水沢腹堅は、七十二候で「さわみずこおりつめる」と読む。二十四節気の大寒の次候にあたり、もう寒さここに極めりみたいな表現です。
日本の最低気温の記録は、旭川のマイナス41度だそうで、これが記録されたのは1902年1月25日。氷点下になっただけで、寒い寒いとぼやく自分には想像に絶する話です。
ヒトのたくましいのは、そんなマイナスをプラスに変える発想がいたるところにあって、旭川では「氷点下41度」というお菓子があったりするんですね。
一方、この頃は三寒四温という表現もあり、1週間単位で寒くなったり温かくなったりを繰り返す。着実に春に向かって、少しずつ陽が伸びて、温かさも増えてくるわけです。