2026年4月2日木曜日

SAKURA 2026 @ 荏田南町


毎年お馴染みの、荏田南の一番桜の名所です。

やっぱり、天気がいまいちなので、ちょっと見栄えが悪いのが残念なところ。

それでも、これだけたくさんの桜がまとまって咲いている場所は近くにはありません。

丘の上にある老人施設までの上り坂沿いに桜が植えてあります。施設ができた2005年に桜も植えられ、今年で20回目の満開というところでしょうか。

実際には、10年くらいだったころから見応えがあるようになったんですが、苗木の時から見てきたので、成長が嬉しくなります。あと30年くらいは、この地で見る人を楽しませてくれるでしょう。

2026年4月1日水曜日

SAKURA 2026 @ あざみ野


4月です!!

今年の桜は開花が早めだったのですが、無事に4月の桜となりまた。

あざみ野駅から西の通りを進んで、PET FORESTや三規庭がある交差点を左に曲がると、そこは地元では「桜通り」と呼び大人気の桜の回廊が出現します。

何しろ500mくらいは続くので、なかなか見応えがある。

去年は伐採されたのか、なんかしょぼい感じで残念だったのですが、今年はだいぶ復活しています。

桜並木のトンネルというのは、なかなか風情があるので、この時期あえて何度が通ったりします。

ただ、今年はどうも天候に恵まれない。青空でないと、やはり桜は映えません。

今週いっぱいは何とかもちそうですが、雨と風でだいぶ花散らしにならいないことを祈ります。


2026年3月31日火曜日

ナイト&デイ (2010)

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの人気者がW主演したスパイ・アクション映画・・・と言っても、はちゃめちゃなラブコメ要素満載で、最初から最後までオシャレな作品です。監督は「グレーテスト・ショーマン」のジェームズ・マンゴールド。トム・クルーズは「ソルト」に主演する準備をしていたのですが、製作サイドとの意見が合わずにこちらに乗り換えました。

ジューン・ヘイヴンス(キャメロン・ディアス)は、空港でロイ・ミラー(トム・クルーズ)と偶然出会います。飛行機に搭乗すると、乗客は数人。ジューンがトイレに入ると、乗客全員がロイに襲い掛かってきます。さらに客室乗務員や操縦士までもが敵という状況でした。ジューンがトイレから戻ると。ロイは申し訳なさそうに、「全員やっつけちゃったので操縦士がいない」と話し、トウモロコシ畑に強引に着陸させます。

ロイはジューンに、政府の人間を装った危険な悪者が近づいてくるから、僕のことは知らないと言うこと、奴らの車に乗らないこと、安全・安心・保証と言ったら逃げろと説明して睡眠薬を飲ませます。ジューンは気がつくと自宅にいました。外出すると、CIAのフィッツと名乗る人物がジューンを無理やり車に乗せます。

フィッツは、ロイもCIAの人間だが、凶悪で仲間を裏切ったため我々が追いかけていると説明します。その時、何者かの集団により車が銃撃され、フィッツは車外に投げ出され運転手は撃たれて死んでしまいます。ジューンは、暴走する車内で後ろの座席から何とハンドルを動かしていると、何とロイがどこからともなく飛び移ってくるのです。何とか危機を脱しましたが、ジューンは怖くなって逃げ出します。

レストランでジューンが地元の友人にこれまでの出来事を話していると、ロイが再び現れ監視カメラがあることを承知で暴れて強引にジューンを連れ去ります。ロイはこれまでのいきさつを説明し始めます。自分はCIAのエージェントだが、フィッツと共に世界を変える大発明をしたサイモンという若者を護衛していたが、フィッツが裏切ってサイモンと発明品を武器商人のアントニオに渡そうとしていることがわかった。そこでサイモンを誰も知らない場所に匿ったところ、CIAから追われる身になったというのです。

二人はサイモンの隠れ家に向かいますが、到着が遅くなったためサイモンはいません。そこにアントニオの部隊が襲撃してきて危険な状況になったため、ロイは再びジューンに睡眠薬を飲ませるのでした。ジューンは今度は無人島で目を覚まします。そこはロイの隠れ家でしたが、ジューンにかかってきた携帯電話によって逆探知され、再びアントニオの襲撃を受けるのです。

サイモンの隠れ家に残された暗号を解読したロイは、鉄道好きのサイモンがオーストリアに向かったことがわかり、やっとサイモンと合流することができましたが、今度はCIAの殺し屋に襲われるのです。何とかザルツブルクに到着しホテルに落ち着くのも束の間、フィッツらのCIAに追跡され、銃撃されたロイは川に沈んでしまうのでした。

とにかく展開がスピーディでまったく飽きさせません。主役の二人は、「バニラ・スカイ」以来10年ぶりの共演ですが、「ミッション・インポッシブル」と「チャーリーズ・エンジェル」でアクションはお手の物なので、スタントマンの起用は最小限です。本人たちの派手な立ち回りはスリルがあって、まさに見ていて手に汗握るという感じ。

トム・クルーズだから悪人ではないだろうと思って見てしまうのですが、おそらく制作側はそんなことは百も承知で、裏切り者扱いされている理由は小出しにして謎をうまく引っ張ることで、視聴者の注意を釘づけにしています。また、随所にコメディ要素を散りばめて、緩急の変化も忘れていません。

・・・なんですが、興行的にはあまり振るわなかったようです。めちゃくちゃ楽しい映画なんですけどね。

2026年3月30日月曜日

ソルト (2010)

ハリソン・フォードが主演した「ジャック・ライアン・シリーズ」のフィリップ・ノイスが監督。アンジェリーナ・ジョリーを主演に、アメリカCIAとロシアの二重スパイという、かなりスリリングな追いかけっこを描いたシリアスなスパイ・アクション映画です。

ベテランCIA工作員のイブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、北朝鮮に潜入中に拘束され、捕虜交換で解放されました。その後、開放に当たって尽力した蜘蛛学者のマイクと結婚しました。

その2年後、CIA本部にロシアから亡命を希望したオルロフが現れます。ソルトが事情聴取を行うと、ロシアには生まれてすぐから徹底的に洗脳・教育されたこどもたちが、アメリカに送り込まれていて、彼らは一斉蜂起するチャンスをうかがっていると話します。そして、もうじき行われるアメリカ副大統領の葬儀で、出席するロシア大統領を暗殺することになっていると話を続け、その任務を行う者の名前はイブリン・ソルトだと言うのです。

オルロフは建物内から逃亡したため、ソルトの上司のウィンター(リーヴ・シュレイバー)と諜報部のピーボディ(キウェテル・イジョフォー)は、とりあえずソルトを拘束して事実確認をしようとします。しかし、ソルトはマイクと連絡がつかないことを不審に思い、厳重な警備をかいくぐって彼女もまた逃亡するのでした。

副大統領の葬儀に現れたソルトは、ロシア大統領暗殺に成功し再び姿を消します。そして、アメリカ人としてずっと暮らしてきた仲間のアジトで、ソルトは再びオルロフと再会します。そこには捕らえられていたマイクも捕まっていて、オルロフはソルトの忠誠心を試すためにマイクをソルトの目の前で殺すのでした。

彼らの目的は、ロシアのアメリカに対する敵意を煽ると同時に、アメリカの核ミサイルでイスラムの都市を攻撃して、世界中からの一斉攻撃によってアメリカを潰すことにありました。そのために、ソルトの次の任務はホワイトハウスに侵入し、大統領を地下深くのシェルターに追い込むことでした。しかし、マイクを殺された怒りに燃えるソルトは、彼らを殲滅し計画を潰すためにホワイトハウスに向かうのです。

もともとは、トム・クルーズ主演で企画されていたのですが、内容に納得できないクルーズが途中降板したため、急遽主人公を女性に変更してアンジェリーナ・ジョリーを配役されたといういわくつきの作品です。

内容的には、全面を貫く緊迫感はかなりあるのですが、仕立て上げられた二重スパイが何十年も指令を待っているというところからして、ややリアリティが感じられません。またジョリー一人にアクションを頑張らせている感じで、周りが弱すぎる。まぁ、主役ですから、それはそれで良しとするしかありません。

色気抜きでアンジェリーナ・ジョリーのアクションを堪能するには丁度良い作品というところでしょうか。最後はいかにも続編ありきみたいな終わり方なんですが、今のところ確実な情報は特に無いようです。

2026年3月29日日曜日

Mr.&Mrs. スミス (2005)

サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督の1941年の映画に「スミス夫妻」というのがあり、ヒッチコックにしては珍しい夫婦喧嘩を描いた純然たるコメディです。本作の原題「Mr. & Mrs.Smith」というのは同じで、やはり夫婦喧嘩を描いていますが、(インスピレーションは得たかもしれませんが)基本的には別の作品です。

監督は「ジェイソン・ボーン・シリーズ」のダグ・リーマン、脚本は多くの「X-MENシリーズ」を手掛けたサイモン・キンバーグです。主演のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作で知り合い、のちに結婚(と離婚)するきっかけとなりました。

結婚して5年目、やや倦怠期に突入したジョン・スミスとジェーン・スミス夫妻。それぞれ建設会社、IT会社の経営者ですが、お互いに秘密にしていることがあって、二人ともそれぞれの会社を隠れ蓑にしている別々の組織に属するプロの殺し屋だったのです。

ジェーンがいつものようにターゲットを狙っていると、ジョンも同じターゲットを狙ってきたために、お互いが邪魔して仕事は失敗します。それぞれの組織から48時間以内に邪魔した奴を抹殺しろ、さもなければ失敗した責任を取ってもらうといわれた二人は、ついに邪魔した者が自分の妻であり夫であることが判明するのです。

ついに二人はお互いに拳銃、ショットガン、そして機関銃で武装して本気の殺し合いを始めてしまいます。そこへ組織が二人を始末するためのチームを送り込んでくる。何とかその場を逃げだした二人は、お互いにやっと本当の自分の話をするのです。

どうやら、殺し屋同士が結婚しているのに気がついたそれぞれの組織が、結託して二人を抹殺するために囮の仕事を回してきたらしい。こんなったら、もうド派手な夫婦喧嘩をしている場合じゃない。二人は協力して立ち向かうことにするのでした。

ジョン、ジェーン、スミスというのは、アメリカではもっともありふれた名前らしい。つまりこのタイトルは鈴木の太郎さんと花子さんみたいなもので、どこにでもいるような人たちということのようです。もっとも、それぞれがどっちも殺し屋という状況は普通ではない。

結局、一見どちらもスパイみたいな生活をしている夫婦の壮大な夫婦喧嘩というラブコメなんですが、人気俳優の二人がけっこう派手にアクションをこなすので、そんなめちゃくちゃなことも楽しんで見ていられるというものです。

2026年3月28日土曜日

スパイ・ゲーム (2001)

これは、一風変わった傑作スパイ映画で、スパイ活動のノウハウをいくつかの事例を通して明らかにしていきます。主演のロバート・レッドフォードは当時大ベテランの65才、ブラッド・ピットは40歳手前で人気俳優の仲間入りをしてまだ数年という時期です。監督は「トップ・ガン」のトニー・スコット。

ネイサン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)はベテランのCIA工作員ですが、明日定年退職することになっていました。しかし、その日の朝、香港支局長のダンカンからの電話で、トム・ビショップ(ブラッド・ピット)が中国当局に逮捕されたという知らせを聞かされます。

目前に迫っていた米中通称会議に関わる盗聴の任務に就いていたはずのビショップが、独自に蘇州刑務所に収監されていた白人女性を救出しようとして失敗したのです。CIA本部では、ビショップが何故独断で行動したのかを調べるために、かつてビショップの上司であったミュアーを会議に同席させます。

ミュアーが初めてビショップと会ったのはベトナム戦争末期、敵将軍暗殺作戦でした。ミュアーは、狙撃手として見事に作戦を成功させたビショップの才能を評価してCIAに引き抜きます。ミュアーはビショップにスパイのイロハを教え込んでいきますが、東ドイツからの亡命を手助ける任務では、事態が発覚し亡命者を置き去りにするしかなくなります。その後亡命者は処刑され、ビショップはスパイの厳しい現実を突きつけられるのでした。

ミュアーはそれらの話を小出しにしながら、CIAがビショップを見捨てるつもりであることを察知し、退職後の生活に用意していた全財産を現金化しダンカンに送ります。ダンカンはその金で役人を買収し、刑務所を停電させるようにしました。ミュアーは、CIA長官のサインを偽造した指令書をアメリカ海軍に送り、蘇州刑務所襲撃・人質解放作戦を敢行させようとしていたのです。

アクションらしいアクションは冒頭のビショップの刑務所侵入のところくらいで、ほとんどはミュアーがビショップとの作戦を回想していく形でストーリーが進みます。この中で、スパイとして素人だったビショップが成長していく様子が描かれ、スパイとはどういうものかが見ている者に理解できるようになっている。

しかし、スパイが逮捕され処刑されるまで24時間というタイム・リミットがあるため、時々今の時刻が画面に表示され、緊張感を強くしていきます。また、直接現場で行動ができない状況で、ちょっと話しては会議室を抜け出すミュアーが、少しずつビショップ救出のために動くところが、サスペンスとして面白い。

非情に徹するミュアーに対して、人として情を捨てきれなかったビショップ。しかし、ミュアーも実は人であったことが、回想の中でのちょっとした会話を伏線として結末に大きく関わって来るのは、大変脚本がよく出来ていると思います。新旧イケメン俳優の競演も楽しめる作品です。

