さらにもう一つ。これは都筑区だけに限ったことではないと思いますが、いわゆる扁平足の問題を持った患者さんが増えたなぁ、と感じます。メディアでも若者の扁平足が話題になることがありますが、確かに若年化したと言えそうです。
足にはアーチという考え方があって、足の形を作っている複数の骨の並び方が前後方向に弓なりになっていて、これを縦のアーチと呼びます。また前側で指の骨が横に弓なりになっているのを横アーチといいます。
縦アーチが潰れた状態を扁平足、横アーチが崩れた状態は開張足(幅広足、だんびろと呼ばれます)。いろいろと原因はあるわけですが、複数の骨の連結がゆるんできたり、あるいは足の中の細かい筋肉が弱くなって起こることが多く、年齢とともに大なり小なり誰でも起こるものです。
しかし、足に合わない靴を無理に履いたり、運動不足、特に歩くことが少なくなったことが若年化に拍車をかけていると言えます。
足底の「たこ」や外反母趾も最終的には伴ってきますので、早めに自分の足のメンテナンスを行いたいものです。柔らかくて楽な靴ばかり探していると、ますます悪くなっていくことが多いので注意が必要ですよ。
2008年3月9日日曜日
おさらがずれる・なおさらいたい
もうひとつ、都筑区でクリニックをやっていて多いと思うのは、膝蓋大腿関節不適合症と呼ばれる問題です。膝蓋大腿関節亜脱臼、習慣性膝蓋骨脱臼なども同じような状態のことなんです。
患者さんの訴えは「膝を曲げると痛い」「膝を曲げると音がする」「膝ががくがくする」「お皿の骨がずれる」「お皿の骨が痛い」「膝が抜ける」「膝がはずれる」などなど。
要するにどういうとかというと、お皿の骨、膝蓋骨(しつがいこつ)と太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)との間の形が生まれつき悪かったり、あるいは太ももの筋肉が弱くて膝蓋骨をしっかり支えられなくて、膝蓋骨と大腿骨がうまくかみ合わないことが原因で起こるいろいろな症状なんですね。
運動量が増して膝の屈伸が増えてくる、でも筋肉が弱い10代後半から20代前半くらいの女性に圧倒的に多いのですが、整形外科疾患でそんなに多いものではありません。
もともと、自分のお世話になった大学の教授は、この問題の専門でしたので、年に100例くらいは患者さんが入院してくるのです。大学にいた頃は、ふつうにありふれた病気かと思っていましたが、大学を離れるとそうそういるもんじゃありません。
他の大学病院では年間数例と聞いたことがあります。リウマチ専門でやっているときは、当然診ることもありませんでした。ところが、開業してからは、うちのような患者の少ないヒマなクリニックにもかかわらず、月に一人くらいはいるんですよね。
都筑区は若いということでしょうか。ただ、若者も明らかに運動不足ということは間違いないように思います。
患者さんの訴えは「膝を曲げると痛い」「膝を曲げると音がする」「膝ががくがくする」「お皿の骨がずれる」「お皿の骨が痛い」「膝が抜ける」「膝がはずれる」などなど。
要するにどういうとかというと、お皿の骨、膝蓋骨(しつがいこつ)と太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)との間の形が生まれつき悪かったり、あるいは太ももの筋肉が弱くて膝蓋骨をしっかり支えられなくて、膝蓋骨と大腿骨がうまくかみ合わないことが原因で起こるいろいろな症状なんですね。
運動量が増して膝の屈伸が増えてくる、でも筋肉が弱い10代後半から20代前半くらいの女性に圧倒的に多いのですが、整形外科疾患でそんなに多いものではありません。
もともと、自分のお世話になった大学の教授は、この問題の専門でしたので、年に100例くらいは患者さんが入院してくるのです。大学にいた頃は、ふつうにありふれた病気かと思っていましたが、大学を離れるとそうそういるもんじゃありません。
他の大学病院では年間数例と聞いたことがあります。リウマチ専門でやっているときは、当然診ることもありませんでした。ところが、開業してからは、うちのような患者の少ないヒマなクリニックにもかかわらず、月に一人くらいはいるんですよね。
都筑区は若いということでしょうか。ただ、若者も明らかに運動不足ということは間違いないように思います。
