2014年3月31日月曜日

雷乃発声

3月21日から始まった春分という節気の末候が、雷乃発声で、かみなりすなわちこえをはっす。

気温が上がってきて、寒冷前線が通過するようになると、雷が発生しやすくなってくる。寒い冬の間は鳴りを潜めていた雷が、またぞろ動き出すというわけです。

春雷という言葉も、よく聞く表現。確かに、小説や音楽のタイトルに春雷とついているものは少なくない。春の穏やかなイメージと雷の激しさのギャップが、面白いのかもしれません。

ほころびはじめた桜の花ですが、開花期間のどこかで、たいていは雨に降られることが多い。わざわざ「花散らしの雨」とか呼ぶくらいで、雷と共に一気に花が無くなってしまうと寂しい限りです。

うちの近辺では、木蓮は終わりそうですが、桜はまだまだ満開とはいかず、今度の週末くらいが見ごろになるのではないでしょうか。金曜日あたりに天気が崩れる予報が出ているので、ちょっと心配。

いずれにしても、春爛漫という陽気で、明日からいろいろと新しいことに飛び出していく人も多いと思いますが、つまらないことは横においておいて、いろいろなことをリフレッシュしていきたいものです。

2014年3月30日日曜日

J.E.Gardiner / J.S.Bach Matthaus Passion

ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽を聴いていくとなると、以前の自分のように器楽曲しか聴かない場合は、それほど知らなくても困らないのが教会暦。

しかし、声楽曲を聴きだすと、そのほとんどが宗教曲ですから、J.S.バッハが関係していたキリスト教、とりわれプロテスタントについの知識抜きでは、その半分も楽しめない。

実際のところ、キリスト教からすれば異教徒の自分のような日本人にとっては、クリスマス以外はあまりピンとこないものばかり。ただ、よーく思い出してみると、確か幼稚園の頃だったか、色とりどりに卵を塗ったりするような遊びをしたことがある。

そもそも、週という7日間の単位は、旧約聖書の神様が6日間で世界を作って7日目を安息日にしたことから始まっているわけですから、これは宗教を超えて世界中への強い影響の一つ。

気がつかないところで、キリスト教関連のイベントは、けっこう生活の中にも入り込んでいるようなところです。そもそも、世界で最も信者が多いのがキリスト教ですから、地球の上で生きていくには、知らなくても困らないけど、知っていた方がいいことの一つでしょう。

どうも、いろいろある教会の1年を通しての記念日には2種類あることが、そもそもわかりにくい。プロテスタントが重視するのは、イエス・キリストの布教行脚に従った季節の中の記念日。カトリックでは、それ以外に重要な聖者の誕生日とか亡くなった日も記念日としている。

教会暦を知るのは、バッハの音楽を楽しむのが目的ですから、一部を除いてプロテスタントの暦を中心に勉強しておけば何とかなりそうです。どっちにしても、スタートはキリストの誕生日、つまりクリスマスということなんですが、残念ながら今は春。

4月になると、キリスト教としては大きなイベントがイースター。これが色とりどりの卵が登場するイベントだったわけですが、これはキリストが磔刑に処され、3日後に復活するという聖書の話に基づくもの。

そこで、まずはここに間に合うように、ある程度の勉強をしておこうというわけです。まぁ、あらためて調べなくても、キリストへの信仰が強まるにつれ、その力を心配したローマ帝国がキリストを不穏分子として捕らえて処刑したということくらいは知っています。

それに先立って、キリストは自分の行く末を予見して、最後の晩餐で弟子たちに話をする。その中には裏切り者としてはユダ、3回イエスを知らないとうそをつくペテロなど、有名人がはいっています。

そして、なんと処刑されても復活し、さらに40日後に昇天して神となるというのが、キリストの生涯の最後の数ヶ月の奇跡というところでしょうか。

今年は4月18日が受難の日、つまり処刑されたキリストの最初の「命日」です。ここがスタート。教会暦では聖金曜日ということになります。そこで、いきなりハードルがやたらと高いのですが、必ず聴いておかないといけないのが、このキリストの一連のストーリーを含んだ受難曲です。

