春が立つと書いて「立春」。
昼と夜の時間的な長さが同じという一瞬を迎えたことになります。天学的な事象で考えれば、ここから春になるわけですが、旧暦の暦だと、この時期に年が変わり新年となる(中国なら春節)。
季節が分かれるタイミングを節分と呼び、昨日が節分でしたが、いつの頃からか「恵方巻」を食べるというのが流行りだしました。
恵方巻は、縁起の良さそうな具材を詰め込んだ太巻きのことですが、そもそも恵方って・・・
まぁ、民間占い総集編みたいな陰陽道(おんみょうどう)で決まるもので、その年の縁起の良い方角の事。仏教は直接には関係ないわけで、信じる信じないは個人の自由です。
今年は南南西が恵方だったそうで、その方角を向いて黙って太巻きを食べた人がたくさんいたことでしょう。
食べても食べなくても、誰にも平等に春はやって来ます。とは言え、まだまだ寒い時期ですから、体調を崩さぬように注意しましょう。