2008年3月8日土曜日
かたまった・こまった
横浜市都筑区は大変住民の年齢は若く、人口18万人の平均はおおよそ38才だそうです。今の高齢化社会の日本では、信じられない数字ですが、そのせいかやたらと「四十肩」の患者さんが多い。しかも、けっこう我慢して固まってから受診するというパターンが定番になっている、と感じているのは自分だけでしょうか。
これは仕事の上でも、なかなか自分の健康を優先できない、社会の中心を担っている世代であるということなんだと思います。一方、インターネットの利用率も高く、様々な情報を手軽に得ることができるはずなんですが、不確かな情報が多く、それに惑わされているのかもしれません。と、言いつつ自分もホームページで「四十肩」を紹介しているわけで、そのあたりの責任の一部は関係しているかもしれません。
四十肩は独立した病名ではなく、いろいろな原因によって出てくる共通の症状に対する呼び名です。一番問題なのは、痛みのために「動かさない」と、肩の周囲の筋肉が萎縮して固くなってしまい、「動かせなく」なり、より痛みを出しやすい状態になってしまうということです。ここから悪循環に陥って、がちがちに固まってしまうと、治療も時間がかかって大変です。
ここで難しいのは、「適切な運動」です。なんでもぶんぶん動かせばいいというものではなく、「動かされる」ようなストレッチ運動と弱くなった筋肉の筋トレが必要なのです。これを自主トレでやるのはコツが要ります。
仮に手術が必要な場合であっても、このような運動は必要になってきますので、肩を動かしにくいと感じたら、早めに適切な運動をしっかりすれば、比較的悪くしないですむ場合が多いので、軽いうちに相談してもらいたいと思います。
これは仕事の上でも、なかなか自分の健康を優先できない、社会の中心を担っている世代であるということなんだと思います。一方、インターネットの利用率も高く、様々な情報を手軽に得ることができるはずなんですが、不確かな情報が多く、それに惑わされているのかもしれません。と、言いつつ自分もホームページで「四十肩」を紹介しているわけで、そのあたりの責任の一部は関係しているかもしれません。
四十肩は独立した病名ではなく、いろいろな原因によって出てくる共通の症状に対する呼び名です。一番問題なのは、痛みのために「動かさない」と、肩の周囲の筋肉が萎縮して固くなってしまい、「動かせなく」なり、より痛みを出しやすい状態になってしまうということです。ここから悪循環に陥って、がちがちに固まってしまうと、治療も時間がかかって大変です。
ここで難しいのは、「適切な運動」です。なんでもぶんぶん動かせばいいというものではなく、「動かされる」ようなストレッチ運動と弱くなった筋肉の筋トレが必要なのです。これを自主トレでやるのはコツが要ります。
仮に手術が必要な場合であっても、このような運動は必要になってきますので、肩を動かしにくいと感じたら、早めに適切な運動をしっかりすれば、比較的悪くしないですむ場合が多いので、軽いうちに相談してもらいたいと思います。
2008年3月7日金曜日
あざみ野棒屋先生はランナー part 2
あざみ野棒屋先生は、泌尿器科医の中では知らぬものはいないという、大変に著名な先生なのです。その大先輩をasobi.gifでいつもおちょくっている自分は何者? と言われてしまいそうですが、そういうものをそのまま受け入れてしまう懐の大きさが魅力であるといえます。趣味も多彩で、我々が垣間見ることの出来るものは、そのごく一部なのです。今度の日曜日に都筑区ロードレースという短距離マラソン大会に出場するにしても、周到な準備を怠りません。事前にコースを走り、携帯品の違いなどによるタイムの変化もチェックしています。また、各ポイントでの通過時間まで、下調べがしてあり、まるで走るために生まれてきたマシーンの如しです。
でも、かなり謙遜したタイムを自己予想で出しています。いざ、走り出したら、きっと一気に駆け抜けていくように思います。沿道で応援する皆さん、発表されている通過タイムよりかなり早めに通り過ぎると考えて準備してください。
もしも、あざみ野棒屋先生を知らない人がいたら・・・走りながら「センター南医療ヴィレッジ!!」と、叫んでいるランナーを探してください!!
