最初からあのような模様が出てくるのが普通だと思ってました、けっこう最近まで。
でも、違う。あれはメロン農家の方の努力の賜物であって、綺麗な細かい網目状の模様を作るには相当熟練の腕が必要らしい。
一言で言えば、あれの網の目の模様はメロンの皮が傷ついてできたかさぶた。
メロンの実は最初は縦に成長して、途中から皮が固くなり始めると同時に、横に膨らみ始めます。この時皮にひびがはいる。
このひびを埋めるために、メロンはスベリンと呼ばれるコルク状の物質を分泌します。つまり、これが「かさぶた」みたいな物。
水やりが多いとこのかさぶたが太くなってしまいます。皮にひびが入りだすタイミングを見定めて、水やりを中止してひびを細かく発生させるのがなかなか難しい。
だから、網の目の模様が均一で細かいほど高級ということになるんですね。もっとも、味が大事なのは言うまでもありません。