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2023年12月28日木曜日
PHEVへの道 3 車選び
具体的にPHEVのタイプで車選びをするならば、ざっと見て現状で新車販売している日本製となるとおおよその価格順で次のようなものがあります。
トヨタ センチュリー
レクサス RX450h+
レクサス NX450h+
トヨタ クラウンスポーツRS
マツダ CX-60 PHEV
三菱 アウトランダー PHEV
トヨタ ハリアーPHEV
トヨタ RAV4 PHEV
三菱 エクリプスクロスPHEV
トヨタ プリウスPHEV
センチュリーは皇室が使うような別格の車ですから、一般人からすると真っ先に除外。思っていたより選択肢は少なく、驚いたのは圧倒的にSUVタイプばかりなこと。そうでないのはプリウスしかありません。もちろん、フェラーリとかポルシェとか、BMW、ベンツといった外国車も含めれば話は変わりますが、ちょっとお財布が・・・
PHEVが無い日産は、独自のe-POWERというシステムでラインナップを展開している。ざっくり言えばモーターで走るのですが、必要な電気はガソリン・エンジンで発電するというもの。エンジンでは走らず、ガソリン駆動の発電機を載せているBEVという感じ。当然、充電するという仕組みは無い。
モーター走行で、加速性は当然良いのですが、いわゆる「燃費」という考え方では特に優位性はありません。また、基本的にガソリン消費は必須となるので、未来的には否定される仕組みではないかと思います。
免許を取得して以来、基本的にトヨタ車を乗り継いできた自分としては、やはりトヨタ以外はよほどのことが無いと選択肢には入ってきませんかが、ある程度全体を見渡しておきましょう。
プリウス(2000cc)を除くと他はエンジンが排気量は2400~2500ccで、馬力もほぼ同じてすが、エクリプス・クロスだけはかなり非力。モーターはプリウスとCX-60はFFですが、他はリア・モーターも搭載されています。フロント・モーターはいずれも180馬力程度で同じで、リア・モーターは54馬力くらいというのも同じ。ただし、エクリプス・クロスだけはリアが82馬力でエンジンの弱さを補っています。オフロード走行を中心に使いたい方は、エクリプスは選択肢に入るかもしれません。
電池はいずれもリチウム・イオン50Ah程度で同じ。動力性能・電池性能に数字上では大きな差がなさそうに見えますが、燃費や電力走行距離はトヨタに一日の長があることはさすがというところでしょうか。プリウスを除くトヨタの5車種は、エンジン・モーターはまったく同一のプラットフォームになっています。タンク容量や電池溶量も同じなので、選択の基準は純粋にエクステリア、インテリア、安全装備などの差で考えるしかありません。
プリウスはHEVの元祖であり、PHEVについも本家本元であることは間違いない。最初は爆発的に売れた3代目(30系)で2012年に登場しましたが、エンジンは99PSの1800ccと82PSのモーターを使用し、電力だけで26.4kmまで走行できました。2017年にフルモデル・チェンジした40~50系では電池容量を増やして電力走行は68.2kmに向上しました。
2023年初頭に発売された現行の5代目(60系)では、もう燃費向上が主目的のような開発理念は一掃され、「Hybrid Reborn」のコンセプトのもと、まったく違う車と言ってもよいくらいの変更がなされました。今までのもっさりしたデザインを捨て、まるでスーパーカーかというくらいフロントガラスを寝かせ流麗な外見になり、燃費が落ちても走りの楽しさを感じられる内容になったと言われています。
価格としては三菱自動車は比較的安価ですが、一番安いのはプリウスの460万円。それでも同一グレードのHEVに比べて90万円上乗せされています。その他は諸費用込みで最低で600万円は超えますし、最も高価なRXは900万円超えですから、安々とは手が出せないというのが本音です。