バッハは、「マタイ受難曲」と「ヨハネ受難曲」という2つの受難曲を作っています。実は「ルカ受難曲」、「マルコ受難曲」というのもあるのですが、ルカは他人の曲の修正、マルコは楽譜が残っていません。

何がハードルが高いって、「マタイ受難曲」は人類史上最高の音楽傑作というのが一般的な評価となっているんです。マタイが無ければ、他のすべての音楽は存在価値を否定されてしまうくらいの勢いです。

まぁ、そこまで大袈裟にしなくてもいいとは思いますが、ずっと今までそういう音楽を避けて通ってきた自分としては、いきなりエベレスト登頂を目指してトレーニングを開始するみたいなものです。

録音音楽としては、古くはメンゲルベルクの録音(1939)が傑作とされ、聴衆のすすり泣きが一緒に録音されているというような伝説もあったりします。 もちろん、自分の場合はガーディナー先生に登場してもらうことになるのですが、一般的には古楽系の演奏にの中では評判は低くはありません。

ガーディナー先生の手兵が当然活躍するのですが、ここでもひときわ素晴らしいのがモンテベルディ合唱団。これだけ完璧な合唱団は他にあるでしょうか。って、最近この手の音楽を聴き始めたばかりの自分がいうのはも説得力が低いのですか、ネットなどの評判もそんなところ。

何しろ長大な曲で、聴きとおすには相当なエネルギーが必要です。それなりのキリスト教の知識を整理して、受難曲の歌詞の内容も理解しておきたい。

ガーディナー先生を信用してはいるのですが、さすがに音楽としては最も世評の高いカール・リヒターの演奏(1958)も避けることはできそうにありません。これも廉価盤で手に入れましたので、あわせて聴くつもりです。


2014年3月29日土曜日

intermission

年度末で、いろいろ気がせくことが多くて、ブログのねたはなかなか思いつかないなぁ。

よく、毎日よく書きますねとか言われますが、まぁ毎日の日記・・・自分の記録だと思えば、毎日書くことはそれほど苦ではありません。

クリニックのCM的な要素としては、関節リウマチ、自分の趣味の世界では、音楽と映画、そしてなかば強制的に書くようにしているのが暦の話。これだけあれば、毎日はなんかしら埋まるものです。

さすがに、これだけ続くと、もう日課みたいなものですから、何も書かないと、なんか気持ちが悪い。とは言っても、それでも書くことが思いつかないときというのはあるものです。

もう、開き直って、書く事が無いことを、こうやってぼやいておくというのも、ありなんですが、このくらいでやめておくのが無難なところ。また、明日から考えましょう。

2014年3月28日金曜日

真央 LAST DANCE

今回は見たでしょう? 見ますよね。うん、見る見る。

世界フィギアで、昨夜は女子ショートの演技がありました。ソチのオリンピックは時差の関係で真夜中。眠い思いで見た人も、朝ニュースで見た人も、日本人全員が愕然とした浅田真央のショート。

思わず無かった事にして、と思ってしまうほどの超緊張のボロボロの演技。フリーでは開き直って、最高の演技を見せてくれたので、あ~よかったぁとなりました。

今回の世界フィギアは、場所は日本。今シーズンで引退の意向を表明している浅田真央にとって、本当の最終試合になります。

会場にいる人も、テレビを見る人も、とにかく異様な緊張感を持って演技の開始を待ちました。浅田のテーマ曲のようなショパンのノクターンが流れ始め、滑り始めて・・・

最初のトリプルアクセル・・・が、決まった瞬間、浅田真央本人も、見ていたすべての人も、心に引っかかっていた呪縛から一気に開放された感じでした。

後は素人目にも、素晴らしい演技が続きました。終わってみれば、歴代世界最高だったバンクーバーでのキム・ヨナ(78.50)を上回る得点(78.66)を獲得する完璧な演技。

もう、日本人全員が浅田真央のお父さん・お母さん状態。ほっとしましたね。テレビでは、しょっぱなの登場だったので、続く選手の得点が出るたびに「越えるな」と願うばかりでした。

フィギアの得点の仕方は、どうもよくわかりませんが、とにかく明日のフリーで最高の笑顔を見せてもらいたいと思うだけです。

2014年3月27日木曜日

年度末

今週は、めっきり春めいてきました。冬が大雪で寒かっただけに、気温の上昇は桜だけでなく、ヒトも嬉しいものです。

そして、いよいよ年度末も迫ってきました。日本の社会生活は、3月で区切りのものが多く、そもそも学校の1年が4月から始まる学校年度に慣らされています。その後も、4月から始まる会計年度にそって生活することが多い。

