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2024年7月10日水曜日

銀魂2 掟は破るためにこそある (2018)

福田一雄の脚本・監督による人気マンガ「銀魂」の実写化第2弾。

一作目はついやや褒めてしまったのですが、2作目は・・・はっきり言って遊びすぎ。

坂田銀時(小栗旬)、志村新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)の万事屋三人衆が主役のはずなんですが、ほぼギャグをするための登場で、特に彼らがメインの前半はダラダラと笑えないネタが延々と続く・・・というとこの映画ファンからはお叱りを受けるかもしれませんけど、どう考えても調子に乗って悪乗りしている。

メインのストーリーの本当の主役は真選組。幕府を潰したい高杉晋助(堂本剛)は、真選組副長の土方十四郎(柳楽優弥)の首にヘタレチップを打ち込み、超硬派の土方をいっきにヘタレに変身させて真選組から追い出します。そして、局長近藤勲(中村勘九郎)の信認厚い伊藤鴨太郎(三浦春馬)に、真選組の乗っ取りをさせようとするのです。

鴨太郎は近藤を乗せた列車を、自分の配下だけにして近藤暗殺を企てます。しかし、沖田総悟(吉沢亮)は一人、近藤を守るため奮闘するのです。ヘタレになった土方は最後の真選組としての思いを銀時に託し「真選組を守ってくれ」と頼むのでした。土方をつれて万事屋の三人は、列車に追い付き沖田を援護するのです。

江戸では、高杉の配下、千人斬りの河上万斉(窪田正孝)が将軍(勝地涼)の首を狙って江戸城に攻め込みます。急遽江戸にもどった銀時は万斉と、そして戦いの中でヘタレチップを無効化することができた土方は鴨太郎との決戦に挑むのでした。

福田監督の悪いところがいっぱい詰まった映画・・・と言うと言いすぎかもしれませんが、申し訳ありませんが二度と見ないと思う作品になってしまいました。ただし、唯一見るべきところは、今は亡き三浦春馬の演技。徹頭徹尾ギャグ無しで、孤独な鴨太郎をシリアスに演じていました。