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2021年8月8日日曜日

横浜市長選挙


横浜市長選挙が、本日公示されます。以下の方々が立候補の意思を表明しています。

太田正孝氏 (75) 市会議員
福田峰之氏 (57) 前衆議院議員
坪倉良和氏 (70)水産仲卸業
小此木八郎氏 (56)前国家公安委員長
山中竹春氏 (48)元横浜市大教授
田中康夫氏 (65)元長野県知事
林文子氏 (75) 現職
松沢成文氏 (63)参議院議員

立候補予定でしたが、公示前に立候補をしないと表明したのは次の二人。
藤村晃子氏 (48) 日本動物虐待防止協会代表理事
候補者乱立による票の分散を危惧
郷原信郎氏 (66) 弁護士
別の二人の立候補予定者に対する不信感があり、当選させない「落選運動」に専念

確かに立候補者が多すぎの感は否めない。表割れになると、現職の林氏が有利になるかもしれません。しかし、個人的な意見として、今回の大きな争点であるIR誘致に反対の立場として、なかば強引にIRを進める林氏には大きな失望をしていますし(前回IR無しという前提で当選したはず)、再選による長期政権は避けるべきと考えます。

カジノを含む統合リゾートというのは、横浜市の財源を潤し一般市民への還元がある・・・ということはまず期待できないと思っています。ほとんど、関連業者の利益に結び付くだけで、大多数の市民にとってはメリットがあるとは思えない。

林氏以外でIRに賛成を表明しているのは、横浜市議から国政に進出し衆議院議員になった福田氏。しかし、2017年の選挙で東京に地盤を移し落選。今更、横浜に口出せる立場じゃないはず。

小此木氏は、IR誘致を進めたい菅総理大臣のもとにいた人物であり、最近になって急にIR反対を掲げて立候補を表明しました。裏切り者のはずなのに菅総理大臣が支援を表明するというのは、かなり裏の裏がありそうと勘繰りたくなる。前回の市長選挙の林氏のように当選したら手の平返す可能性が無きにしも非ず。

IR反対の山中氏は公衆衛生学という医学の中では、医者というより数学者的な領域を専門としている方で、立候補するとなったら急にスキャンダル的なネタがメディアに登場してきました。それだけ、IR賛成派が恐れる存在ということなんでしょうか。松沢氏もIR反対ですが、最近のインタネット広告の下品なくらい垂れ流しにはうんざりします。某ニュース・サイトでは、時には一面に8か所くらい出てきていました。

IR問題以外にも、神奈川新聞によれば、中学校給食、水道料金、上瀬谷の米軍基地跡地、ふるさと納税による市税流出などが争点として挙げられています。国政選挙に比べて、市民に伝わってくる候補者の情報が少ないのですが、8月22日の投票日まで注意深く立候補者の意見に耳を傾けたいと思います。