2026年3月27日金曜日

SAKURA 2026 @ 早渕川向岸


クリニックの裏手に流れる早渕川の岸辺の向こう岸は土手になっていて、ちょっとした桜並木になっています。

まぁ、目黒川ほど立派ではないですが、この辺りではちょっとしたお花見スポットです。

毎年、この話題を書いているので、新しい話ではまったくないのですが、樹の勢いもあって今が見頃です。

此岸の桜がまだまだ満開とは言えないのですが、向こうは満開に近い状態なので向岸の方が日当たりが良いのかもしれません。

2026年3月26日木曜日

SAKURA 2026 @ 早渕川此岸


クリニックのあるビルの、駅から見て後ろ側にコーナン・ホームセンターの巨大な建物、さらにその後ろにあるのが早渕川です。

その早渕川の此方側に植えてある桜は、ある意味自分が最も近くで見れる桜なんですが、基本的には開花はしていますが、まだ三分咲きというところでしょうか。

昨日は天気も悪かったので、かなり見栄えが悪いのですが、咲き始めたばかりなので雨に打たれて長持ちするかもしれません。

2026年3月25日水曜日

SAKURA 2026 @ 生田


いよいよ、桜が咲き出しました。

開花は平年よりも数日早めということらしい。一昨年よりは去年の方が早く、去年よりも今年の方が早い印象です。

気候が暑くなって、花芽の生育がどんどん早くなっているのかもしれません。そうだとすると、単純に喜んでいる場合じゃないかもしれません。

今年の最初に紹介するのは、生田です。しだれ桜で、他の場所ではほとんど見かけません。

しだれ桜(枝垂桜)は、エドヒガンという桜の仲間で、寿命が大変長い。開花はソメイヨシノよりはちょっと早いらしい。

何にしても、いよいよ春到来という感じです。

2026年3月24日火曜日

SPY/スパイ (2015)

実に潔いタイトルのコメディ系スパイ映画。監督はポール・フェイグ。こちらの作品は、骨格は王道のスパイ物なんですが、何しろ活躍するのが現場は初めてという、40歳過ぎの体重が多めの"おばちゃん"です。

CIAの分析官のスーザン・クーパー(メリッサ・マッカーシー)は、現場に出るファイン(ジュード・ロウ)と長年バディを組んで活躍してきました。ファインが付けたコンタクレンズ型カメラで送られてくる映像・音声と、スパイ衛星を使った標的の動きをキャッチすることで、ファインに的確な行動を指示するのです。

しかし、ファインは核爆弾の行方を追っているうちにターゲットのレイナ・ボヤノフ(ローズ・バーン)に射殺されてしまうのです。レイナが活動中のCIAエージェントはすべて知っていると言っていたことから、スーザンは敵に知られていない自分がファインの任務を引き継ぎ、そして彼の仇を討つと言うのです。スーザンに許可が出たことで、短気なフォード(ジェイソン・ステイサム)は、CIAを辞めてしまいました。

スーザンはまずパリに飛び、爆弾売買の仲介人であるセルジォ・デ・ルーカ(ボビー・カナヴェイル)を監視することになりますが、独自に捜査を始めていたフォードが現れ現場の仕事がどれほど危険な物か話し、スーザンには無理だと言うのでした。しかし、スーザンはフォードのバッグが爆弾入りにすり替えられたところを目撃し、間一髪でフォードを救うのでした。さらに一味を追跡し、デ・ルーカがローマに向かうことを確認しました。

ローマでは、デ・ルーカに接触しようとカジノに入りますが、偶然にレイナを発見するのです。レイナの酒に毒がいれられるところを目撃したスーザンは、レイナにそのことを知らせて助けることで信用され。これからブタペストに行くと言うレイナに同行することになりました。

しかし、ブライベートジェットの機内でも裏切り者の子分にレイナが襲われ、再びスーザンはレイナの命を救うことになります。ブタペストで、レイナはデ・ルーカを通して核爆弾の買い手と接触することになっていましたが、またもや襲撃を防いだスーザンは暗殺者と格闘になりますが、そこへ何と死んだはずのファインが姿を現し暗殺者を仕留めるのでした。

ファインを演じたのがジュード・ロウですから、最初にあっさりと殺され退場というのは怪しいなと思っていたら、そういう展開ですかと拍手したくなりました。スーザンがスパイとして覚醒するのが早すぎるようなところもありますが、最初にCIAの一員として多くの実践訓練も受けていたという説明があったので、まぁ許容範囲というところ。アクション・スターのジェイソン・ステイサムが、ここではちょっとマヌケな感じの役所というのが面白い。

スーザンが現場に出ることになって、本部でバディを組むのが親友のナンシーなんですが、縦に長いナンシーと横幅のあるスーザンは、まるでC3-POとR2-D2コンビみたいな感じがします。主演のメリッサ・マッカーシーは、実績のあるコメディエンヌのようですが、おそらく体型的にはどう見てもアクション向きではない。それでも、要所要所ではそこそこ頑張っていて、スリルを増大することに成功していると思いました。

なお、ちょっと引いてしまいそうな下ネタ満載のところは、見る人選ぶかもしれませんので、要注意です。特に、暗殺者の男の×××のアップは、はっきり言って悪乗りし過ぎで、せっかくの映画の評価を落としているとしか言いようがありません。

2026年3月23日月曜日

ゲット スマート (2008)

 1968年から1968年にかけて、日本でテレビ放送されたアメリカのテレビ・ドラマの一つに「それ行けスマート」というスパイ物がありました。秘密機関であるコントロールと悪の結社カオスの戦いを描いたもので、スパイ物と言ってもパロディをふんだんに取り入れたコメディでした・・・と言っても、タイトルは記憶にありますがほぼ見たことはありません。

タイトルと基本設定をそのままに、劇場版映画になったのが本作で、監督は「ロンゲスト・ヤード」のピーター・シーガル。アクションはあまりたいしたことはありませんが、ストーリーの中に無理なく詰め込まれたギャグを楽しむというのが正解の映画です。

主として冷戦時代に活動したアメリカの秘密諜報機関であるコントロールは、表向きは解体したことになっていますが、宿敵である悪の秘密結社カオスとの戦いは水面下で続いていました。

マックス・スマート(スティーヴ・カレル)はコントロールの優秀な分析官ですが、憧れのかっこいいエージェントになりたくて、何度も昇格試験を受けていました。今回もテストそのものは合格でしたが、上司から分析官は必要だからとエージェント昇格は見送られてがっかりするのです。本部に戻ると、驚いたことに内部はカオスによってめちゃくちゃに破壊され、各エージェントの個人情報が盗まれていました。

エージェントは素性がばれて次々と殺されていきます。顔バレしていないマックスが、急遽エージェント86に昇格し、美容整形で顔がまったく変わってしまったエージェント99(アン・ハサウェイ)と共に、情報を頼りにロシアに向かうことになります。

カオスが核爆弾を製造していることを突き止めた二人は、モスクワのパン工場に偽装した核施設に飛びます。最初は現場についてはド素人のマックスを煙たがっていたエージェント99でしたが、彼の鋭い観察眼と分析を目の当たりにして少しずつ信頼を寄せるようになりました。

モスクワの工場に忍び込み二手に分かれると、マックスは地下で核兵器工場を発見し、地上部分を爆破して工場を使い物にならなくしました。しかし、後始末に現地に着いたエージェント23(ドウェイン・ジョンソン)は、どこにも核施設の痕跡が無いと報告したため、マックスは二重スパイの疑いをかけられ拘束されてしまうのです。

スティーブ・カレルは、90年代から活躍するコメディ俳優で、映画とテレビで有名なようで、アメリカ版"内村光良"みたいな感じ。人気女優のアン・ハサウェイは、この映画の後に「ダーク・ナイト・シリーズ」でのキャット・ウーマン、「オーシャンズ8」などでそこそこアクション物にも出演しています。年齢的にはアメリカ版"綾瀬はるか"という感じでしょうか。

スパイ・アクションとしてはそれほどすごいシーンは無いのですが、ストーリーの進み方がうまい。あきさせない脚本と、スピーディな演出がうまくかみ合い、主役が現場素人という特徴がうまく盛り込まれた作品になりました。

2026年3月22日日曜日

半蔵モン線


 久しぶりに田園都市線にのりました。

あれ? 何か紫色が目立つなぁ。こんなに紫っぽかったっけぇ?

と、思っていたら、よく見たら周りの広告がメタモンだらけじゃないですか。

メタモン・・・って、要するにポケットモンスターに登場するわけで、一番最初の150匹にいたやつです。変身できるので、使えたらメタモンだったという、嬉しいようながっかりのような。

どうやら、最近CMをたくさん見かけるポケモンの新しいゲームの宣伝を兼ねた企画らしい。

「(東京メトロ)半蔵門線の18000系車両において、半蔵門線初となる電車を丸ごと貸し切った広告展開を2編成で運行」ということらしく、半蔵門線と直結している田園都市線にまで走って来ていたようです。

ポケモン好きのスタッフに話したら、この日が最終日で、運行は不定期、遭遇確率はかなり低いらしく、とてもラッキーでしたねと言われました。

・・・どうせラッキーなら、宝くじが当たる方が良いような・・・

2026年3月21日土曜日

キングスマン ゴールデン・サークル (2017)

前作に続きマシュー・ボーンが監督を務めたスパイ・アクション映画シリーズ第2作。前作が好調だったのか、ゲスト・スターがかなりパワーアップしました。

エグジー(タロン・エガートン)がヴァレンタインの野望を打ち砕いてから1年。エグジーはガラハットを襲名し、ヴァレンタインの事件から救い出したスウェーデン王女のティルデ(ハンナ・アルストロム)と恋人になっていました。エグジーは、元候補生のチャーリー(エドワード・ホルクロフト)に襲われ、キングスマンの基地やメンバーの住所を知られてしまいます。

チャーリーのボスはポピー・アダムス(ジュリアン・ムーア)という世界最大の麻薬組織を持つ女性で、これから行う大仕事の邪魔と考えただちにキングスマンを標的にミサイル攻撃を行うのです。この攻撃によって、壊滅的な状況になったキングスマンは、スウェーデン国王との会食に参加していて難を逃れたエグジーと下っ端で見逃されたマーリン(マーク・ストロング)だけになってしまいます。

二人はこのような場合のための「最後の審判」を実行し隠し金庫を開けますが、中に入っていたのは古いウイスキーだけでした。ステイツマンというブランドの酒で、製造場所のケンタッキーの「K」がキングスマンのマークと同じであることから、ケンタッキーに向かいます。

しかし、ステイツマン醸造所に忍び込んだところを捕えられ尋問されますが、ジンジャー(ハル・ベリー)と呼ばれる女性が二人の素性を確認したことで解放されます。ステイツマンは、キングスマンと似たような活動をしているアメリカの中立的な諜報機関でした。

そこには、1年前に死んだはずのハリー(コリン・ファース)がいて驚く二人に、ジンジャーは異常信号を感知して駆けつけ瀕死のハリーを助け出したと説明します。頭を撃たれたことで記憶がなくなっていたハリーでしたが、エグジーのショック療法で何とか記憶を回復しますが、体の動きには切れが無くなっていました。

その時、テレビをハッキングしたポピーが、アメリカ大統領を脅迫するビデオが流されました。ポピーは、あらゆる麻薬に特殊なウイルスを混ぜて流通させ、麻薬を使用したものは数日で自我を失い死亡すると言うのです。解毒剤が欲しければ、麻薬を合法化するようアメリカ大統領を脅迫したのです。

チャーリーの恋人クララの行動を監視していたステイツマンは、クララも感染したため解毒剤をもらうためにイタリアの研究施設に行くことを知ります。エグビーとハリー、そしてステイツマンのベテランであるウイスキー(ペドロ・パスカル)の三人はイタリアに向かい、一度は解毒剤のアンプルを手に入れますがウイスキーの不注意で割れてしまうのです。

ティルデも感染したことを知ったエグジーは、彼女を助けるためハリーとマーリンの三人で、カンボジアにあるポピーの本拠地に乗り込むのでした。

悪人のボスはジュリアン・ムーアが演じ、おそらくこんな役はやったことがないでしょうから、実に楽し気です。ハリーの再登場は嬉しいのですが、あれほどきっちりした紳士が、かなり落ちぶれた感じになっていたのはちょっと残念。ポピーに誘拐され専属ピアニストになっているのが本物のエルトン・ジョンというのは驚きます。ちなみにエルトン・ジョンの自伝的映画でエルトンを演じたのはエグジーを演じるタロン・エガートンでした。

前作でも気になったのですが、キングスマンにしてもステイツマンにしても、私設の非合法機関なので、街中で派手なカーチェイスをしたり、いろいろと目立つ行動が不自然という印象は変わりません。

予算が増えたのか、前作にもましてCGを多用したアクションは、作った側は苦労して頑張ったと自画自賛しているのですが、CGはさりげなく使ってこそ効果を上げるものです。最近の多くの映画にも言えることですが、これほど大々的に使われると、かえって嘘くささが倍増してしまい逆効果だと感じます。実写が無理なら、アニメでいいんじゃないかと言いたくなるのは自分だけでしょうか。

2026年3月20日金曜日

キングスマン (2014)

スマッシュ・ヒットしたイギリス=アメリカ合作のスパイ・アクション映画です。主人公たちが所属するキングスマンは、どの国にも属さず、正義のために世界を守る組織で、10人ほどいるメンバーは上流階級出身でアーサー王と円卓の騎士たちの名前をコード・ネームにしています。一人欠けると、新たなメンバーを選別し訓練しています。

先進的な研究をしている教授が誘拐され、キングスマンのメンバーの一人、ランスロットが救助に向かいますが殺されてしまいます。しかも、不思議なことに教授は何事も無かったかのように、再び大学に戻ってきました。

