2024年10月22日火曜日

ミス・シャーロック (2018)

配信系のHuluとHBOが共同で制作したドラマで、世界中で好評でした。タイトルから想像できる通り、竹内結子がシャーロック・ホームズをモデルにした探偵、ワトソン役は貫地谷しほりが演じました。

シリアで医療ボランティアに従事していた橘和都(貫地谷しほり)は、久しぶりに帰国しました。空港に出迎えに来たのは恩師の水野医師でしたが、再会の挨拶の最中に腹部が爆発し即死します。警視庁の礼紋警部(滝藤賢一)と部下の柴田巡査部長(中村倫也)が取り調べを担当し、水野の妻、亜紀子(水川あさみ)が警察署に駆け付けます。

遺体安置所にはすでに女性がいて、遺体の腹の中を漁るように調べていました。礼紋は彼女を犯罪心理学者のシャーロックと紹介しますが、ずけずけとした質問で亜紀子は倒れてしまいます。

何故、自らを「シャーロック」と名乗っているのかは次第に明らかになりますが、心理学だけでなく法医学やその他の雑学にも精通していて、デリカシーに欠ける自己中心的なキャラクターですが、事件の謎を解き明かす力は只者ではありません。

橘和都は行くところが無かったので、シャーロックのアパートにルームシェアすることになり、シャーロックの元に持ち込まれる謎の数々に関わっていくことになるのです。

シャーロックが自信過剰気味で、和都を顎で使うみたいなところは、本家「シャーロック・ホームズ」と似ていますが、19世紀のロンドンと違い舞台は現代の日本ですから、事件はいかにも現代風。

竹内結子と貫地谷しほりのキャスティングは絶妙で、実に雰囲気もマッチした演技が楽しめます。そういう意味ではSeason 2の企画もあったのはうなづけますが、実現しなかったのは残念としか言いようがありません。