2008年3月6日木曜日
イタリアン・ハンバーグだもんね

昨日から長女の友人が泊まりで遊びに来ていました。もう、何度も来ているので、うちがどんなに汚くても驚きません。こっちも気楽にお招きできます。でも二人とも違う大学に行くことになったので、もしかしたら今回が最後かもしれません。
そこで、「おとーさんの料理が食べたい!」という熱いリクエストに応えないわけにいきません。昨日は、帰りが遅かったので時間が無かったので、すぐにできる坦々鍋にしました。今日は違います。
ウ~ン、イタリア~ン。スパゲッティはもちろんですが、これは特に新しい物ではないので、今回写真は省略。タラコとペペロンチーノとナポリタンです。一人一人のお皿はチーズ・ハンバーグです。この際カロリー高めは目をつぶりましょう。
でも、実は超手抜きなのです。まずハンバーグはあざみ野業務用スーパーで売っている10個780円の冷凍。これがいけるんです。そのままでも、和風にしてもOK。今回はスパゲッティ用のレトルトのトマトソースをかけて、ピッザ用のチーズをふりかけ蓋をして、弱火で15分程度加熱。そうすると、チーズがとろとろになって極旨のイタリアン・ハンバーグになるのです。大好評のうちにディナー終了。トレビア~ン!!
あざみ野棒屋先生はランナー
2008年3月5日水曜日
クリニック血算・・・いや決算
今日は会計事務所の親分とうちの担当と方がやってきまして、昨年の確定申告についての説明を聞きました。うちがお願いしているのは、リッチフィールド税理士法人というところです。クリニックを数多く手がけていて、自分の経験からも実に的確なアドバイスをしてくれます。
うちのクリニックもけっして順風満帆で来ているわけではありません。でも、ポイントでのクリニック運営についてのアドパイスは大変にありがたく、ここまでなんとか来ているのもこの事務所のサポートによるところが無視できません。
さて、昨年はおおよそ5000万円ちょっとの売り上げに対して5000万円弱の支出があって、ほぼとんとん。年間では黒字になっていますが、微々たる物でした。それでも、何とか赤字ラインは脱することができました。しかし、当然生活はできません。
そこで、自分でもさすがに驚いたのは当直バイト。女子医科大学が年間でくれていたくらいの額の当直料をいただいていました。東京都都庁職員の給与ほどではありませんが、そこそこの額になっています。これは誰か(社長?)に是非褒めて貰いたいものです。ちなみに自分が当直に行っているところは、通常の当直料の2/3程度の安い当直料なんです。でも年を取ってくるとバリバリに救急車を受けるような当直はさすがにできませんので、しょうがないですね。
今のところ体力の限界は感じていませんが、こんな生活がやはりそう長くは続く自信はありません。コーナンの開店やグリーンライン開通には大きな期待を寄せているのは本音です。
とりあえず、今までの借金の関係で、今回も税金は還付。これで、この冬の患者さん減少のダメージの埋め合わせが出来ます。たぶん今のペースだと来年までは還付される可能性が高いそうです。これで何とか生きながらえることができるというものです。
うちのクリニックもけっして順風満帆で来ているわけではありません。でも、ポイントでのクリニック運営についてのアドパイスは大変にありがたく、ここまでなんとか来ているのもこの事務所のサポートによるところが無視できません。
さて、昨年はおおよそ5000万円ちょっとの売り上げに対して5000万円弱の支出があって、ほぼとんとん。年間では黒字になっていますが、微々たる物でした。それでも、何とか赤字ラインは脱することができました。しかし、当然生活はできません。
そこで、自分でもさすがに驚いたのは当直バイト。女子医科大学が年間でくれていたくらいの額の当直料をいただいていました。東京都都庁職員の給与ほどではありませんが、そこそこの額になっています。これは誰か(社長?)に是非褒めて貰いたいものです。ちなみに自分が当直に行っているところは、通常の当直料の2/3程度の安い当直料なんです。でも年を取ってくるとバリバリに救急車を受けるような当直はさすがにできませんので、しょうがないですね。
今のところ体力の限界は感じていませんが、こんな生活がやはりそう長くは続く自信はありません。コーナンの開店やグリーンライン開通には大きな期待を寄せているのは本音です。
とりあえず、今までの借金の関係で、今回も税金は還付。これで、この冬の患者さん減少のダメージの埋め合わせが出来ます。たぶん今のペースだと来年までは還付される可能性が高いそうです。これで何とか生きながらえることができるというものです。
都筑区ドクターブロガーに新しい仲間が増えた
今朝のBig News !!
都筑区で開業している医者で毎日ブログを更新しているのは3人と書いてきましたが、ついに期待の新星、ドクター・フリッカーが参戦。面白いことになってきました。
いつでも夢を
ますます、ブログがやめられない!! (誰に言っている??)
都筑区で開業している医者で毎日ブログを更新しているのは3人と書いてきましたが、ついに期待の新星、ドクター・フリッカーが参戦。面白いことになってきました。
いつでも夢を
ますます、ブログがやめられない!! (誰に言っている??)