キングスマンのリーダーであるアーサー(マイケル・ケイン)は、新しいランスロットを誕生させるため、メンバーにそれぞれ候補生を見つけるように指示します。ガラハッドと呼ばれるハリー(コリン・ファース)は、候補生のリーに救われた過去があり、リーの息子であるエグジー(タロン・エガートン)に白羽の矢を立てます。

教官マーリン(マーク・ストロング)のもと危険な訓練をこなしていくうちに、少しずつ脱落するものがいて、最後はエグジーと女性候補生のロキシー(ソフィー・クックソン)だけになりました。最初にそれぞれの候補生は子犬を与えられていましたが、最後の試練はその子犬を撃ち殺せというものでした。エグジーは子犬を撃つことができず脱落しますが、ハリーは密かに彼を自分の元に連れ戻します。

一方、ランスロットを殺したのはヴァレンタイン(サミュエル・ジャクソン)という大富豪の一味であることが判明してきました。ヴァレンタインは、様々な問題を抱える地球を救うためと説明して、世界各国の富豪、学者、政治家などを洗脳していたのです。そして、不都合があった場合には首に埋め込んだチップによって抹殺もできるようにしていました。

ヴァレンタインは無料のSIMを世界中で配布していて、田舎の教会で何かのテストをしようとしていると知ったハリーは教会に潜り込みます。しかし、ウァレンタインがスイッチをONにしたことで、彼の配布したSIMを装着したスマートホンから、人々を狂暴化する信号が発せられ、ハリーも含め教会内は殺戮の嵐が吹き荒れ、ハリーもヴァレンタインにって殺されてしまいます。

すでにヴァレンタインに洗脳されていたアーサーに呼び出されたエグジーは、アーサーから仲間になるように言われますが、咄嗟の機転でアーサー倒します。マーリンから、もう信じられるのはエグジーとロキシーだけだと言われ、3人はアーサーのメンバー・コードを利用して敵の中枢に向かうのでした。

最近のスパイ物はシリアスな物ばかりになってしまったということで、ある程度ギャグの要素を忘れないようにしたいという理由で制作が始まったそうです。原作はコミックで、監督は「キック・アス」を手掛けたマシュー・ヴォーン。

場所がロンドンで、「007」を意識していることは間違いないのですが、緩急を自由自在に組み込んだアクション・シーンがスタイリッシュで見応えがあります。ただ、設定が弱いと言わざるをえない。言ってみれば民間のスパイなので、慈善事業として命をかけて悪人を叩きのめすのですが、「なんのために」という基本命題があまり浮かび上がってこないのです。

秘密組織のはずなのに、落第した候補生は家に帰るだけというのもピンと来ない。公式な捜査権があるわけではないので、言ってみればキングスマンたちが行っているのは私的な警察行為であって、見つかれば犯罪者です。国家のしがらみが拭えない007より自由かもしれませんが、もう少し彼らの立場を担保する何かがあったほうが良いように思いました。

2026年3月19日木曜日

ドラクエ8の最大のギャグ

これは、ビデオゲーム「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の完全なネタバレなので、今更どうでも良いかと思いますが、見たくない人は無視してください。

★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★

ドラクエ8は、当然ご存知の事と思いますが、1986年から続く日本のビデオゲームの草分け的な存在である「ドラゴンクエスト・シリーズ」の8作目で、最初の発売は2004年。

特に注目されたのは、キャラクターや背景が8で初めて3D化されたこと。ドット絵のような二頭身キャラが、リアルなアニメになりました。2013年にスマートホン版が登場して、自分としては暇つぶし用に初めて購入したゲームです。

自分は1986年に医者になったので、当初のファミコン版のすごい人気については、家と病院を行き来するだけの生活をしていてまったく知らなかった。

久しぶりにスマートホンをiPhoneからAndroidに戻したので、なんかゲームでも一つ入れておくかとアプリストアを探してみました。10年以上たった今でも購入履歴があって、追加の支払いなどはなくインストールが出来ました。

他のドラクエは知らないのですが、確かにほどほどの構成が、簡単すぎず難しすぎずで丁度良い感じでなかなかよくできている。レベル上げだけを我慢すれば、割とサクサクと進めていけます。

で、ちょっとずつ進めた結果、1か月ほどしてラスボスを倒すことができました。その後にはいよいよフィナーレが待っていて、魔物にされてしまった王様の呪いが解かれ元の姿に戻るのですが、何とここで最大のギャグが待っていました。


呪いが解けても、ほとんど姿が変わらない!! という、思わず笑わずにはいられない。一緒に呪われて馬の姿になったお姫様が、きれいな女性に戻るので、この父からこの姫が生まれるというのは、もうギャグとしか言いようがない。

これを見るだけでもゲームをする価値がある? のかもしれません。

2026年3月18日水曜日

春の気配 ~ 出ずる日蕾む花


日本の春と言えば桜。桜が咲くと、いよいよ春が来たという気分になります。

高知では最速で開花宣言が出されました。関東は明日か、明後日には開花するといわれています。そうなると今度の週末は見ごろということになって、各地で盛んに花見が行われるのだと思います。

毎年楽しみにしている早渕川の川岸の桜は、まだまだという感じ。蕾が膨らんできているので、この後気温が上昇すれば、週末には開花するかもしれません。

早く咲いてほしいと思う反面、できるだけ長く咲いていてもらいたい気持ちもあるので、遅れる分には楽しみな時間が増えるのでよしとしましょう。

タイトルの「出ずる日蕾む花」は・・・・正直、あまり関係ありません。

蕾のつく熟語を探したら、これくらいしか出てこなかった。「いずるひ つぼむはな」と読みます。

「出ずる日」は日の出のこと、そして「蕾む花」はこれから開くものなので、前途洋々で将来が楽しみという意味だそうです。おじさんにはあまり関係はなく、若者に対して使うものですね。

2026年3月17日火曜日

WBC 2026 終わったけど


今大会は侍ジャパンは、準々決勝で敗退しました。

とにかくも代表選手の皆さんお疲れさまでした。

準決勝は昨日、まずは韓国を木っ端みじんに打ち砕いたドミニカと何かと国内から批判を受けているアメリカが対戦。アメリカがドミニカを撃破して、決勝にコマを進めました。

野球と言えばアメリカ、俺たちが勝って当然だ・・・と思っているのかどうか知りませんが、とりあえずアメリカのメンツは保たれました。

今日はイタリアと日本に勝利したベネズエラが対戦し、勝った方が明日アメリカと優勝を争います。そして、明日がいよいよ決勝・・・

とは言っても日本が破れると、興味の方はダダ下がり。申し訳ありませんが、後はどこが優勝してもかまわないという気分であることはしょうがない。真の野球好きには怒られそうです。

わざわざ新たにNetflixを契約した方は、損した気分になっているかもしれません。

欧米では、見たいものには課金するというのがだいぶ浸透してきているらしく、Netflixの独占放送というのはそれほど違和感は無いらしい。

地上波テレビ局がどんどん弱体化している日本もいずれそうなるかもしれないのですが、国民的関心を呼びそうなイベントの中継については、まだ時期早々な感じは否めない。こういう時に頑張れば、NHKの受信料集めも楽になるかもしれません。

見たい人だけが見ると言うのであれば、関心が無かった人の興味を呼び起こすことはなく、新たにファンを増やすことにはつながりにくい。少なくとも、選手たちがどんなに頑張っても野球の裾野を広げる一助にはならないように思います。

2026年3月16日月曜日

ランボー 怒りのアフガン (1988)

大ヒットした「ランボー・シリーズ」の第3作。再びスタローン自ら脚本を書き、最初の監督が途中降板したため、第2班だったピーター・マクドナルドが引き継ぎました。前2作が、ベトナム戦争の後遺症という大義がありましたが、今作はランボーがアフガニスタンに飛び込むという、もはや不死身のランボーの活躍を楽しむ単なるアクション映画となっています。

アフガニスタン戦争は、1978年に成立した社会主義国家であるアフガニスタン共和国、および支援するソビエト連邦に対して、民兵組織であるムジャーヒディーンが蜂起した内戦です。ソ連に対抗するアメリカや多くのイスラム系の国が、ムジャーヒディーンに対して軍事援助を行い、1989年にソ連軍は撤退しました。

しかし、その後、多数の部族の集合体であるムジャーヒディーン同士の覇権争いが勃発し、その中でパキスタンの支援を受けたタリバンが台頭してきます。そして、タリバンに擁護された国際テロ組織アルカイダが、しだいにアメリカとの対決姿勢を鮮明にし、2001年にアメリカ同時多発テロが発生するのです。本作が作られた時点では、アメリカはムジャーヒディーンを支援しており、ソ連撤退後の展開はアメリカにとって皮肉な結果になったと言えます。

ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、タイの首都バンコクで仏教寺院の建築にたずさわっていました。そこへ、かつての上官トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が訪ねてきます。

大佐は、アフガニスタンではソビエト軍が民間人も含めてムジャーヒディーンに対して非道を繰り返しているため、自分がミサイルなどを供給する調査に向かうことになったと説明します。非常に危険な任務なので、ランボーに帯同してほしいと頼むのですが、ランボーは「俺の戦いは終わった」と言って断るのでした。

しかし、大佐が現地でソビエト軍に捕まったことを知ると、アメリカの公式な支援が無いことを承知で単身アフガニスタンに向かうのです。ムジャーヒディーンの連絡員のモーサの道案内で、まずムジャーヒディーンの部隊と合流し協力を頼みますが、そこへソビエト軍の大型戦闘用ヘリコプターが飛来し、部隊は大きな損害を被ります。

しかたがなく、ランボーはモーサと二人で大佐が捕らえられている要塞のような砦に忍び込み、あちこちに設置した爆薬による混乱に乗じて大佐を救出することにしました。しかし、黙ってついてきたムジャーヒディーンの少年兵が発見され、一時退去するしかなくなります。

モーサと少年兵を国境の外に逃がしたランボーは、再び一人で砦に向かいます。何とか大佐を救い出し脱出を試みますが、ソビエト軍の大舞台に包囲され、絶対絶命のピンチに陥るのでした。

まぁ、らしさはありますが、それ以上でもそれ以下でもない作品。こんなにあからさまにソビエトを悪者に仕立てて問題ないのか心配になりますが、冷戦時代末期を象徴しているのかと考えるしかありません。

いずれにせよ、大佐との友情のため活躍するというのは、かっこいいんですがあまりにも無謀。もはやベトナム戦争は関係ないところで、ランボーの「悲しみ」のような見る者が感情移入できるポイントはほとんどなくなっています。まぁ、それはそれで良いとするしかありません。

2008年に20年ぶりにシリーズ第4作「ランボー 最後の戦場」が作られました。ランボーはまだタイにいて、ミャンマー軍との戦いに巻き込まれていきます。邦題からしてもこれで最後だと思っていたら、2019年にシリーズ第5作「ランボー ラスト・ブラッド」が公開されました。アリゾナに戻ったランボーはメキシコの麻薬密売組織と対決しますが、さすがにこれは年を取り過ぎて痛々しい。ランボーは最初の3作だけでお腹いっぱいです。

2026年3月15日日曜日

ランボー 怒りの脱出 (1985)

第1作がヒットして、続編が作られるというのは定石になっているようですが、本作は第1作の原作とはまったく関係が無く、寄せられた意見を取り入れてスタローン自身が脚本を書いています。また、ジェームス・キャメロンが、共同脚本として参加しプロットに奥行きを追加しました。監督は「カサンドラ・クロス」のジョージ・P・コスマトスです。音楽は、前作に引き続きジェリー・ゴールドスミスが担当しました。

(前作の件で)服役中の優秀な特殊部隊隊員であったベトナム帰還兵、ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)のもとを元上官であるトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が訪ねてきます。ベトナム戦争が終結して10年以上、今も現地に捕虜として捕らえられているアメリカ兵が存在するらしい。大佐はランボーに、彼らを確認し証拠となる写真を撮ってくるという極秘任務を特赦と引き換えに依頼するのでした。

タイのアメリカ軍基地で、CIAのマードック司令官(チャールズ・ネイピア)から今回の作戦を説明されたランボーは、早速準備をして飛行機に乗り込みます。ランボーの回収は24時間後という約束でした。予定地点で飛行機から飛び降りたランボーでしたが、ロープが機体に絡まるトラブルが発生します。自らロープを切ったランボーは、機材の多くを失いながらもパラシュートで降下しました。

時間に遅れたものの、現地の協力者である女性情報員のコー・パオ(ジュリア・ニクソン)と接触し、何とか収容所にたどり着きます。捕虜の存在を確認したランボーでしたが、檻の外に縛り上げられたアメリカ兵を発見して救出するのでした。敵との接触・交戦は禁止されていたランボーでしたが、助けたアメリカ兵を連れ、敵に追われながらも回収地点にたどり着きます。

しかし、ランボーが捕虜を一人連れていると連絡を受けたマードックは、作戦を中止し救出用ヘリコプターはランボーを残して帰還するように命令するのでした。大佐が強く抗議しても、マードックは頑として受け入れません。マードックは、形式的にアメリカが捕虜捜索をしていること示すだけの作戦と割り切っていたのです。敵に取り囲まれたランボーはベトナム兵に捕まり、彼らを支援するソビエト連邦軍将校の拷問を受けるのです。

コーの助けで収容所を脱出したランボーでしたが、コーが銃撃され亡くなるとついに敵の兵士や自分を見捨てたマードックに対する怒りが爆発し、ソビエトのヘリコプターを奪取し収容所に引き返すのでした。