数年前にクリニックを法人化する際に、税理士さんから「年度はどうしますか?」と言われて、年度と言えば4月始まりだと決まっているものだとばかり思っていたので驚きました。

実は、いつから始まるように区切るかは自由だったんですね。まぁ、いつにするかは自分はあまりこだわる理由もありませんから、税理士さんの都合のいいところでお願いしますとお答えしました。

2月から3月は税金の確定申告があり、税理士さんは忙しい。そのまま3月末で年度を区切ると、そうとう大変な事になるようです。そこで、ちょっとずらしたいとの要望があり、結局6月から始まる年度を採用しました。

そんなわけで、クリニック的には5月末が年度末で、本来は今の時期はあまりバタバタ感がないわけです。ところが、今年はちと違う。

なにしろ4月から消費税が5%から8%に上がるので、あまり多くはないものの自費分についての価格の調整が必要。これらは電子カルテを使っていますから、マスターを変更しないといけない。

今の価格の有効期限を3月31日までに設定して、4月からの新価格を登録しておく必要があります。もともと税抜き価格で設定していれば、いじらなくてもいいのですが、1円単位の価格を避けたいので、税込みで1円以下が出ないようにしていたんです。

さらに2年毎の診療報酬改定もあります。前回の時は、ほとんどすることがなかったのですが、今回は少なからず影響を受けるんです。業務の効率化のために有る程度独自のセット化をしているので、これらの修正が必要。

実際には、4月にならないとできないこともあるのですが、いろいろと準備をしておかないといけないことがあったりします。

あ~、あと4日かぁ~。年度末だなぁ~。。。。

2014年3月26日水曜日

櫻始開

今日から七十二候で櫻始開となります。さくらはじめてひらく、というわけで、それにあわせたわけではないでしょぅが・・・

昨日・・・桜が・・・開花しました!!・・・っというのは、東京の話。

気象庁の職員が、靖国神社にある桜の標準木を眺めて観察。「5輪咲いているのを確認しました」っていうわけで、気象庁の開花宣言になったわけです。

デジタル化が進んだ時代に、何ともアナログな話ですが、なんとなくほのぼの感があっていいじゃないですか。

ただし、横浜のこっちのほうでは、もうちょいじゃないでしょぅか。桜の木を間近に見れるところにいってみましたが、まだ蕾は開いていませんでした。

とは言っても、今にもはちきれそうな丸い蕾が、たくさんついていて、どんなに遅くとも週末までには間違いない。

今週末が七分咲き、来週の週末が満開で一番の見頃になるんでしょぅかね。桜散らしの雨が降らない事をのぞむだけです。

2014年3月25日火曜日

J.E.Gardiner / J.S.Bach Magnificat

キリスト教の新約聖書の中、特にルカ福音書に、天使ガブリエルがマリアにイエスを身ごもった事(処女懐胎)を告げるという話があって、これを一言で「受胎告知」と呼びます。


その日を記念して、キリスト教、特にカトリックではその日を「マリアお告げの日」として年間を通して固定した休日としています。

それが今日、3月25日。自分はクリスチャンじゃないので、もちろん休みではありません。キリスト教では、キリストの受難に思いをはせて静かに暮らそうと言う四旬節の真っ只中。

教会の音楽も、四旬節の間はお休みでしたが、今日だけは例外。そこでこの日に関連したJ.S.バッハのカンタータは、作品番号でBWV1という最初の番号を付された「Wie schön leuchtet der Morgenstern(暁の明星のいと麗しきかな)」です。

それと単独の曲として「聖母マリアの祈り」に曲をつけたのが「Magnificat(マニフィカト、我が心、主を崇め)」と呼ばれるもの。基本的には様々な作曲家が作っていて、もちろんバッハも作りました(BWV243)。

マニフィカトは直接的に「マリアお告げの日」のためのものではないようですが、ルカ福音書の受胎告知にからんで登場するエピソードなので、とりあえずあわせて聴いておくのが適当のようです。

