1945年8月15日、第二次世界大戦において侵略戦争をしかけた日本は、天皇陛下自らの言葉によって敗戦を認め連合国軍に対して降伏を公表しました。
今日、それから76回目の終戦の日を迎えますが、自分たちの世代は、戦争はおろか敗戦による困窮した人々の生活も知らないで、高度経済成長期と呼ばれる戦後日本が最も活気のある時期に育ちました。
残念なことに、日本の戦後教育では日本の戦争責任については曖昧なまま昭和を終えてしまったという感じがしています。ですから、戦争について何かを語る資格は無いに等しいのかもしれません。
しかし、同じ敗戦国であるドイツ・イタリアなどが積極的に戦争責任を明確にしてきたのと比べて、日本が批判される機会は平成から令和になっても衰えることが無いという現実は直視する必要がありそうです。
広島・長崎が象徴するような核兵器に対する反対していく姿勢は重要ですが、「国のため」という名目で戦った兵隊の方々や犠牲になった民間人を追悼するだけの記念日にしてはいけないのだともいます。
戦争そのものの責任を明確にすることは今でも重要であり、時がたつほど困難になっていきます。それが日本に足りないうちは、日本の戦後は終わらないのだと思います(・・・なんてな)。