ベトナム戦争では、アメリカ兵は6万人近い戦死者・行方不明者を出していますが、アメリカ唯一の「敗戦」という現実は、アメリカ全体に大きな影を落とします。ケネディ・ジョンソン・ニクソンという大統領たちが遠いベトナムの地で戦争を行ったことに対する批判は、しだいに70年代末には映画の世界でもはっきりしてきました。

帰還兵の現実を描いた「帰郷」、悲惨な戦地の現実を描いた「ディア・ハンター」を皮切りに、「地獄の黙示録」、「プラトーン」、「フルメタル・ジャケット」などが相次いで公開され、明確にベトナム戦争を「アメリカの狂気」と位置付けていきます。その一方で、行方不明となっている兵士の中には、いまだに捕らえられたままの者をいるはずだという考えも根強く残っていました。

80年代に入ると相次いで「地獄の七人」、「地獄のヒーロー」、そして本作が立て続けに制作されます。これらはいずれも、いまだに捕虜となっているアメリカ兵を救出するというプロットが土台となっていて、当時のレーガン大統領の強いアメリカに立ち返る姿勢と相まって、アメリカ国民にとってどん底に落ちた国の威信を大いに盛り立てることに関与しました。

そういう意味では、この「ランボー・シリーズ」の第2作は、ベトナム戦争の現実を暴く作品として、少なくともコンセプトは作り手にとっても見る側にとっても受け入れやすいものだったのかもしれません。ただし、内容的には前作に引き続き、有りえないくらいの不死身のランボーが大活躍するアクション映画として成立していて、興行的成功を狙ったエンターテイメント要素が見所であることは間違いありません。

90年代には、アメリカとベトナムの国交が復活し、アメリカよりも多くの犠牲を払ったベトナムが行方不明のアメリカ兵の捜索にも力を入れており、現実には長期間抑留されたアメリカ兵はおそらく存在していないことが明らかになっています。

となると、基本コンセプトの誤りが明確化した今の時代からすれば、本作は単なる「戦争アクション映画」ですが、スタローンの人気と強靭な肉体、そこから生み出された本格的アクションにこそ見所があるものとして一定の存在感を残した作品と言えるのかもしれません。

2026年3月14日土曜日

ランボー (1982)

ランボー (Rambo)は主人公の名前で、映画の原題は「First Blood」で、最初の流血・・・つまり、最初の戦い、あるいは先に仕掛けるというような意味です。1972に発表されたディヴィド・マレルによる同タイトルの小説が原作。

1955年に勃発したベトナム戦争は、アメリカが支援する南ベトナムとソビエト連邦(現ロシア)が支援する北ベトナムとの間で戦われた、冷戦時代の代理戦争と呼べるもので、1975年に南のサイゴンが陥落し終結します。

アメリカは、共産主義拡大を阻止するため1961年に派兵を開始し戦況は泥沼化していきますが、60年代後半になるとアメリカ国内でも反戦活動が盛んになっていきます。戦地での過酷な生活により兵士たちの精神の疲弊が激しく、さらに帰還兵たちは帰国後批判の矢面に立たされることも少なくありませんでした。

70年代になると、次第にアメリカ国内で社会問題として真正面からベトナム戦争を批判的に扱う映画が増え始め。いわゆる「ニュー・シネマ」と呼ばれるジャンルが形成されます。しかし、80年代に入るとアメリカ映画は「エンターテイメント」重視の流れに転換し、「ランボー」もその流れの中で、原作の棘をそぎ落としてアクション映画として作られたと言って良いと思います。

ベトナムで数々の戦功を上げ除隊したジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、生き残った最後の戦友の元を訪ねますが、彼はすでにアメリカ軍の枯葉剤散布によってすでに亡くなっていました。食事をするために近くの町にやってきたランボーでしたが、たまたま通りかかった保安官(ブライアン・デネヒー)に呼び止められ、流れ者は町に入らせないと町の反対側に連れていかれます。

しかし、ランボーが再び町に向かおうとしたため、保安官はランボーを逮捕し警察署に留置するのでした。署員の誰もが素性の知れないランボーに高圧的で暴力的に扱い、髭を剃ってやると剃刀を近づけたとき、ランボーの脳裏にベトナムで受けた拷問がフラッシュバックし、瞬く間に署員を殴り倒し、通りかかったバイクを強奪して山へと逃亡するのです。

保安官らは署員らと山狩りを行いますが、ゲリラ戦を生き抜いたランボーにより一人、また一人と倒されていきます。そして、ついに保安官の喉元にナイフを突きつけたランボーは、「町ではお前か法律だろうが、山では俺が法律だ。これ以上俺にかまうな」といい暗闇の森の中に消えていきます。

保安官は州兵を動員し、次の作戦を考えていました。そこへ国防省からトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)がやってきて、保安官に「ランボーは、私の配下でどんな危険な任務もベトナムでこなしてきた殺人マシーンだ。君たちがかなう相手ではないので、このままランボーを逃がしたほうが良い」と言います。大佐の無線に応答したランボーは出頭を拒否し、「先に仕掛けてきたのは保安官だ。これは俺の戦争だ」と返事をします。

無線傍受により位置が特定され、州兵がランボーの隠れていた廃坑を包囲し、先走ってロケット・ランチャーを打ち込みます。完全に崩壊した廃坑を見て、保安官は生け捕りにするはずだったのにと悔しがるのでした。しかし、ランボーは廃坑の最深部から地上への出口を見つけ、軍用トラックを奪取すると、町へと向かいます。そして、ガソリンスタンドにトラックを突っ込み、漏れ出たガソリンに自動小銃を放ち大爆発を起こすのでした。

監督はカナダ出身のテッド・コッチェフ、音楽を担当したのはジェリー・ゴールドスミスです。主演のスタローンにとっては、「ロッキー」と共に人気を支えるドル箱シリーズとなりました。

とても静かな始まりから、ベトナム戦争がアメリカ人に残した傷跡、アメリカ人の本能的な自己防衛とそれに伴う閉鎖性をあっという間に描きだすところは見事だと思います。ただし、映画はそういった社会性にはあまりこだわらず、ここからは爆発したランボーのサバイバルを中心に、当時としては驚愕のアクションシーンが連続するのです。

終盤、ランボーがトラウトマンに対して絶叫するシーンで、直接的にベトナム戦争からの帰還兵がどれほど報われていないかが伝わりますが、取って付けたような印象も無いわけでは無い。あくまでも、ランボーの行為を正当化するため、あるいは観客がランボーに同情するためというところでしょうか。

主演俳優が、スタント抜きで自らほとんどのアクションをこなしたのは、当時としてはかなり珍しかったので、さすがに画面から伝わる緊張感は今の目で見てもかなりすごいものだと思います。この映画の大ヒットは、続編制作はもとより、多くの似たテーマの作品、あるいはパロディを生み出し、ある種の社会現象となりました。

2026年3月13日金曜日

警察から?


先日帰宅したら、ポストにメモが入っていました。

何と、警察から。

「事件の捜査で防犯カメラを見せていただきたいです 下記の連絡先までお願いします」という内容で、連絡先と言うのは青葉警察署 特殊詐欺プロジェクトということらしい。

とは言え、こんなのを受け取ったのは初めてのことだし、どうしたものか困ってしまいました。

あえて突っ込むなら、防犯カメラをみたい・・・って、もう見たでしょ!! となるところですが、当然見たいのは記録された内容ですよね。

そもそもこのメモがいたずらとか、新しい詐欺の手口とかじゃないとも言い切れないので、データを見せるとなると直接警察に行くしかない。

・・・で、行ってみました。

担当の刑事さん(?)はとても親切でした。スマホから防犯カメラの映像を見せて、結局は事件の関係のあるものはありませんでしたが、何か、手拭いとか、ウェットティッシュとかくれました。

最近、この辺りで特殊詐欺事件が多発しているらしいです。古い住宅街なので、住民の年齢もだいぶ高くなってきているので、他人事と思わず注意しないといけませんね。

2026年3月12日木曜日

団地


団地というのは、必ずしも日本独特の物ではないようですが、日本では昭和30~40年代の高度経済成長期の象徴的な建造物の一つというイメージがあります。

一か所に集中的に同じ目的の建物を作ることで、インフラ整備などを効率化することができます。工業団地というのもありますが、一般的に目にしやすいのが住宅向けの団地です。

日本住宅公団(今の都市再生機構、URの前身)が、昭和30年代後半から入居を募集した住宅団地は、水洗トイレ、風呂、ダイニングキッチン、ベランダが各戸に設置され、当時の文化的生活を送ることができる人気の住居となっていました。

自分は住んだことはありませんが、最初に団地を知ったのは「ウルトラセブン」で、団地の住人が丸ごと宇宙人にすり替わるという、けっこうこども心に恐怖を感じさせるものでした。

次に、東京都板橋区の高島平にマンモス団地が1972年にできて有名になりました。なんで有名かと言うと、飛び降り自殺の名所になったからで、これも怖い話になってしまいました。

他にも日活ロマンポルノに「団地」という言葉がよく登場したので、団地にお住まいの方には申し訳ありませんが、どうもあまり良い印象が無い。

その後も各地に建てられましたが、すでに築50年を過ぎて、建て替えの問題がいろいろ発生しているのをよく聞きます。自分の行動範囲にも五か所程度の団地群がありますが、まだあまり建て替えられた気配は無いので、いろいろ大変なのかなと他人事ながら心配しています。

2026年3月11日水曜日

World Baseball Classic 2026 1次ラウンド終了


地上波放送が一切ないWBC2026ですが、それはともかく、東京ドームで行われたPOOL Cの1次ラウンドの日程が終了し、日本は無事に通過し、すぐさまフロリダに渡り準々決勝の準備に入ります。

今のところ、何の問題もなく勝利を続けているように見えますが、活躍しているのは主としてMLB組の大谷・鈴木・吉田の3人。しかし、国内組の打撃陣については、ちょっと目立たない印象です。

これは、放映権をもっているNetflixから課せられた制約が厳しく、ニュースなどではごく限られた映像しか使用できないというところもあるかもしれません。とは言え、少なくとも国内トップクラスの近藤健介の打撃不振は間違いなく深刻のようです。

・・・と思っていたら、昨夜の日本の最終戦では、大谷・鈴木は温存、吉田も早めに交代し、国内組中心のオーダーが組まれました。終盤の周東・村上のホームランで大勝したかのように見えますが、一抹の不安を残したことも否定できません。

結果だけみれば、4戦全勝で文句なしのPOOL Cの一位通過ですから、侍たちに拍手を送りたいと思います。次はマイアミのローンデポパークで、POOL Dを2位通過するドミニカ共和国かベネズエラの勝者との対戦になりました。

ただし、日本が勝って喜んでばかりいていいのか? という疑問点もあると思います。

前回大会でも優勝して、アメリカよりも実力があることを証明したのかもしれないというのに、結局国内のスター選手が、どんどんMLBに流出しているという現実があります。

結局、WBCがMLBへ日本選手を売り込むための見本市状態になっているということも、一概に否定できない状況です。日本のプロ野球を統括している日本野球機構(NPB)の運営体制などに、選手たちを留まらせる力が無いことが問題の根源のように感じます。

兎にも角にも、日本人選手が世界的に活躍することは歓迎すべきことであり、アメリカでの戦いにも期待したいものです。

2026年3月10日火曜日

春の気配 ~ 栄華必衰


王禅寺には東京都市大学の原子力研究所と、それに隣接するよように日立製作所 原子力事業部王禅寺センターが随分と昔からあります。原子炉があるわけではありませんが、名前からしてなんかすごい研究をしているのかなと・・・

それはどうでもよくて、それらの敷地の東側の斜面には桜の大木が何本もあって、毎年の時期になると満開の桜を楽しむことが出来ました。

ただ、この数年は昔ほど見事な咲きっぷりとは言えない状態で、全盛期からすると半分以下という感じになっていました。今年はどうなんだろうと思って見に行ってみました。

驚いたことに、桜の樹が植わっていた斜面がすっかり坊主になっていて、おそらく桜を含むたくさんの樹木が伐採されてしまったようです。

最近、古い樹木の倒木がニュースになっていますが、こちらも事故が起こってからでは遅いので何らかの手を打ったということなんでしょうか。

もったいないという気持ちもありますが、当然桜には寿命がある。一般にソメイヨシノの寿命は一般的には60年(最大で100年)と言われていて、50年を過ぎると幹が腐りやすくなるそうです。

しかたがないとはいえ、春を感じるスポットが無くなってしまったのは残念です。

2026年3月9日月曜日

ナイト・オブ・ザ・スカイ (2005)

2005年のフランス映画で、原題は"Les Chevaliers du ciel (天空の騎士)"なので、タイトルの「ナイト」は夜ではありません。フランス版「トップガン」みたいな宣伝をされましたが、どちらかというと航空スパイ・アクションみたいな内容。

実質的には武器商人向けの見本市である国際航空ショーが行われている最中に、デモ飛行で飛び立ったミラージュ(フランスのジェット戦闘機)が失踪します。緊急出動したマルチェリとセブは、民間機の真下で隠れて飛行していたミラージュを発見しますが、ミラージュから銃撃を受けます。マルチェリは、セブがロックオンされたため追跡中止命令を無視してミラージュを撃墜しました。

戻った二人は、特殊任務飛行隊長のべルトランと軍官僚の女性のコステから、ミラージュを盗まれたときに防衛体制が機能するかのテストだったことを聞かされます。しかし、そうであれば明らかにミラージュは自分たちに攻撃をしてきたことが説明できない。コストはもしかしたら、本来のパイロットがすり替わっていたかもしれない可能性を指摘しました。

ベルトランは、武器商人たちにミラージュの優秀性を証明するため、独断で他国の戦闘機との国境を越えた地点までの競争(キャノンボール・レース)を決めてしまいます。マルチェリとセブは、ベルトランが捏造した証拠によって軍を除隊させられ、レースに出場するパイロットとして参加することになります。

