最近は生産者の努力で一年中流通する食材が増えて、「旬」の食べ物が減った感じですが、春が近くなるとスーパーに並ぶ「菜の花」は、基本的にこの時期だけのもの。
食によって季節を感じるというのは、昔は当たり前のことでした。これも日本人の感性を育てた大事な要素ですから、季節感を意識することは悪い事ではありません。
菜の花は、食べ方の定番は辛子醤油で和えるというもの。茹でる、和えるという2ステップでできるので、ほとんどレシピらしいレシピも無いくらい簡単。
そこらの原っぱに生えているものと、食用にするものは多少違うようですが、基本的には若い花芽が出てきたころを摘み取って食べる。そもそも菜の花の「菜」は食用という意味。
ビタミン豊富な黄緑色野菜の一つとしてもポイントが高く、抗酸化作用のβカロテンの含有量も抜群に多いので、この時期に一度や二度は食べておきたいものです。