2008年3月4日火曜日
センター南医療ヴィレッジに仲間が増えた
センター南医療ヴィレッジというのは、自分たちが勝手に命名したものですから、住所として正式に使えるわけではありません。正式には横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1ベルヴィル茅ヶ崎ビルの3階と4階がクリニック・スペースになっていて、実際のところまだ3階の1室が空いているわけです。
でも、主要な科は揃っていますので、入院設備こそありませんが、たいていのことには対応できるはずです。今日は、そのセンター南医療ヴィレッジの運営会議、というか飲み会でして、詳細はあざみ野棒屋先生がレポートすると思いますので、そちらにネタはおまかせするとして、本日のトピックスは、ビルのすぐ近くにCMポートビルというのがありまして、そこのDr.Aが運営会議に初参加したということでした。
Dr.Aはほぼ同じ頃に開業している不妊症専門の産科をやっています。今日は正式にセンター南医療ヴィレッジの一員として認められました。これからはお互いに協力して、様々な問題に取り組んでいくことになると思います。医療は、特に開業医はそれぞれの個人の力量によってがんばっているわけですが、そうはいってもいろいろな情報交換というのは科を超えて大変に重要ですので、自分たちの小さなグループではありますが、一致団結して患者さんの利便性を向上させることができることは大変に大きな意義があるのです。
自分は自他共に村(ヴィレッジ)の雑貨屋さんと名乗っていますが、最近村の対面に大きなショッピングセンターが開店したので、そちら側からよくわかるようにポスターを作って貼らせていただきました。ただし、いかんせん手作りですから、よーく見るとあらがバレバレですけど、心意気だけは認めて貰いたい。
それぞれのクリニックの患者さんが増えることが自分にも反映することだと思うので、是非センター南のコーナンやエディオンに買い物にお出での方は、ここに医療ビルがあることをお見知りおきください。さらに近くにDr.Aもいることも忘れないでください。
本日は「飲酒ブログ」であるため、思いきっり宣伝になってしまいました。
でも、主要な科は揃っていますので、入院設備こそありませんが、たいていのことには対応できるはずです。今日は、そのセンター南医療ヴィレッジの運営会議、というか飲み会でして、詳細はあざみ野棒屋先生がレポートすると思いますので、そちらにネタはおまかせするとして、本日のトピックスは、ビルのすぐ近くにCMポートビルというのがありまして、そこのDr.Aが運営会議に初参加したということでした。
Dr.Aはほぼ同じ頃に開業している不妊症専門の産科をやっています。今日は正式にセンター南医療ヴィレッジの一員として認められました。これからはお互いに協力して、様々な問題に取り組んでいくことになると思います。医療は、特に開業医はそれぞれの個人の力量によってがんばっているわけですが、そうはいってもいろいろな情報交換というのは科を超えて大変に重要ですので、自分たちの小さなグループではありますが、一致団結して患者さんの利便性を向上させることができることは大変に大きな意義があるのです。
自分は自他共に村(ヴィレッジ)の雑貨屋さんと名乗っていますが、最近村の対面に大きなショッピングセンターが開店したので、そちら側からよくわかるようにポスターを作って貼らせていただきました。ただし、いかんせん手作りですから、よーく見るとあらがバレバレですけど、心意気だけは認めて貰いたい。
それぞれのクリニックの患者さんが増えることが自分にも反映することだと思うので、是非センター南のコーナンやエディオンに買い物にお出での方は、ここに医療ビルがあることをお見知りおきください。さらに近くにDr.Aもいることも忘れないでください。
本日は「飲酒ブログ」であるため、思いきっり宣伝になってしまいました。
2008年3月3日月曜日
頑固な患者さん
今日は一人のお年寄りの話。
今日はどうされたんですか?
腰から背中が痛いんです。ときどき足が歩いていると硬くなる。休むと歩けます。
レントゲンでも典型的な脊柱管狭窄症ですね。今までには治療したことは無いのですか?