しかしレースは最初から何者かの妨害があり、彼らも空中給油を受けることができず、砂漠の無人基地に着陸せざるをえなくなります。着陸するとすぐさま武装集団に包囲され拘束されますが、何とか脱出します。その時、一緒に飛行していた1機だけは行方不明になっていました。

コステから近々パリでEUサミットが行われることを聞いたマルチェリとセブは、敵の目的がサミットであり何らかのアクションを起こしてくることを予想して出動します。案の定、パレードに花を添えるアクロバット部隊をサポートをする大型の給油機を狙って、行方不明のミラージュが急接近してくるのです。給油機が市街地上空で爆発したら、街は大惨事になるのです。

というような内容で、フランス空軍の全面協力で、CGいっさい無しの空中の飛行映像は大変緊張感があって見所満載です。戦闘機ファンの人は、これだけでも大満足だろうという仕上がりです。

ただドラマとしては・・・何だかよくわからない。ベルトランが悪役なんですが、最終的に何が本当の目的なのかが不明。アメリカ軍から研修で来たブロンドの美人パイロットが、実は敵側でいろいろやらかしてくれるんですが、重要な役のはずなのに登場シーンが少なすぎて、こちらも何だかよくわからない。

フランス映画というと美男美女とすぐに思ってしまうのですが、主人公二人と、一応ヒロイン的立場のコステが普通すぎる。できるだけリアリティを重視したのかもしれませんが、何だかなぁという感じです。結局、ジェット戦闘機がかっこいいというだけの映画と思えば腹も立ちません。

2026年3月8日日曜日

海老とトマトのパスタ


ちょっと前に海老クリームパスタを紹介したんですが、今度は具材の見た目は同じでもクリーム無しで、より海老の旨味を感じられるトマト・ソース仕立て(Pasta gamberi e pomodoro)にしてみました。

最近は有頭の赤海老がスーパーで手に入りやすくなったので、この手の料理にはとても使い勝手が良くなりました。まずはオリーブオイルを熱っしたフライパンに、海老を丸ごと並べます。

中まで火が通るように両面をしっかりと焼いたら、トング等で頭の部分をギュっと掴んで絞ります。旨味のエキスが出たら、海老は頭の部分は取り除き、食べやすいように殻をむいてよけておきます。

フライパンにニンニクを入れ、香りが立ったら輪切り唐辛子を少々。このあたりは、基本のペペロンチーノと一緒。唐辛子がこげないうちに、みじん切りタマネギを投入して、よく炒めていきます。飴色タマネギを作る時と要領は一緒ですが、ある程度タマネギがしんなりすればOK。

この辺でパスタを茹で始めます。1%の塩が基本で、1Lの水に対して10g使います。塩が多いように思うかもしれませんが、ここ以外では一切塩は使わない。つまり、茹でる時の塩味が全体の味を決めるので、怖れることなく必要な量の塩を使います。

さて、フライパンに戻って、トマト缶を開けて入れるんですが、量は多めかなと思うくらいが丁度良い。今回は二人前で、タマネギは1/2個、トマトは300gほど使いましたが、全体を焦がさないように煮詰めていきます。。冷蔵庫に小さいエリンギが余っていたので、手で割いて一緒に入れています。

パスタは、指定された茹で時間よりも数分間早めに火を止め、フライパンに移します。噛んでみると明らかに芯が残っているのですが、これが大事。つまりフライパンでソースと一緒に煮込むことでアルデンテな固さに仕上げていくことになります。ここで味見をして、塩気が少ないなら、茹で汁を加えて調節します。

後はお皿に盛って、最初に取り出しておいた海老(と彩を良くするブロッコリー)を乗せたら完成です。濃厚な海老の旨味とトマトの酸味のハーモニーが完璧です。そこへタマネギの甘みが加わったソースが美味しすぎる。

これなら、そのままお店で出せるレベルかと・・・もう、自画自賛したくなるほどの出来栄えです。決まった分量の塩を使うだけですから、誰でも必ず同じ味に作れるので、是非試してください。

2026年3月7日土曜日

春の気配 ~ チューリップ


急に思い出した。尾崎亜美の作詞・作曲で南沙織が歌った「春の予感」という曲。

〆の歌詞が「春に誘われたわけじゃない だけど気づいて I've beeb mellow」となるんですが、この曲、実は春らしい単語は使われていない。自分が恋をしていることに気がついた女性が、それが自分にとって春が来たんだと感じるという内容で、「春」イコール「恋心」ということになっている。

まぁ、1978年の歌なんで、何と半世紀近く前の古い歌ということになるんですが、歌謡曲全盛の時代にJPOPの要素を先取りした先駆け的な歌の一つかもしれません。もしも、機会があれば聞いてみてください。

一方で、もっと古く戦前に作られたのが、普遍的な唱歌として今も歌われるのが「チューリップ」です。

歌詞は実にシンプル。赤・白・黄色の三色のチューリップが並んで咲いているのが綺麗、というだけの内容です。こちらは「春」という単語は使われていませんが、春という季節をストレートに感じさせる内容ですね。

2026年3月6日金曜日

WBC 2026 始まったけど


オリンピックが終わって、続けて野球だ!! と喜んでいる方が多いとは思いますが、なかなかそう簡単ではないようです。

3年前のWorld Baseball Classic(WBC)はたくさんのドラマがあり、直接球場に行けなくてもテレビの前で釘付けになりました。久しぶりに、野球の試合は面白いと思わせてくれたものです。

で、今年です。すでに予定されていた強化試合が終わって、昨日から本番の東京プールが開始されました。日本は今日の夜に最初の試合があり、相手は昨日オーストラリアに0-3で敗れたチャイニーズ・タイペイです。

その後は、3月7日夜に韓国、3月8日夜にオーストラリア、そして3月10日夜にチェコと対戦することになっています。でも、何か盛り上がってない感じがしませんか?

強化試合は地上波で放送されましたが、今日からの本戦は一切テレビ放送はありません。

すでにご存じだとは思いますが、何とWBCの全試合の放映権は、ネット配信事業で急成長したNetflixが150億円で独占的に取得しています。

Netflixは、一切地上波で映像を流すことは許可していない。個人が試合中の写真や動画を撮影してネットに上げることも禁じていて、映像の権利に関してかなり厳格な規制をしています。

Netflixはサブスクなので、個人で契約した人だけが生配信を見れるわけですが、WBCの期間に限定して通常価格より格安の498円というコースを用意しています(ただし、このキャンペーンは3月18日まで)。

集まった客にスポーツの試合を流している店がありますが、個人の契約のままやると莫大な反則金を請求されるらしい。本来は事業者としての契約をすればいいはずなんですが、ことWBCに関しては事業者用契約は用意されていないようです。

ここで驚くべきニュースがありました。

通常のNetflixの契約を結んでいる人は、1万人のアンケートで17.3%。WBCのために新たに契約をしたのは、たったの4.9%だそうです。大会が盛り上がっても契約しないと答えたのは、なんと68%です。

まぁ、一度契約すると、サブスクはたいてい解約が難しいことが多いので積極的になれないことは理解できますが、それにしてもこの新規者の低さは驚きです。試合中継にはCMも入るようなので、このあたりも何かなぁと思わせるポイントかもしれません。

今のところはNetflix独占配信は、WBCというイベントを盛り上げる方向には向いていないようで心配です。

2026年3月5日木曜日

泳いでも船にはぶつからない

 


日本からは東シナ海から台湾を過ぎると南シナ海、そしてインドネシアの合間を縫ってインド洋にでます。北上してアラビア海となり、イランとオマーンに挟まれた場所がペルシャ湾の入口です。オマーンの西隣はアラブ首長国連邦(UAE)で、ペルシャ湾に突き出た部分にある都市が何かと有名なドバイ。

ドバイの先がペルシャ湾に飛び出す形となるムサンダム半島で、この半島によってペルシャ湾がくびれたようになって狭くなった部分・・・まさにボトル・ネックになっているのが、ホルムズ海峡と呼ばれる場所です。ホルムズ海峡は中東地域からの唯一の海の出口として、地政学的には重要なポイントです。

ペルシャ湾岸諸国は、全世界に原油を送り出しており、ある意味多くの国の文化的生活を維持するための生命線になっている。化石燃料は地球温暖化の主要因となっていて、そこから離脱が進められているわけですが、今でも原油に多くを頼らざるをえないのが実情です。

飛行機の場合と同じように、船舶にもそれぞれ固有の識別信号があり、それをインターネットで閲覧できるのが「Marine Trafiic」というサイト。飛行機のように速い速度で移動していない船舶の動きは、見ていてあまり面白くは無い。

ただ、今回のアメリカのイラン攻撃に対抗してイランが「ホルムズ海峡を封鎖」というニュースを見ると、どんな状況なのか興味が湧いてきます。ペルシャ湾はイラン占有の領海ではありませんので、実際に何らかの物理的な障壁を設けて通行を制限することはできませんが、通行しようとすれば武力行使するといえば、みんな怖くて通れません。

Marine Trafficを見てみると、海峡の最狭部にはほとんど船舶がいない。一部の船舶がイラン側の港に停泊していますが、確認してみるとイラン籍か親イラン国籍の船舶のようです。ペルシャ湾内には出たくてしょうがない船舶が数えきれないほどいて、アラビア海側にも入りたくてしょうがない船舶がかたまっています。

通過する船舶の量は、アメリカの攻撃が始まった途端に70~80%も減少したそうです。そのほとんどがタンカーなので、原油の出入りがかなり厳しい状況であることが容易に想像できます。

ここを通るタンカーが送り届ける原油は、1位が中国、2位がインド、3位が日本、4位が韓国となっていて、これらだけで約60%を占めています。日本に来るタンカーの80%がホルムズ海峡を通過してくることを考えると、今回の紛争が長引いた場合はかなり深刻な問題となることは明らかです。

イランとムサンダム半島の間は最短距離が30kmで、ドーバー海峡の40kmよりも短いので、泳いで渡れない距離じゃない。いつもならタンカーが右に左にうようよいますが、今なら海峡横断も可能かもしれません・・・って、そんな不謹慎なことを考えている場合じゃない。

2026年3月4日水曜日

見上げても飛行機は見つからない


空を見上げていると、それなりの頻度で飛行機が飛んでいくのを見ることができるのが、我々が住んでいる日本という国。

たまには、そんなに低く飛ばなくてもいいだろうと思うような旅客機とか、続けざまに爆音を響かせていく自衛隊かアメリカ軍の戦闘機、調布から伊豆七島に飛んでいく小型のプロペラ機など、見かける飛行機は様々です。

flightrader24」というインターネットのサイトがあるんですが、もともと飛行機とか、飛行管制に興味があるので、しばしば眺めたりします。世界中の識別信号を出している飛行機が、リアルタイムにどこにいて、どこを通って、どこに行こうとしているのかがわかるという、暇なときにはもってこいなんです。

上の図が、昨日・今日のヨーロッパの空の状況を示しています。

見慣れている人は、これがどんだけ異常な状態かと思うでしょうし、そうでない方でも黒海付近の超超超過密な雰囲気は大丈夫? と心配するかもしれません。

つまり、アジアとヨーロッパを結ぶ航空路が、ほぼ黒海南岸のトルコ領上空に集中しているわけで、一部は紅海からエジプト上空にも集中が見られます。

黒海の集中する航空路の北側には、まったく飛行機が飛んでいない地域があります。ウクライナです。ロシアのウクライナ侵攻以来、危険を回避するためにウクライナ上空を飛ぶ飛行機はいなくなりました。

そして、南側にもまったく飛行機がいない地域が数日前から出現しました。イランからイスラエルに至る中東地域です。

イランに対するアメリカ軍とイスラエル軍の共同作戦が行われたニュースは、世界中を震撼させました。アメリカのトランプ大統領は、イランが核兵器開発を放棄しないための軍事行動と説明していますが、宣戦布告もなくいきなり他国を急襲して、その国家のトップの人物を亡き者にしたというのは、どのような正当性を主張したとしても国際的に是認されることではないはずです。

ロシアのウクライナ侵攻が始まったとき、ロシアを非難したはずのアメリカが、やっていることとしてはロシアと同じか場合によってはそれ以上のことをしていると思わずにはいられません。西側諸国から非難の声が上がっている中で、高市総理は「国として法的評価はしない」と言う。評価をしないということは、黙認したのと同じで、大変残念なことだと思います。

イランはホルムズ海峡を事実上封鎖して、中東の原油が世界に運ばれないようにしました。当然、中東から大部分を輸入している日本もその影響を受ける。秋までは備蓄により大丈夫らしいですが、紛争が長期化すると次の冬はかなり困ったことになるかもしれません。

ベネズエラとイランからの原油輸入に大きく頼ってきた中国は、アメリカのそれぞれへの国への武力行使により、原油確保にかなりの痛手が生じた可能性があるらしい。こちらも長期化すると、世界の経済勢力圏を大きく塗り替えることになるかもしれません。

飛行機が空を飛んでいない場所で空を見上げたら、もしも飛んでいる物があれば、それはミサイルか爆弾を搭載したドローン、あるいは無人偵察機でしょうから、ただちに逃げないといけないのかもしれません。こんな地域がこれ以上拡がらないことを祈らずにはいられません。

2026年3月3日火曜日

春の気配 ~ 早咲き桜


古い暦の上では、正月から春。だから、新年のあいさつに「初春」という言葉が使われます。

実際の生活の中では、二十四節気の一番目の「立春」から春としていたわけで、ちなみに今年(2026年)の立春の期間は2月4日から2月19日の間です。だから、季節を分けるという意味で、2月3日ほ節分としています。

