車選びは何の制約も考えなければ、めっちゃ楽しい・・・のですが、現実は厳しい。最大の難関は予算。10万、20万で買えるわけじゃない。その10倍、いや数十倍は必要ですから、貯金と現収入を秤にかけて・・・
旧車なんですが、来年3月に次の7年目の車検が来るんです。さすがに5年過ぎると、あちこち傷んでいるところが目に付くようになりました。それでも、コロナ禍でけっこう厳しい状況になったのでもう乗り潰すかとも思ったのですが、たまたまディーラーの担当に、今どき新車は1年くらいかかるだろうと、無理を承知で来年の車検に間に合うなら買うよとか言ってしまいました。
そしたら担当ががんばっちゃった。キャンセル枠をおさえたんで車検に間に合います・・・って、テッテレ~と音楽が鳴り響くのを感じました。これも運命と言うものかと腹をくくって、「国民車」たるプリウスのPHEVを買うことに決めたというわけ。
なんでプリウスかというと、今までのはエクステリアが好きじゃなかったのですが、現行の60系のかっこよさは突き抜けています。ハイブリッド車を普及させるという目的が無くなって、完全に走らせたい車としてまったく新しく生まれ変わった感じがします。
何しろ今年のカー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのも当然で、フロントガラスの傾斜角(車好きはAピラーの角度と言います)が21゜で、一般的な27゜よりかなり寝ている。そのため、ボンネットから自然に立ち上がるカーブが見事。ハンマーヘッドと呼ばれるトヨタの新しいフロント・マスク・デザインもインパクトは絶大です。
じゃあ、グレードは? 一番の決め手は安全装備の充実。さすがに若くはないので、トヨタのどんどん進化している安全装備は絶対に必要。他のメーカーと違って、あまり大々的な宣伝はしていませんが、他社と同等か場合によってはそれ以上のシステムがすでに搭載されています。となると370万円のHEVのグレードZが有力。これにさらなる機能が追加され、さらにPHEVとなったのがグレードZ PHEVで460万円で、その価格差は90万円。
現在、BEVとPHEVは国からエコカー補助金がつくのがポイント(HEVはつきません)で、これが55万円です。となると、実質的な差は35万円に縮まります。これは、他にもいろいろな要素はありますが、有用な追加機能を考えるとまったく悩む必要がない。
車の下取りは今はけっこう有利。全世界的に半導体不足で、新車の生産が滞り気味で、なかなか手に入りにくい。すぐに車が欲しいという人は、中古車に流れ気味で、中古車市場は上り調子です。
300万円くらいで購入した旧車は、以前の感覚ならもうじき7年だと下取り価格は数十万円。ところが、交渉の結果、何と、何と、100万円にしてくれました。というわけで、補助金が出る前提で、305万円という結果に大変満足しています。諸費用を入れて325万円くらいは、十分想定内でした。
普通に注文するとHEVで約1年、PHEVでも半年くらいの待ちなので、わずか3~4か月で納車されるというのは、待っている方には申し訳ありませんが、来年も頑張って働こうというモチベーションになりますね。