A大学病院に行きましたけど、同じ病名を言われて薬を90日分だされました。飲んでも効果はありませんでした。今は親戚の勧めで、新宿にあるクリニックに言っています。自分よりも年を取った先生が、注射で軟骨ができて治ると言っています。
それはありえません。現在の医学では注射で軟骨を形成させることは不可能です。その先生は整形外科専門医ですが。
違うと思います。病名も違うと言っています。でも大学では相手にしてくれませんので、どうしようかと思っています。
どうしてうちにお出でになったのですか。
他の先生の意見を聞きたくて来ました。
だったら、あなたの場合は典型的なので、あまり他の話をすることもないですよ。現在は手術が必要な状態ではないので、大学病院に通うようなものではありません。内服が効果が無いのなら、頻繁に通えるなら物理療法で電気とか温熱を中心にしますし、あまり来れないようなら2週間に一度点滴をします。
他の先生にも聞いてみたいと思います。
それはかまいませんが、整形外科専門医なら、それほど悩む状態ではないので、何人に聞いてもあまり違う話はでませんよ。
じゃ、考えてみます。
この患者さんの場合には問題がいくつかあるようです。まず、大学病院の対応。大学病院は高度な医療を提供する場です。たとえば大学病院へかぜの患者さんが集中したら、大学でしか治療できないひとを治療する余裕が無くなってしまいます。
ですから、状態がはっきりしたのなら患者さんを近くの一般病院か、開業医に紹介すべきでしょう。90日処方というのは、いくらなんでも長すぎです。大学も経営が成り立たなくては存在できませんから、このような中途半端なことが起こってしまうのです。このお年寄りは、大学が自分を相手にしてくれないということから医療不信に陥っているようでした。
そしてもう一つは新宿のクリニック。かなりお年寄りの開業医の先生のようですが、自分の信念に基づいているのでしょうが、現在の医学的常識からかけはなれていることに気がついていないようです。それは大変に危険なことで、医療から学問を抜いてしまうと、最悪の場合ヒポクラテス以前の「祈祷師」と同じになってしまいます。
そして最後に患者さん自身。自分が納得できるまで、ジプシーのようにあちこちを転々と渡り歩いているのです。下手をすると正しいとか正しくないとかという議論よりも、自分に都合のい良い話が聞けるまで続くかもしれません。そうなる原因を作ったのは医者かもしれませんが、早くじっくりと治療をすることが大事であることに気がついてもらいたいと思います。
結局、このお年寄りが期待していたような説明は出来なかったかもしれません。むしろ、面白くない厳しい話をしてしまいました。患者さんが再診してくれるかどうかは、自分が患者さんを納得させられたかにかかっているようです。再診してくれなければ、自分の対応もま
かったということです。
今日はどうされたんですか?
腰から背中が痛いんです。ときどき足が歩いていると硬くなる。休むと歩けます。
レントゲンでも典型的な脊柱管狭窄症ですね。今までには治療したことは無いのですか?
A大学病院に行きましたけど、同じ病名を言われて薬を90日分だされました。飲んでも効果はありませんでした。今は親戚の勧めで、新宿にあるクリニックに言っています。自分よりも年を取った先生が、注射で軟骨ができて治ると言っています。
それはありえません。現在の医学では注射で軟骨を形成させることは不可能です。その先生は整形外科専門医ですが。
違うと思います。病名も違うと言っています。でも大学では相手にしてくれませんので、どうしようかと思っています。
どうしてうちにお出でになったのですか。
他の先生の意見を聞きたくて来ました。
だったら、あなたの場合は典型的なので、あまり他の話をすることもないですよ。現在は手術が必要な状態ではないので、大学病院に通うようなものではありません。内服が効果が無いのなら、頻繁に通えるなら物理療法で電気とか温熱を中心にしますし、あまり来れないようなら2週間に一度点滴をします。
他の先生にも聞いてみたいと思います。
それはかまいませんが、整形外科専門医なら、それほど悩む状態ではないので、何人に聞いてもあまり違う話はでませんよ。
じゃ、考えてみます。
この患者さんの場合には問題がいくつかあるようです。まず、大学病院の対応。大学病院は高度な医療を提供する場です。たとえば大学病院へかぜの患者さんが集中したら、大学でしか治療できないひとを治療する余裕が無くなってしまいます。
ですから、状態がはっきりしたのなら患者さんを近くの一般病院か、開業医に紹介すべきでしょう。90日処方というのは、いくらなんでも長すぎです。大学も経営が成り立たなくては存在できませんから、このような中途半端なことが起こってしまうのです。このお年寄りは、大学が自分を相手にしてくれないということから医療不信に陥っているようでした。
