警察物、あるいは刑事物のドラマは山ほどあるわけで、数えたらきりがありません。自分の記憶では、最初に思いだすタイトル御三家は「特別起動捜査隊 (1961~1977)」、純粋に警察じゃありませんけど「東京警備指令 ザ・ガードマン (1965~1971)」、そして「キーハンター (1968~1973)」の3つ。
そのあと刑事ドラマの金字塔である「太陽にほえろ (1972~1986)」になるわけですが、さすがに毎年必ず殉職して入れ替わるのにはうんざりして次第に見なくなり、5年くらいしたらほとんど見なくなりました。「太陽にほえろ」のド派手版として始まった「西部警察」とか「大都会」はほとんど見ていません。
そして、1997年の「踊る大捜査線」まで時代は飛ぶんですが、連続ドラマは見ていませんでした。知ったのは、大ヒットした劇場用映画第2作の「レインボーブリッジを封鎖せよ」です。あの「レインボーブリッジ、封鎖できません!!」のやつです。所轄刑事VS警視庁の図式と、熱血漢青島とその仲間たち、そしてユーモアあふれるやり取りが見事に描かれていました。
近々、「踊る」は新しい映画が公開される予定がありますが、これは製作元のフジテレビの悪あがきという感じが否めません。やっぱり青島君が登場しない(らしい)「踊る」シリーズでは、片手落ちとごろか両手落ちという感じがします。
21世紀になって、単に刑事が走り回って事件を解決するというものは少なくなり、警察の中の専門部署に注目した作品や、刑事そのものの人間性が焦点になった多様なものが多くなりました。それぞれに味があって楽しみ方はいろいろですね。