2010年9月24日金曜日

1日で見れる患者さんの数

ほんと、昨日は完全休養にしておいてよかったです。今日は朝からの1時間を除いて、あとはノンストップ・ジェットコースター状態。喋り続けで二酸化炭素欠乏、脱水で気が遠くなってしまいました。

例えば床屋さん。一人のお客をカットと洗髪セットで、どんな早くても30分くらいはかかると思います。1時間に二人、多少複数の椅子を使ってずらしながらでも、1時間に三人くらいが限度でしょう。8時間労働で24人くらいのお客をさばくので限界というものです。

歯医者さんも同じ。歯科衛生士さんに協力してもらって、1時間に5人くらいの患者さんの対応がいいところでしょうから、1日頑張って40人くらいがいいところ。

整形外科の医者の場合は、初診の患者さんでは話を聞いて診察して、レントゲンを取ってもう一度話をしてとやっていると、だいたいどんなに早くても10分から15分くらいはかかってしまいます。リウマチの新患の場合は30分くらいかかることも珍しくありません。また血だらけの人で処置が入ると、これもまた時間が見えなくなってしまいます。

全員が再診の場合は、一人に5分以内くらいでしょう。リハビリだけという方の場合は、ほとんど時間はかかりません。ただし、そま場合はリハビリ室のベッドの数や、物理療法の機器の数、そしてリハビリ室をまわすスタッフの人数が問題になってきます。

うちのクリニックの場合は、1日80人平均として、初診15人再診40人、リハビリだけというので30人くらいというのがだいたいの内訳でしょうか。そうすると医者としては1日の中に1時間程度は余裕を持っているという計算になるわけです。

今日みたいに初診20人再診50人となると、もう完全に暇は無し。昼の薬屋さんとの面談、税理士さんとの打ち合わせをして、もう完全燃焼状態で終了です。いまさら言うのもなんですが、勤務医は楽だった。戻りたいとも思いませんが、自分も年を取ってきたなあと思うことが多々ある今日この頃なのでした・・・