きめ3片。
豚バラ肉 ほとんど油のところを適当量。
長ネギ 10cmくらい。

ニンニクはうすくスライスして、長ネギは細かくみじんぎりにします。豚バラ肉はラードのかわりですが、これもみじん切りにします。多少の肉の部分き気にしません。

ごま油は色の濃いものだと香りが強いので、できれば白ごまの薄い色の物がよろしいかと。油をフライパンで熱っしたら、材料を全部入れます。火力にもよりますが、20~30分できつね色になって来るので、1/3程度を取り出しておきます。

さらに数分加熱を続けると、さらに茶色くなりますので、また1/3を取り出す。残りは真っ黒に炭化するまでしっかり焦がします。全部焦がすと苦味だけで風味が落ちるので、こんな風に分割して火を通すのがポイント。

粗熱が取れたら、全部を混ぜ合わせてブレンダーでしっかりとペースト状になるまで攪拌したら出来上がりです。これでラーメン10~15杯分という感じです。

いやぁ~、これだよ、これ。焦がしニンニクの香りが旨さを倍増させてくれます。1食200円程度のオウチラーメンが、少なくとも800円くらいには格上げされます。