美術でも受胎告知は格好の題材で、特に有名なのはダ・ヴィンチの描いたものでしょう。10年くらい前に上野で展示されたとき、だいぶ並んで本物を見ました。

遠めで見たときは、思ったより大きくない絵という印象でしたが、近づいていくにつれて、あふれ出てくるエネルギーに圧倒されるような感覚にとらわれました。

異教徒にとっては、今日はキリスト教の中でのマリア信仰というものを、芸術のジャンルから知るためのきっかけにするのにいいかもしれません。

2014年3月24日月曜日

休日の過し方

4月から、消費税増税、診療報酬改定があり、もうじきいろいろとバタバタと準備をしないといけないわけで、この週末はそれに向かってカウントダウン状態。

とは言っても、実際に電子カルテの診療報酬のマスターが更新されない事には、やりたくてもやれないことばかり。4月1日は火曜日で、3月31日の診療終了が勝負かもしれません。

世の中には買いだめに走る人がいるとニュースでも話題になっていますが、そうとう高いものならともかく、普段使いのものをたくさん買っても置いておく場所にも限りがあるし。

そんなわけで、この3日間、世間では3連休の方が多かったようですが、土曜日をはさんで金曜日と日曜日をたっぷり休んでのんびりしました。

天気は快晴で、こどもが小さいなら絶好の行楽日和でした。うちはもう年寄り夫婦の家
みたいにものですから、どこに行くわけでもなく、リビングの陽だまりで惰眠をむさぼるという「贅沢な時間」を過しました。

唯一やったことといえば、春分の日の墓参り。幸い墓所は家から近いので、春と秋の年に2回くらいは、可能な限り墓参り倉井はしないとね。

とりあえず、ゆっくりしてエネルギーを貯め込んだので、3月最終スパートをしてがんばりたいと思います。

2014年3月23日日曜日

Anna Netrebko / Pergolesi Stabat Mater

宗教、とりわけキリスト教関連の音楽というと教会で演奏されるものが主ですが、中には民衆の間に広まった世俗曲的なものも少なくありません。

その代表的なものがスターバト・マーテルですが、これはもともとは聖母信仰から生まれた世俗的な詩が元になっていて、それがカトリックの中に取り込まれたもの。

和訳すると「悲しみの聖母」で、十字架に磔刑に処されたキリストを悲しむ二人の女性、つまり聖母マリアとマグダラのマリアがイエスを思って嘆く様子が記されています。

古くから多くの作曲家が、この詩に曲をつけているのですが、細かいものをいれると数百あるといわれています。 ヴィバルディ、ハイドン、ボッケリーニ、シューベルト、ヴェルディ、プーランクなどなど、数えだすときりがありません。

しかし、有名なものとして三大スタバというのがあって、これについてはまずは異論はないだろうと思います。それが、ペルゴレージ、ロッシーニ、ドヴォルザークの三人によるもの。

さすがにオペラ作曲家として名を馳せたロッシーニのものは、宗教的というよりはオペラ的な感じ。ただ、ミサ曲ではないのでこれはこれでありというところでしょぅか。

ドヴォルザークは、相次いで亡くなった三人のこどもに捧げられたもので、たぶんに自身の悲しみがあまりに深く、全編を貫く悲哀の情感は他を圧倒します。

しかし、宗教的な雰囲気を持ちつつも、人の悲しみの心を描き出す美しさでペルゴレージのものが、一番詩の内容にマッチしているように思います。

ペルゴレージは大バッハのこどもたちと同世代で、 わずかに26歳で亡くなっているため、遺された作品は少ないものの、オペラの基礎を作った作曲家の一人として音楽史に名を残しています。

スターバト・マーテルは最後の作品とされていて、ソプラノとあるとのソロあるいはデュエットという構成。アルトが聖母マリア、ソプラノがマグたらのマリア。

アンナ・ネトレプコといえば、もともと声楽・オペラが苦手の自分でさえ、名前を知っているほど、いまや一番人気のあるソプラノ歌手です。数々のオペラ作品で絶賛されてきましたが、宗教作品はほとんどない。

そのネプレプコがペルゴレージの作品のみのアルバムをだしていて、録音も2010年と新しい。純粋な宗教曲ではなく、女性の悲しみを歌うという点では、オペラ的な情感たっぷりのヴィブラートも悪くは無い。

