カップ麺の歴史は1971年日清のカップヌードルから始まったわけですが、日本の蕎麦・うどんについても、カップ麺化されたのは遅れること5年、1976年にスタート。
当初から「どん兵衛」のネーミングで親しまれてきました。以来、東洋水産(マルちゃん)の「赤いきつね・緑のたぬき」とのライバル一騎打ちとなっています。
自分はそもそもうどんか蕎麦かと聞かれれば、絶対的に蕎麦派。特にカップ麺のうどんは、とてもうどんと呼ぶのには抵抗がある。
一方、カップ麺の蕎麦も、以前はちぢれ麺で蕎麦の食感とはかけ離れたものであまり食べたいとは思いませんでした。何かの麺が和風のつゆにつかっているだけというのが正直な感想。
ただ、「どん兵衛」シリーズは、数年前に「ぴん蕎麦」と呼ぶストレート麺に変更され、これで格段と美味しくなった。
最近、コンビニで何やら新しいラベルの「どん兵衛」を見つけたので、早速食べてみました。何しろ「最&強」、「このどん兵衛 すべてが主役」という文字が踊っていて、さらに美味しさアップ感が半端ない。
結論。最強じゃない。麺は「ぴん蕎麦」で、カップ麺の蕎麦としては現在望みうる最強であることは変わらない。かき揚げは、マルちゃんと優劣付け難くどちらも最強と呼ぶにはちょっと違和感を残します。
一番ダメなのはつゆ。以前、「どん兵衛」は液体スープを採用して、ほぼ完璧なつゆになったと思っていたのですが、これは粉末スープで和風っぽい液体に戻ってしまいました。
う~ん、何か残念としか言いようがないところですが、まぁ和風カップ麺はそれほど食べる機会が多いわけではないので、どっちでもいいかなというところでしょうか。