もう、完全に消滅したと言ってよい文化のひとつ。
テレホンカード。
おそらく平成前半生まれ、30代の人はかすかに知っているかもしれない。平成後半生まれは知らない方が多いのではないかと思います。
携帯電話が普及し、スマートホンになってほぼ一人一台持つようになると、街からどんどん消滅したのが公衆電話。今や、間違いなく絶滅危惧種。
公衆電話が消えれば、それに伴って硬貨に代わって電話をかけられるテレホンカードは役目を終えるのが当たり前です。以前は、ちょっとした「記念品」として配られることも多かった。
ちょこっと片付け物をしていたら、懐かしい未使用のテレホンカードが出てきました。
しかも、1994年全日本テニス選手権で女子シングルス優勝の記念として、神尾米さんが直筆サイン入りで配ったものです。
当時は、若手女子として伊達公子、神尾米、杉山愛の三人が注目されていた時代。神尾は肩を痛めて1997年に引退してしまったので、伊達・杉山と比べて活躍期間は短い。
何にしても、さしあたって使うところが無いし、欲しいと言う人もいないでしょうから、またどこからしまい込んで何年かしてから「お~っ!」となるんでしょうね。