また、デュエットをする聖母マリアのマリアンナ・ビッツォラートが素晴らしく、二人の絡み合うところはぞくぞくとする感じです。

2014年3月22日土曜日

リウマチを心配している方へ

関節リウマチを心配する方は少なくないわけで、たくさんの患者さんが手や足の痛みがあると病気を心配するものです。

もちろん、関節リウマチはれほど多いわけではないので、大多数は使いすぎ的なや、加齢性の変化によるものだったりするのですが、それを単純に自分で判断するのは難しい。

ネットの時代になって、いろいろな情報を得ることが簡単になりました。そういう自分も、ホームページやこういうブログで情報を発信しています。

ところが、ネットの情報の正確性については、ほとんどの場合なんの担保もされていないものがほとんど。いくらなんでも、これはいかがなものかと思うようなものも見かけます。

知識がある場合には、それらを取授選択してうまく活用することができるのですが、そうでないと結局いろいろな情報に踊らされるだけになってしまうものです。

情報過多はかえって混乱を招くだけで、関節リウマチを心配する人は、もう自分はこの病気があるに違いないと考えてしまう。あれも、これも、全部自分に当てはまると思ってしまうのです。

医学全般に言えることですが、人を見ないと個人の病気の話しと言うのはできません。ネットワークを用いた遠隔診断のような技術は、ずいぶんと以前からあります。しかし、いまだにそれほど浸透していないのです。

特に関節リウマチは、100人いれば100種類の発症があると言いたいくらいの病気です。後からみると、あれもリウマチだった、これもリウマチだったみたいなところがある。

教科書に書かれるような典型的な症状が、いきなりそろっていることはほとんどありません。まして、発症早期ではなおさらのこと。

昨日から痛いというような場合は、まず話や診察だけでは判断のしようがない場合がほとんど。検査を行い、疑いがあれば注意深く経過を観察するしかありません。

関節リウマチを心配する方に、是非知っていてもらいたいことがいくつかあります。是非、チェックをしてみてください。

まず、診察で疑いを持つ場合というのは、痛みがある場所に理由が無い事。ケガをした、あるいはしたことがない。使いすぎたわけでもない。

痛みの場所は一ヶ所でも複数あってもいいのですが、重要な事は腫れているかどうか。反対側あるいは、近くの関節の比べて、厚みを感じるか。赤くなっていたり、動かさなくても痛みを感じる場合は、特に心配したほうがいい。

そして、手の指の場合ですが、指の付け根の関節の症状は心配して、先端の関節になるほど可能性は低くなります。ただし、指の付け根の関節でも手のひら側だけの痛みはね圧倒的に腱鞘炎(使いすぎ)であることがほとんど。

家族にリウマチ患者がいる場合は、リスクになりますが、いわゆる「遺伝病」ではありません。必ず自分も発症すると、心配しすぎないようにしましょう。

そして、じゃあどこに受診するかということが問題ですが、少なくともリウマチ診療は進歩が著しい領域で専門性がどんどん高くなっているので、一般の内科や整形外科が診断・治療するのには無理があります。


しかし、残念ながら病院であればリウマチ科を標榜することは自由で、広告が厳しく制限されている医療の世界では、なかなか一般の方がリウマチの専門家を見つけることが難しいのが現状です。

そこで大事なのが、ネットの情報をうまく利用する事。日進月歩のリウマチ学に関係する病院は、いまどきネットを必ず利用しているものです。

ホームページの内容の正確度はともかく、リウマチについて多くを発信しているところは当然ある程度自信があるはずです。口コミ情報は、マイナス情報も多くあるので、注意が必要。

自分のような整形外科出身のリウマチ医と内科出身のリウマチ医がいることも、患者さんが困ることの一つ。専門性が確認できれば、どちらでもいいと思いますが、それぞれに専門のなかでも得意・不得意があります。

病院か診療所かというのも悩むところ。原則として関節リウマチ診療は外来で行うものですから、入院設備の有無は重要ではありません。基本的な治療は診療所で行い、重症な場合や合併症の問題がある場合に大きな施設にいくという流れが主流になりつつあります。