ただ、現実的な感覚としては節分が来たからと言って「春だなぁ」とは思わないわけで、どっちかと言えばまだまだ寒い冬という感じです。

となると、本格的な春と思えるのは、天体の動きによって決まる「春分」の方が相応しいように思います。

春分は昼と夜の時間が同じ長さになるという意味で、二十四節気の「立春」は四番目です。今年の春分の日は3月20日ですから、体感として春が来るまでにあと2週間ちょっとというところでしょうか。

日本の桜は春の象徴みたいなところがありますが、ほとんどはソメイヨシノという品種です。例えば河津桜として有名な、伊豆の早咲き桜はすでに満開で話題になっています。これはオオシマザクラとキンヒザクラの交雑種で、広い意味でサクラの野生種全般をさすヤマザクラの一つです。

身近な場所でも、毎年春を先取りするヤマザクラがあります。こちらは早渕川の土手。1本だけ山桜があり、ほぼ満開になりました。周辺にはソメイヨシノがたくさんあるので、花見ポイントの一つになります。

少しだけ余裕をもって周囲を見渡すと、春の気配はあちこちにあるものです。ちょっと気持ちの余裕をもって、春を探すのもいいかもしれませんね。

2026年3月2日月曜日

情報漏洩


近年、情報漏洩ということが頻繁に使われるようになりました。

自分がクリニックを始めた20年前ごろから、「個人情報」に人々の注意が向けられまたし。これは、ネット社会が浸透することと比例しています。

正確には、「個人情報の保護に関する法律(いわゆる個人情報保護法)」が国会で成立したのが2003年のことで、その年に施行されています。その中で、個人情報の定義は「生存する個人に関する情報であって、特定の個人を識別することができるもの」とされています。

個人情報を得たものはそれを「個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべき」ものとし、意図的に漏洩した場合。あるいは不正に取得した場合には懲役刑や莫大な罰金が科せられる場合があります。

多くのケースでは、誰かが不正に個人情報を持ち出すことが多いわけですが、最近増加しているように感じるのはネットを通じた不正アクセスによる情報漏洩です。企業などの団体では事業の効率化の観点から個人情報をデータベースとしてコンピュータで管理しているので、ちょっとした抜け穴があれば容易にハッキングされる危険を伴っています。

うちのクリニックような小規模事業者では、義務化された電子カルテのすべてが個人情報の塊です。使用するコンピュータの台数は少なく目が届きやすいとは言え、電子カルテにアクセスできるLANは、閉鎖されたイントラネットでオープンなインターネットとは遮断しています。まれに患者さんとメールでやり取りをする場合がありますが、情報を伝えるためには特定のUSBメモリーだけを使用するようにしています。

先日、以前に勤務していた大学から「個人情報の漏えいについて(お詫び)」と題された書面が送られてきました。

外部からの不正アクセスにより個人情報が流出した件のお知らせみたいな内容で、委託先が悪いためというこららしく、そもそも括弧でくくってあって「お詫び」感は少な目。それを責めてもしょうがないので、別に事を荒立てるつもりはありません。

ただ、流出した内容が、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、教職員番号、利用者区分、学内メール・アドレスのIDとパスワード、所属、役職などなどとなっていて、驚いたのは退職したのは30年近く前の事なのに、いまだに情報を残していたということです。

事務処理上、退職後数年間はわかりますが、こんなに長期間にわたって使い道のないデータを保有しているということが、どれだけ無駄な、そして今回のような危険を伴うと言うことを理解していないようです。最近はだいぶ注意を払うようになりましたが、IDやパスワードは使いまわしたりすることが多かったし、生年月日・住所・電話番号などもパスワードを推定する材料にもなるかもしれません。

インターネットの普及は便利な事だけではなく、さまざまな危険をはらんでいて、今でもすべての安全対策が整備されていません。最近はAIがトレンドでどんどん普及させようとする勢力が活発に活動していますが、また新たなトラブルも持ち込んでくる可能性があり、ほとんど法整備されていない現状は大変危険なものかもしれません。

2026年3月1日日曜日

THE NEBA-NEBA TRIO


3月!! いよいよ春が来る!! というわけで、(全然関係ないけど)ネバネバする食材を一緒くたにしてみました。

山芋は値段が高いので、ついつい長芋の方が手を出しやすい。ですが、長芋を一気に消費するのは大変なので、余った分が冷蔵庫の野菜室に残るわけです。

長芋はけっこう日持ちするので、後から入れた野菜にしだいに埋もれてしまい、いつの間にかあることを忘れてしまうことは珍しくない。今回、発掘された長芋は、1か月はたっていようというもので、切り口辺りはさすがに傷み始めていました。

さてさすがに、そろそろ使い切らないと・・・で、ネバネバ・トリオの登場となりました。

長芋はところどころ傷んでいたので、そこを避けて薄めの一口大に切り分けました。そして、二番手はさっと茹でたオクラで、トリを務めるのはメカブです。

ネバネバは体に良いといわれています。豊富なグルコマンナン(水溶性食物繊維)が、腸内の善玉菌の栄養になって、便通を良くして、血糖やコレステロール上昇を防ぎます。また、ムチンは胃粘膜を保護する力があります。

おー、いいじゃないですか。美味しくて健康にも良いなら食べない手はありません。

味付けは、味付けメカブのつゆを利用。足りなければそばつゆでOKです。わさびを追加すれば、完璧です。

さあ、ナバナバ・トリオを食べて元気に春を迎えましょう。

2026年2月28日土曜日

椎茸の肉詰め


椎茸の肉詰めも、家庭料理としては人気だと思います。スーパーで、たくさん入ってお得な椎茸の大袋を見つけたので、餃子をつくって余っていた挽肉を消費するのに丁度良いので作ってみました。

椎茸は石突を取り除き、傘の表面には火が通りやすくなるように十字に切り込みを入れておきます。

肉は、椎茸の味を邪魔したくないので、味付けは醤油だけ。長ネギのみじん切りを加え、つなぎとして卵黄を入れてしっかりと混ぜ合わせました。

肉は火が通るとだいぶ縮むので、椎茸と分離してしまうのが一番つまらない。

そこで、大事なポイントは、傘の裏側に軽く小麦粉をふっておき、しっかりと肉を押し込むことです。

焼くのは肉の面から。中火でゆっくり、しっかり火を通します。肉の表面に焦げ目がついたら、ひっくり返して傘の表面に短めに火を通して出来上がり。なんとか、全部肉が落ちずに出来上がりました。

味付けは、中華風でも洋風でも合いますし、ご飯のおかずでも酒の伴でもOKです。

2026年2月27日金曜日

SEKAI NO OWARI / BLUE PLANET ORCHESTRA (2021)


SEKAI NO OWARIが、久しぶりのオリジナル・アルバム「Eye」と「Lip」を引っさげて、2019年に行ったライブツアーが「The Colors」です。しだいにファンタジー色を強め、テーマ・パークのようなライブを行ってきた彼らのライブとしては、かなり異色。というか、かなり「正統派」のステージとなりました。

サポート・メンバーはお馴染みのベースとドラムが加わっていますが、驚いたことに、いつもDJブースに鎮座しているDJ LOVEが全編に渡ってドラム・セットに囲まれていること。しかも、たぶんちゃんとドラムを叩いているじゃないですか。Fukaseは、もともと時々ギターを演奏していますが、ここでは数曲でベースを弾いています。

そして最も驚くのはセット・リスト。アンコールまでの全20曲の中で数曲を除いて当時はまだあまり知られていない曲ばかりで、観客の方々はもしかしたら途方に暮れたかもしれません。監視社会というのがテーマで、檻の中からという雰囲気の演奏でスタート。ステージの後ろは、お馴染みの巨大ファンタジー・セットではなく、13×16のマス目にモニターが並び誰もが誰かに監視されているという状況を明示しています。

そして、翌年は・・・彼らもコロナ禍の影響を受けないわけがなく、デヴュー10周年を記念する2020年は沈黙するしかありませんでした。すでに発表されていた「Du Gara Di Du」ツアーの中止、初のベスト・アルバムの発売延期、アルバムの海外発売中止・アメリカでのライブの中止などなど・・・

一方、コロナ禍でもSEKAI NO OWARIの特徴が強みになる部分もありました。つまり、打ち込み・プログラミングという技法を駆使する彼らは、リモートでの作業でも楽曲制作が比較的容易にできるのです。彼らはすでに着手していた「香 (scent)」をテーマにしたアルバムを、皆が集合するスタジオ・ワーク無しでも完成にこぎつけ、2021年4月にリリースしました。

ニュー・アルバム「scent of memory」では、彼らの特徴の一つになっているボーカル・エフェクトはほとんど使用されませんでした。しっかりと歌唱することを目標としていて、(リモート作業があったとしても)今まで以上に一つ一つの楽曲の完成度が高いように思います。

コロナ禍でライブが可能になった秋から冬にかけて行われたツアーが「BLUE PLANET ORCHESTRA」でした。今までも、ストリングス、ホーンが加わった形のライブは行われていますが、今回はタイトルが示すように本格的にオーケストラ規模の編曲がなされた形になっており、音楽的な奥行きが大変深くなっている。Saoriはこれまで、主としてRolandの電子ピアノ使用してきましたが、今回はフル・コンサートのグランドピアノが使われました。

観客は声出し不可・マスク着用という制約がありますが、その分音楽をしっかり聴く場になっています。メンバーも究極のパーティションで仕切られている・・・というのは、そのまま月に飛び出せそうな宇宙服を着用しました。ピアノやギターは演奏しにくそうで気の毒な感じですが、この時期の演出としてはなかなか秀逸なプロダクションです。

セットリストは遅れてきた10周年企画として、彼らのこれまでの歴史をたどる選曲となっており、ずっと彼らのファンだった人には嬉しい内容。そして、初めて彼らの音楽に接する人にも、ベスト的な内容でわかりやすいものになっていると思います。

セカオワの大々的なファンタジックなステージが大好きという人には、普通過ぎると思われるかもしれませんが、SEKAI NO OWARIの10年分の音楽をしっかり聴くステージとしては、オーケストレーションのダイナミックさも加わってベスト・ライブとして選出できるものになっています。

2022年には新たなアイデアを加えて再構成されたツアー「Du Gara Di Du」で、再びファンタジックなセットを組んだステージを行いました。声出し解禁となった2023年は、ライブハウスである全国のZeppを巡るツアーを行いました。ほとんど装飾のないステージは、彼らの原点であり、観客との距離が近い分、ライブ感はすごい。翌2024年3月に発売されたニューアルバム「Nautilus」の初回限定盤にフルコンサートのDVD・Blurayが付属しました。

ニューアルバムリリースに合わせて2024年はツアー「深海」が行われ、2025年はアジア各地を回るツアー「Phoenix」、そして今年2026年は夏にドーム・ツアー「THE CINEMA」が行われることが発表されていて、これからも活躍が楽しみです。

2026年2月26日木曜日

リタイア


センター南こどもクリニックが3月末で閉院します。

自分のクリニックは、センター南駅前のロータリーに面したベルヴィル茅ケ崎というビルの中にあります。いわゆる医療モールとしては、センター南では初めて登場したのですが、それは2005年のことで、もう20年が経ちました。

最初に開院したのが、センター南こどもクリニックと泌尿器科の木村泌尿器皮膚科で、半年ほど遅れてアキコ・ルミエール眼科とうちが開院しました。少し遅れてただ内科、そしていなば耳鼻咽喉科がはいって医療モールとして成立したわけです。どこも院長一人が診療にあたっているわけですが、センター南こどもクリニックの院長がこの中では一番年上です。

20年という時間は、確かに短くはありません。赤ちゃんだった患者さんが、成人して受診することもあり、そのような瞬間には嬉しくもありますが、自分はそれだけ年を取ったということも実感することになります。

医者には定年が無いのでいいですね、と言われることがあります。確かにそうなんですが、定年が無いことが逆に困るというのもあるんです。自分が患者さんだったら、出てきた医師がよぼよぼのおじいさんだったら、大丈夫だろうかとちょっと躊躇するだろうと思います。

定年が決まっていれば、よし! そこまで頑張るぞ、という気になりますが、定年が無いといつまで頑張ればいいのか・・・ちょっと不安にもなってくる。車椅子の患者さんが来ると、レントゲン台に移すのも、だんだんしんどくなってきました。

もちろん、今のところあと5年、いやあと10年は何とかなるかもしれない。確固たる根拠があるわけではありませんが、まだまだ全然大丈夫というような気持ちで昨日も、今日も、そして明日も診療を続けるしかないんですよね。

ただ、医療モールの仲間の一人が抜けてしまうというのは、正直、ちょっとショック。いつのことになるかわかりませんが、必ず終わりは来るということを、正面から突き付けられたような感じです。飛ぶ鳥跡を濁さず、と言いますが、その時は患者さんや近辺の他のクリニックに迷惑がかからないように、しっかりと準備をしないといけないと思わされました。

2026年2月25日水曜日

握り寿司


江戸前鮨というのは、本来は東京湾で採れた新鮮な魚介を使用した握り寿司のことで、江戸時代にはすぐそこで採れたという新鮮さが売り文句になっていました。ですから、東京湾に面したごく限られた地域でしか食べることが出来ないはず・・・なんですが、今では地方でも江戸前鮨の暖簾を出している店はたくさんある。

厳密には、新鮮さだけでなく保存がきくように醤油漬け、酢漬けなどの一手間を加えたもののことを江戸前鮨と呼ぶようなので、江戸城下でないからとあまりかたいことは言わないほうがよろいしいようで。今では、船上での急速冷凍などの技術も進歩して、地方に行っても新鮮な食材は手に入るので東京湾にこだわってもしょうがない。