そしてもう一つは新宿のクリニック。かなりお年寄りの開業医の先生のようですが、自分の信念に基づいているのでしょうが、現在の医学的常識からかけはなれていることに気がついていないようです。それは大変に危険なことで、医療から学問を抜いてしまうと、最悪の場合ヒポクラテス以前の「祈祷師」と同じになってしまいます。
そして最後に患者さん自身。自分が納得できるまで、ジプシーのようにあちこちを転々と渡り歩いているのです。下手をすると正しいとか正しくないとかという議論よりも、自分に都合のい良い話が聞けるまで続くかもしれません。そうなる原因を作ったのは医者かもしれませんが、早くじっくりと治療をすることが大事であることに気がついてもらいたいと思います。
結局、このお年寄りが期待していたような説明は出来なかったかもしれません。むしろ、面白くない厳しい話をしてしまいました。患者さんが再診してくれるかどうかは、自分が患者さんを納得させられたかにかかっているようです。再診してくれなければ、自分の対応もま
かったということです。
2008年3月2日日曜日
ひな祭りディナー
今日は当直あけで、久しぶりに休日の日曜日でした。朝から眼鏡屋さんにいきました。次男にめがねを作ったのです。去年ルミエール眼科で眼鏡処方箋を出して貰っていましたが、本人がなかなかめがねを嫌がって、ここまでほったらかしになっていました。ついでといっては何ですが、自分もついに老眼鏡を作ってしまいました。最初はできあいのでもいいかと思っていたのですが、検眼してもらうと、だいぶ左右で差があるので、結局オーダーメイド。そのまま食材の買い出しへ。
と、いうのも、我が家には、「社長」と長女と♀のミニチュア・シュナウザーがいるわけで、女の子の祭りであるひな祭りは無視できないイベントであるわけです。そこで、今日が日曜日なので、本日ひな祭りディナーの運びとなりました。
定番のちらし寿司をメインに鶏の唐揚げと刺身盛り合わせという、最近でき豪華な食卓となっています。とは言っても、ボリュームで勝負の鰹のたたき、とか特売唐揚げなど、サイドメニューはそれなり。
メインのちらし寿司は、あなご・玉子・ネギトロ・いくらを並べています。大葉の細切りが味のアクセントになっています。自分の領域をはっきりさせるために、これらの具材を五等分しておくことが大事なんです。でないと、いっきにガバーっとかっさらっていく奴らがいるのです。
でも、だいぶ我が家も少食になってきました。この前までは米5合分のちらし寿司を作っていましたが、今回は3合でたりました。
春雨スープ・・・いえラーメンです
2008年3月1日土曜日
話題のカップラーメン
コンビニのカップラーメン売り場でYahooの文字に目を奪われ、ついつい手に取ってしまいました。要するにマルちゃんの東洋水産とYahooがタイアップして新発売した、「本気盛(まじもり)」というシリーズなんですね。これをインターネットを利用して人気投票しようという、思わず両方食べ比べてみたくなるなかなかgoodな企画物なのです。スペシャル・サイトを見てみると、開発の経緯が詳しくのっています。まず、どんなものがいいかというインターネット投票で「こってり」が選ばれ、続いてスープ投票で「豚骨と塩」が選ばれています。さらに具材の投票も行われ、その結果「鶏たっぷり濃厚塩味 with 鶏だんご」「ニンニク焦がし油濃厚豚骨味 with 王道博多系具材」の2種類が決まりマルちゃんが製作して発売ということのようです。
それにしても、企画の始まりから発売まで半年とかかっていないというのは驚きです。そんなものなんだ。実食してさらに3月なかばまでインターネットからチャンビオンを投票ということになっています。そんなわけで、自分はまんまと企画に引っかかって両方食べてしまうことになったわけでして、少しは味の批評をしないわけにはいきません。
では、まず豚骨から。焦がしニンニンク油というのは、つまりマー油のことでして、マー油と聞いただけで、すでに投票ボタンに指が触れてしまいそうです。味は・・・たいしたことはない。ふつーの豚骨系カップ麺の味です。確かに濃厚な感じですが、どちらかというととろみがついているようなまとわりつき感という方が正しいかも。麺は比較的太めで軽く縮れが入っています。具は王道というだけあって長ネギ、紅ショウガ、チャーシュー。ただ、カップ麺によくあるパターンで、それぞれが小さくて、あまり味がしません。
一方、塩味は鶏スープベースのようで、一般的な牛骨スープや、最近よくある和風魚だしスープとはちょっと違う。濃厚感は豚骨と一緒。麺も同じです。具材の鶏だんごは比較的大きくて、数があるので、けっこう味が感じられます。というわけで、本来なら豚骨の方が好きなんですが、今回は塩味に一票、ということで。さて皆さんのお好みはどちら?
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