2021年8月6日金曜日

網の目のマスクメロン


最初からあのような模様が出てくるのが普通だと思ってました、けっこう最近まで。

でも、違う。あれはメロン農家の方の努力の賜物であって、綺麗な細かい網目状の模様を作るには相当熟練の腕が必要らしい。

一言で言えば、あれの網の目の模様はメロンの皮が傷ついてできたかさぶた。

メロンの実は最初は縦に成長して、途中から皮が固くなり始めると同時に、横に膨らみ始めます。この時皮にひびがはいる。

このひびを埋めるために、メロンはスベリンと呼ばれるコルク状の物質を分泌します。つまり、これが「かさぶた」みたいな物。

水やりが多いとこのかさぶたが太くなってしまいます。皮にひびが入りだすタイミングを見定めて、水やりを中止してひびを細かく発生させるのがなかなか難しい。

だから、網の目の模様が均一で細かいほど高級ということになるんですね。もっとも、味が大事なのは言うまでもありません。