さてさて、今回は握り寿司・・・・を作りました。

YouTubeでスーパーのお刺身で本格的なものができるというの参考にしました。とは言え、すでに切りそろえたものより、柵の方が圧倒的に美味しさは上なので、ある程度安い時に柵で買っておいて冷凍し、食べたい分だけ切り出すようにしています。

ポイントはブライン液に刺身を浸しておくこと。ブライン液は200mlの水に対して塩10gと砂糖10gを混ぜて氷を入れた液のことで、ここに5分程度お刺身をひたしておくことで、臭みが取れて、食感が上がり、味もよくなるといういい事尽くし。

スーパーで買うと、シャリがやたら多くてネタは薄い・・・というのはしょうがない。その分、お寿司屋さんよりも格安で食べれるので、それはそれでOKです。ただし、せっかく自分で作るのですから、シャリ少な目、ネタは厚めがいい。

今回は固めに焚き上げた米に、ミツカンの寿司酢を振りかけて用意しました。寿司酢のラベルには米1合に対して寿司酢はおおさじ2とかいてありますがこれだとちょっと味が薄い。少し多めに寿司酢を使いました。

全部で34貫(伝統的な江戸前鮨では2つセットで1貫と呼ぶようです)なんですが、これで米は何合でしょうか。正解は1.5合分です。2人前のつもりだったので、だいたい一人分はお茶碗大盛一杯分という感じ。少な目のシャリでまったく問題ありません。

ネタは、一番高くついたのが本マグロ中トロ。せっかくなら本マグロははずせない。大ぶりの海老は赤エビ。定番のサーモンは、そのままと炙りの2種類。ゲソ付のヤリイカ、鯛、そしてカンパチ(貰い物)です。

さすがに握ったシャリの形は悪いのですが、味はまったく問題なく、だぶん全部で3000円はしないくらいだと思うので、まぁ回転寿司に行くよりは安く済んだんではないでしょうか。ちなみに鮨桶は何年か前のおせち料理セットの入れ物です。

2026年2月24日火曜日

もうすぐ、春ですね


昭和のうちに「おっさん」になっていた人にとっては、「小さい春、小さい春、見~つけた」と言いそうですが、これは間違い。「小さい秋」が正解。

で、自分は昭和人であることは確定ですが「おっさん」になったのは平成なので春になりそうな頃に頭に浮かんでくる歌と言えば・・・

キャンディーズの「春一番」です。

楽しげなメロディですけど、実はこれ失恋ソング。春の気配を感じたので、別れた去年の男のことは忘れて、気分一新して新しい恋を探そうという内容です。

もう少し若いと、松任谷由実の「春よ、来い」とかスピッツの「春の歌」なんかがランクインしてきそうです。

この連休は、本当に春かと思うくらい温かかったですね。

家の入口の角にタンポポが咲いているのを見つけました。

土のない場所です。年末に掃除したつもりだったのですが、つもりはあくまでもつもり、種が残っていたようです。

タンポポも生き残るのに必死なんでしょうから、しばらくこのままにしておこうかと思います。

とは言え、これからは三寒四温。寒い、温かいを繰り返して、本当の春の陽気を迎えるのはまだまだ先の事です。

2026年2月23日月曜日

2026 ミラノ=コルティナ冬季オリンピック 閉幕


眠たい、眠たい2週間が終了しました。

イタリアで行われた冬季オリンピックの全競技が終了し、世界中からいろいろと期待通りの成果を出した選手、そうでなかった選手も含めて、頑張っている人の姿は我々のような「にわかファン」にも力を与えてくれました。

見ていて一番引き込まれるのは、やはりフィギュア・スケートでした。いよいよジャンプするぞ、というワクワク感や、うまく行くとヨッシャーと叫びたくなる楽しさ、そして失敗があるとあきらめずにガンバレと応援したくなる。

つまり、競技者と観客が喜怒哀楽を数分間の中に圧縮して共有できるところが、多くの人を魅了してやまないポイントなんだろうと思います。選手たちのギラギラしたライバル心が目立つ時期もありましたが、少なくとも今回は全員がお互いをリスペクトしている感じが伝わって来て、メダルの色を超えたすがすがしさがあったように思います。

それにしても、近年大きな問題になっているのは、SNSでの選手への誹謗中傷です。これはスポーツの世界に限ったことではなく、物理的ないじめよりも心を壊してしまいそうでとても怖い。

少なくとも、これらを完全にシャットアウトすることはおそらく不可能です。有名人になるほど、SNSでの自己表現・自己宣伝を必要とするのかもしれませんが、SNSの発信の必要性も検討した方が良いのかもしれません。一個人が勝手につぶやいたことを、いちいち取り上げる傾向があるメディアの姿勢も問題だと思います。

2030年の冬季オリンピックはフランス。南部のアルプス地方で行われるので、地理的には今回のミラノ・コルティナと近いところにあるので、またまた寝不足を覚悟しないといけません。

2026年2月22日日曜日

SEKAI NO OWARI / EYE・LIP (2019)


SEKAI NO OWARIは、メジャー・デヴューして、2012年から2018年までにオリジナル・アルバムは2枚発表しています。音楽活動としては寡作という感じですが、この間にそこそこの数のシングル曲を加えながら、彼らの考えるファンタジーの世界を具現化したテーマ・パークのようなステージを繰り広げてきました。

2019年2月に、満を持してという感じで、前作から約4年ぶりとなる新しいアルバムが発売されます。しかも、「Eye」と「Lip」という表裏一体のような2枚の同時発売で、合わせて全26曲(既発売の6つのシングル曲を含む)というボリュームは、さすがに時間をかけたという感じがします。

実質的に2枚組の大作ですが、コンセプトは「目は口ほどに物を言い」ではなく「目と口は異なる物を語る」ということであり、これまでのセカオワ・ファンタジーからこどもっぽい部分をそぎ落として、大人のためのファンタジー世界を展開しました。そういう意味では、単に「売れる音楽」というより、彼らのダークな面が強調された作品に仕上がっています。

間違いなくバンドの中心メンバーはFukaseですが、SEKAI NO OWARIを楽曲やステージを知るためには、彼の生い立ちに触れないわけにはいきません。

本名、深瀬智、1985年東京都大田区生まれ。中学の時に、いじめにあい不登校になりますが、幼馴染のNakajinだけが、毎朝迎えに来てくれたそうです。高校に進学するとパニック障害を発症し、一時的に精神科の閉鎖病棟に入院し、精神科薬の副作用にも苦しみました。すべてを失ったかのように考えるそんなFukaseを立ち直らせたのが、Nakajinらと始めたバンド活動でした。

世間を否定的に見る面と、それでも何かを信じていきたいという気持ちが発露した楽曲が多いのは、そのような経緯があったことを踏まえると、上っ面だけ弱者の味方をしているわけではなく、自分の心の叫びそのものであることがわかってきます。

2015年の日産スタジアムでのライブで、初めて自分たちの成功を確信できたFukaseは、MCの中で「いろいろ苦労してきたけど、ついにここまで昇りつめた」と言い「みんなも負けるな」と檄を飛ばしました。普通なら「みなさんありがとう」と言いそうなところだったので、最初は違和感を感じたのですが、Fukaseの生い立ちの一端を知ると何となく理解できました。

ですから、何となく生きづらさみたいなことを感じている現代人の多くに、直接的に刺さる音楽になっていることが、彼らの成功の理由にあることは間違いない。しかも、単なる励ましではなく、自らが社会的弱者から這い上がって来たところが多くの共感を得ているのだと思います。

2026年2月21日土曜日

2026 ミラノ=コルティナ冬季オリンピック 「0.775秒」


2026年の冬季オリンピックもいよいよ終盤。

今週も、たくさんの日本人選手たちの活躍で寝不足ですが、主だった日本の戦いはほぼ終了した感じです。

その中で、最も話題をさらったのは、フィギュア・スケートのペア種目での三浦璃来・木原龍一両選手による金メダルでしょう。

前日のショート・プログラムでミスをしてしまい、本人たちの絶望する姿から一転して、フリーの演技では、素人目にも驚異的な凄さを見せつけて世界最高得点を叩き出してメダルを獲得しました。

でも、そのショートでは、確かに失敗したなとわかるポイントがあったのですが、おそらくたった一つの技だったと思います。それであれだけショックを受けるのか? と思うくらいのリアクションで、それに賭ける思いの強さというものを見せつけられた感じでした。

どうしても、フィギュア・スケートというと、男子、女子の個人種目の印象が強いのですが、団体としての勝負や、ペア競技としての奥深さを認識させられた今大会だったと思います。

一方で、芸術性という主観的な評価が加わるフィギュア・スケートと比べて、時間だけが評価される真剣勝負の世界がスピード・スケートです。

しかも、二人ずつ滑るとは言っても、その相手と直接の対決をしているわけではなく、いかに時間を削りだすか自分との闘いです。本日未明の深夜に行われた、女子1500mはそのハイライトでした。

世界記録は1分49秒83。2019年にこの記録を叩き出したタイトル・ホルダーは、日本の高木美帆です。高木は過去2回のオリンピックのこの種目で、それぞれ銅メダルを獲得していますが、今回は年齢を考えても最後の金メダルのチャンスでした。

結果は、残念ながら6位。1000mまでは、かなり期待できるペースをキープしていましたが、最後のスパートが足りなかった・・・のかもしれません。0.775秒。金メダルのオランダ選手と高木選手との差です。人の感覚では、はっきりと違いが認識できない時間差です。時速50km/h弱で走り切る競技の世界では、この差は約10mになりますので、本人的には完敗と感じているかもしれません。

それでも日本のスピート・スケートをここまで牽引してきた実績が揺るぐことはありません。闘いをあきらめない姿勢は、十分に日本に伝わりました。本当にご苦労様でした。

2026年2月20日金曜日

SEKAI NO OWARI / The Dinner (2016)


今更言うまでもなく、SEKAI NO OWARIというバンドは、ベースレス、ドラムレスというかなり変わったメンバー構成で、足りない部分はプログラミングによる処理を行っています。彼らは、そのことで、異端のバンドとして苦労してきたでしょうが、音楽の構成としてメロディとリズムは大切。リズム・セクション無しでは限界があることは百も承知だろうと思います。

スタジオ・ワークだけに限って言えば、「打ち込み」の音を使うことで、それでも大きな問題にはならないかもしれません。しかし、ライブともなると話が違ってきます。もちろんジャズのように、大部分をアドリブでこなす音楽を演奏しているわけではありませんが、それでもあらかじめ作られた部分から逸脱することはできません。

生の演奏での観客とのコミュニケーションというのは、ライブの醍醐味のはずですが、彼らのライブを見ていてどこかに違和感を拭いきれないのは、ファンの方に怒られると思いますが、極端な言い方をすれば「カラオケ・ライブ」を見ているようなところから来ています。

2016年の「The Dinner」と題されたツアーで、彼らは大きな変化を見せてくれます。ライブにサポート・メンバーとしてベースとドラム、そしてストリングスが加わったのです。ベースはマーリン・ケリー、ドラムはマイク・マリントンという外国人ですが、二人ともSMAP、モモクロ他多くの日本人のレコーディングやライブに参加してきた実績があり、以後必ずSEKAI NO OWARIのライブには帯同するようになりました。

「The Dinner」はアリーナ・ツアーで、会場に巨大な洋館を建ててしまいました。バンドのダークな面が強調され、ステージは夜をイメージした暗いセッティングになっています。プログラミングによる音が減った分、いくつかの楽曲では今までとは違うアレンジがなされて、馴染のある曲も新鮮味が戻った感じがします。

2017年のスタジアム・ツアーは「Tarkus」です。タルカスは、Fukaseが創作した話で、後にこのストーリーをベースにした寓話の絵本が作られています。アニマトロにクスを用いたリアルな動物たちがたくさん登場し、彼ら森の動物たちがタルカスと王様の間におこった悲劇を語ります。そして、別々の見方によって善悪はどうにでも裏返ることなので、相手を思いやることが大切だということを示そうとしています。

前のツアーと同じく、ベース、ドラム、ストリングスが加わり、さらにホーン・セクションも加わり、スタジアムの中央に大きな木を取り囲むような円形のステージを用意して、バンド・メンバーらはぐるりと囲むように配置しています。また森の動物たちの声は、お馴染みの山寺宏一の他に夏木マリなども加わり豪華。

ただし、この物語部分の比率が強くなり、SEKAI NO OWARIの音楽とはべつの人形劇を見ているような感じもするので、音楽を聴きたい人にとっては物足りない気分になったかもしれない。もっとも、そんなファンタジーを含めて彼らのファンが集まるということなのかもしれませんね。

2018年には野外ツアー「INSOMNIA TRAIN」が行われました。これは2013年の「炎と森カーニバル」の拡大版みたいなもので、単独のDVDの発売はなく、翌年に発売されたニュー・アルバムの初回限定盤にフル・コンサートがDVDが付属しました。

高さ30m、幅80mにわたる巨大な夢の国のネオンサインあふれる歓楽街のセットが作られて、見る者の度肝を抜きます。いつものストーリーはアニメーションでときどき挟まれますが、今回は控えめです。ニュー・アレンジの楽曲や、翌年発売される新曲が盛り込まれ、セット・リストとしては今までにない新しさを感じるものになりました。

