もともと住んでいた渋谷の実家。隣の家との距離は数10cmで、こどもの自分でさえ、窓からとなりのベランダに簡単に飛び移れそうでした。
自分は実際にはやったことはありませんが、それをいとも簡単に毎日のようにやっていたもんがいました。それが隣の三毛猫。名前はみけ。
う~ん、あまりに安易な名前なのですが、「みけ、みけやぁ~い」とうちの窓からも呼んでいたものです。すると、ぴょんっと飛んできます。
すると、まんまつぶに鰹節をがりがりとけずった細かいかすを混ぜた物をあげたりします。すると、みゃーぉ、とか言いながら旨そうに食べて、またもやさっと隣へと帰っていくわけです。
犬は人につき、猫は家につくとはよく言ったもので、隣のみけはそのあたりは、たいへんにうまく立ち回っていたんでしょうね。
ですから、自分は犬は飼いたいと思うわけですが、猫を飼おうとは思わないんですよね。もちろん、ゴロニャンとしているところは可愛いと思いますが、どうもあちこちで八方美人になっていそうですから、よその家の猫を可愛がっているくらいがちょうど良さそうです。