2026年2月19日木曜日

安物買いの銭失わず


見て、見て,見て。

昭和の匂いがプンプンする、昔ながらのサンダルです。

最近は、おしゃれなサンダルが増えて、レトロなこっちを探すのに苦労します。

流行は、インソール感覚でアーチを盛ったサンダルなんかが増えていて、足の裏が痛い人は、スリッパの代わりに屋内で履いたりするのがおすすめ。

一番有名なブランドはBirkenstock (ビルケンシュトック)なんですが、けっこう高い。ほとんどが1万円くらいしますし、ビニール製の廉価版でも5千円です。

そこで、これです。

よく「健康サンダル」という呼ばれ方もしていたと思いますが、今ではトイレくらいでしかお目にかかれない。

いやいや、もったいない。そもそも一組千円しません。よく見ると、ちょっとだけですが、アーチもつくってあります。ゴムっぽい素材で、その柔らかさが絶妙なんです。足の裏のフィット感が抜群です。

実は、正直に告白しますが、これをずっと家でスリッパの代わりに使ってました。クリニックでは、ビルケンの廉価版をずっと使っていて、傷んでくると家で外履きにしていました。

前のが10年近く使って、いよいよボロボロになったので新調したんですが、初日から何の違和感もなく馴染んでしまいました。

素晴らしい!! これは安物買いの銭失わずです。

2026年2月18日水曜日

ペットボトル買いだめ


クリニックの隅っこに、ペットボトル飲料を置いています。

それも少ない時でも10本、多いと20本近くになることがあります。

いろいろと違うもので揃えようとしているのですが、コンビニで「もう一本無料」キャンペーンをしていると、思わず余計に買ってしまうので、今のように偏る場合がありります。

・・・えっ? 何でそんなにためこんでいるかって・・・

まぁ、当然、疑問に感じるところだと思います。

診療の合間とかに喉をうるおすためのもの。そりゃそうなんですが、昔はクリニックに伊藤園の自販機を置いていたので、わざわざよそから買って持ち込んだりしてはいませんでした。

ところが、売り上げの効率の悪い自販機は回収するという伊藤園さんの決断により、5年前に自販機は撤去されてしまったのでした。以来、実は伊藤園の飲料は一切買わないことにしています(・・・根に持っている)。

とりあえず、常温保管ですが、時々はスタッフが「飲み物忘れた~」というときに重宝したりもするので、それなりに役に立っているというところでしょうか。

2026年2月17日火曜日

安物買いの銭失い


安物買いの銭失い・・・価格の安いものは品質が悪く、すぐに傷んだりして買い替えることになるので、かえってお金がかかる・・・という意味。

今回は価格が安いからと、しっかり確認して通販を利用しなかったために、失敗を繰り返した話。

UNIQLOの部屋着のスウェットのパンツを、10年以上パジャマ代わりに使っていたのですが、ついに伸びきってしまい買い直すことにしました。

当然、最初はUNIQLOのネット・ショップを利用して、「スウェット」という言葉だけで探してポチっとしたんですが、届いたのは今どき流行のワイドパンツ。スノーボーダーのぱんつみたいで、重たくて、ダボつきすぎて・・・なんか、しっくりこない。

そこで、今度はAmazonで探しました。

スウェット、ジャージなどのキーワードで、最初にタイムセールで見つけたものが届いて、早速着用してみると・・・なんか、きつい。

サイズはいいはずなのに、なんできついのだろう・・・と確認したら、商品説明の最後に「レディース」と書いてあるじゃないですか。

それを見ていたかみさんが、あらちょうどよかった、私も欲しかったと言ってさっさと自分の物にしてしまいました。

じゃあ、今度は間違いないように、タイムセールの安いものからメンズと書いてあるものをポチっとしました。

翌日配達されて、またまた早速履いてみる。

あれ、今回もやたらと超ぴったりで、ほとんどダイビングスーツ状態。何でだぁ~、と叫びながら、再び商品説明を確認してみた・・・とほほほ、サイズ間違えたぁ~

LLが欲しかったのですが、Mサイズじゃん。きついはずです。しっかり確認しなかった自分が悪いのですが、これもかみさんが使うことになりました。

今度こそは、もうタイムセールはやめました。これまでのは、全部2千円以下ですが、今回は有名ブランドで4400円です。メンズ、サイズ、色、全部よ~く確認して、これで最後だというつもりでポチった。

ついに、自分の求めていたものに巡り合いました。結局、1万円弱を使ったことになり、高くついたというわけです。通販での衣類の注文は難しい・・・・というより、安いからと、気楽にポチることは戒めないといけませんという話です。

2026年2月16日月曜日

2026 ミラノ=コルティナ冬季オリンピック 前半終了


連日、日本勢の活躍が伝わってきて、ワクワクするけど寝不足の方々が増えていることと思います。

早くも、前半が終了して、多くの競技の嬉しい話題で持ちきりになっています。メダル獲得も、色はともかく数は二桁になっていますし、立派なものです。

近年は、オリンピックのたびに開催する意義が議論されることが多くなりましたが、アスリートの皆さんにしてみれば、4年に一度の貴重な「世界一」を決する大会であることには変わりはありません。

オリンピックを目標に日頃から切磋琢磨してきたアスリートが、純粋に腕を競う場であることを切に願わずにはいられませんが、今回も、何かと色々なノイズが聞こえてくるのは大変に残念な気がします。

それはさておき、チーム・ジャパンの活躍で、前半特に注目したのが、二つの団体戦です。一つはスキー・ジャンプ、そしてもう一つがフィギュア・スケートです。いずれも、本来は個人種目ですが、一人一人の点数の合計で国として戦うというシステムは、とても見ていても面白さが増すものです。

スキー・ジャンプは1988年から男子の団体戦が導入され、前回の2022年北京から混合団体戦が行われるようになりました。やはり、その初めての混合団体戦で、高梨沙羅選手のスーツの規定違反による失格は青天の霹靂と言える「事件」でした。

今大会では、その高梨選手の再度のチャレンジを含めて銅メダルを取れたことは、本当によかったと思います。高梨選手はずっと心の傷を引きづっていたことだろうと思いますので、これを機会に再び上を目指して活躍してもらいたいと思います。

2014年から導入されたフィギュア・スケート団体戦でも、一人一人が自分のペースで頑張るのと違い、様々な作戦が必要となってくる。全体の流れの中で、かなり無理をしないといけないこともあるとは思いますが、それが良い緊張感につながって応援にも一層熱が入ります。

そして、スノーボード関連の活躍もすごかった。ハーフ・パイプのキング、平野歩夢選手が直前の試合で大けがをしたにも関わらず出場したことは、いろいろ賛否はあるかもしれませんが、他の選手に対しての起爆剤として大きな意味があったのではないでしょうか。

さてさて、後半戦、日本のみならず世界中のアスリートの皆さんの活躍が楽しみです。まだまだ寝不足の日々は続きます。

2026年2月15日日曜日

SEKAI NO OWARI / Twilight City at NISSAN STADIUM (2015)

SEKAI NO OWARIの待望のセカンド・アルバムは、2015年1月に発売されました。タイトルは「Tree」。彼らのライブ・イベント「炎と森カーニバル」で、観客を驚かせた巨大な樹木のセットの写真がジャケットに使われています。

収録曲の半分くらいは、すでにシングルで発表していたり、ライブで演奏されていたので、比較的すんなり聞くことができます。また多くの曲が、タイアップ曲となり、映画やテレビのドラマ・アニメの主題歌、あるいはCMで使われ、彼らの存在が広く世間に認知されたことがわかります。

内に向かうエネルギーが中心だったSEKAI NO OWARI、特にFukaseのおそらく体験してきたさまざまな苦しみみたいなものが表現される曲が多かったのだと思いますが、このアルバムでは外向きの雰囲気が増えたように思います。彼らの成功体験が、自信となったのではないでしょぅか。

アルバム発売後、最初のライブは2015年7月18日と19日の2日間、初めてのスタジアム・ライブとして実現しました。場所は日産スタジアム。7万2千人収容できるスタジアムですが、1/4くらいはセットが組まれましたが、アリーナ席があるので、2日間で14万人を動員しています。日産スタジアムの観客席の高さは一番高い所で52mだそうですが、何とそこに高さ40m幅60mの巨大なセットが作られました。

「炎と森のカーニバル」で登場した巨大ツリーに模した樹木が再び登場しましたが、その周囲にたくさんの架空の街並みが作られ、今回はツリーの上の方まで登っていけるようになっていました。

「Tree」に収録された「ムーンライトステーション」のイメージが大きく取り入れられていて、月からTwilight Cityにかぐや姫を迎えに来る銀河列車がテーマ。3両編成の列車がスタジアムに到着するアニメーションからスタートし、途中で1両が10mくらいある3両編成の列車がFukaseとNakajinを載せてアリーナを一周します。また。同じくらいの大きさのバルーンの銀河列車が空中を飛ぶのは圧巻です。

恒例となったDJ LOVEコーナーは、何とヘヴィメタ。空を歩かせたり、ダンスをさせたり、散々自分をいじってくれたけど、本当は寝ていたいとシャウトし、最後ギターから火花が飛び散るという最高に楽しめます。

これまでのライブでは、基本的にプログラミングされた伴奏を用いる関係で、あまり歌の部分については大きな変化は有りませんでしたが、今回はSaoriのピアノ伴奏だけで歌われる「ピエロ」やNakahinのギター伴奏だけによる「スノーマジックファンタジー」が披露され、ミュージシャンとしての実力もしっかりと披露してくれたところは嬉しいポイントです。

2026年2月14日土曜日

meiji 生のとき


2011年からの14年間、明治メルティキッスのCMに出演していた新垣結衣が、昨年でCMを卒業したということで、泣いて泣いて泣きはらしたガッキー・ファンの皆さん、ガッキーは新製品の「生のとき」で復活しました。

「こちら、新しすぎて、チョコレートとは呼べないそうです」

チョコレートじゃないんかい!! と思った方も多いとは思いますが、食べてみたら、立派にチョコレートでした。

確かに、自分が知っている、いわゆる生チョコと食感は似ている。なめらかな口どけというんですか、さっと噛めて、口の中に香りが広がる感じがします。

一箱に4枚入りとなってますので、連続で食べれば1分かからず終わってしまいますが、そんな下品な食べ方をするチョコレートではありません。

ただ、値段(250円!!)を考えると・・・やはり普段着と違ってドレスアップした特別な状況で登場するような大人のお菓子というところでしょうか。

とはいえ、どちらかというと、冷蔵庫で冷やした板チョコをパリッと食べる方が好みかも・・・

2026年2月13日金曜日

都筑区ドットコム


すごく久しぶりに、メディアのインタヴューを受けました

都筑区ドットコムというインターネットの地域情報を提供するサイトですが、開業当時からあったので、この手のサイトとしては老舗みたいなところでしょうか。

もう10年近く、宣伝らしい宣伝はしていません。インターネットの医療検索サイトとしては「Doctor's File」だけ継続していますが、ここにのっている記事はもう15年くらい前のもので、写真も今と違って若い。

今回は、医師会のホームページが刷新され、それと連動する企画だそうで、料金もかからないのでお受けしました。

基本的に、話すことは好きですが、自分の宣伝は苦手なので、ライターの方がうまくまとめてくれて、読みやすい文章になっていると思います。

日当たりの良い開放感のある院内の様子は、開業して20年だった今でも自慢です。これを見て受診するかどうかはわかりませんが、とりあえず名前だけでも知ってもらえれば意味があるというものです。

2026年2月12日木曜日

fire stick TV 買ってみた


テレビは与えられたプログラムを、決まった日時とチャンネルを選択して見るもの・・・でした。ところが、時代はかわり、見たいときに見たいものを見るという、より自由度の高いものになってきました。それがネット配信というシステム。

地上波放送という仕組みに長い間縛られてきた我々昭和人は、テレビ放送は無料、そのかわりCMをうんざりするほど見ると言う生活に慣れ親しんできました。それは、衛星放送やケーブルテレビで、チャンネルが増えても基本的には同じこと。

見たいものを見る時間にテレビの前にいることが出来なければ、録画という方法が提供されていて、DVDやBlurayのような光磁気メディアに記録したり、ハードディスクに録りためるわけです。ネット配信は、それらの行為をネット内のストレージにすでに行ってくれているようなもの。

ただ違うのは、ネットから見るためには一つ一つの番組に対してオン・デマンドで対価を支払うと言う点にあります。いわゆるサブスクリプションというもの。現在、最も人気のあるプログラムを用意できているサブスクは、NetflixとAmazon primeが両横綱と言えると思います。

Netflixは潤沢な資金で、もはや地上波テレビ局には到底不可能な製作費でオリジナルのドラマや映画を提供しています。Amazon Primeはオリジナルは少ないものの、一般公開された映画などをスピーディに自宅で見れるのが強み。しかも、買い物でAmazonを頻繁に利用する場合はPeime会員になっていることが多いと思うので、追加の支出は最低限で済みます。

1月に我家のケーブルテレビのチューナーの調子が悪くなったので、機器を取り替えることにしたんですが、新しくしたらネット配信アプリの選択肢がずいぶん減ってしまいました。それじゃ、ということでついにFire Stick TVを購入してみました。

Fire Stick TVは、Amazonが提供するネット配信受信専用のデバイスで、テレビなどのHDMI端子につなぐだけで、多くのネット配信をテレビで見ることが可能になります。一番安いもので、約8千円、一番高機能のもので約1万3千円です。一番安いのですが、これでも機能は十分と思えた「fire stick TV 4K SELECT」を選びました。

接続は実に簡単。使い方も実に簡単。Netflix、Amazon Prime以外に、Abema、Tver、そしてYouTubeも無料の範囲で見れます。有料なら、さらに多くのプログラムに対応しています。しかも、場合によっては外して持ち歩いて、外出先でもWiFiにさえ接続できれば使用可能というのが面白い。

ますます地上波テレビ局には未来がないなと感じる今日この頃なのでした。