これらがすべてではありませんが、「リウマチが心配」と相談された場合に、このくらいのアドバイスはしたいと思うところです。心配を膨らませすぎて、不安ばかりにならないように、役に立てばと思います。

2014年3月21日金曜日

雀始巣

今日は春分の日で、祝日となっています。

春分の日は昼と夜の時間が一緒といわれていますが、天文学的には実際は太陽横径が0゚になった瞬間を春分といい、必ずしも昼と夜を真っ二つに割る瞬間と一致するわけじゃありません。

まぁ、そんな難しいことを考えても、もともと「だいたいそんなところ」で困る事はまったくありませんし、ここから昼の時間がだんだん長くなってくるということは間違いありません。

二十四節気では、今日から春分。実世界でも、いよいよ春本番という感じです。そして、その初候にあたるのが、七十二候で雀始巣で、すずめはじめてすくうです。

スズメにまつわる、ことわざや熟語はけっこうある。雀百まで踊り忘れず、鷹の前の雀、雀の涙とか、一茶の詠んだ句にも「我と来て遊べや親のない雀」などなど。

スズメは、以前は都会でも最もポピュラーに鳥のひとつでしたが、いつからでしょうか、本当に少なくなりました。

ほとんどがあまり移動することなく、ヒトに共生する典型的な動物とされています。ただ、餌がなくなってきたとか、巣を作る場所が減ったとかの理由で都会では減少と言われていますが、実数はそれほど減っていないらしい。

都会では、カラスのほうがやたらとのさばっていて、烏始巣なんていう候が出てきたりする・・・わきゃないか。

2014年3月20日木曜日

J.E.Gardiner / Mozart Operas

クラシックCDを気楽に楽しみ、大人買いできるのは、輸入盤しか買わないから。

そりゃそうでしょう。何しろ、日本盤なら2000円~3000円する新譜が、1500円くらい。ボックスセットなんかは、数万円するものでも、輸入盤なら1万円以下で買えたりすることが多い。

もっとも、それほど売れるものではないので、日本盤で揃えたくても、そもそも売っていないものがほとんど。日本盤といっても、輸入盤に日本語の解説をおまけでつけただけというのも少なくない。

あとはHMVのような、販売店のキャンペーンをうまく利用して、さらに実質的に20%程度の値引きみたいなものを使うのがポイント。ただし、HMVは去年くらいから、かなり渋チンになってきて、あまりお得感はなくなってきました。

そして、もう一つ大事なのがamazonですが、こちらは新品ではなくて、中古品狙い。届くまで時間がかかることを我慢すれば、外国からのマーケットプレイスを利用すれば、HMVで販売終了したようなものも含めて、そうとう格安で手に入る。

というわけで、今回ゲットしたのがこれ。ガーディナー先生のモーツァルトの7つの有名オペラのボックス。イドメネオ、後宮からの逃走、フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、コジ・ファン・トゥッテ、皇帝ティートの慈悲、魔笛が入っている。

オペラは、まだ楽しむことができないのですが、宗教音楽が楽しめるようになってきたので、そのうち手を出したくなるのは間違いない。そこで、せっかくなら、ガーディナー先生のボックスにしようというわけなんです。

3年前に発売された18枚組で、有名なもの7つがつまっていて、入門者としてはこれで十分すぎる内容。HMVでは約7500円で、今でも販売していますが、入荷日未定となっていて、これは実質的に販売終了と同じ。

amazonを探すと、新品は7171円から、中古は12000円台からとなっています。バラでそろえれば20000円以上かかるわけですから、7000円でも、内容的にはずいぶんと安い。

ただ、ガーディナー先生のアルバムという以外は、もっかのところ特に聴きたいというわけではありませんので、この値段をだすのはためらわれるところ。

そこで「ほしい物リスト」に入れて、チョコチョコとチェックをしていたら、ぎょぎょぎょっという値段が出ました。もちろん中古ですが、最初はゼロを一つ間違えたかと思いましたが、なんと1200円。

こりゃもう、ただ同然ですよ。さっそく条件反射的にカートに入れてしまいました。届いた品を見ると、ほとんど痛んでいるところはなく、新品同様といっていいものでした。

内容は・・・当然、まだ聴いていないわけで、いつか聴けるようになったときまで棚にしまわれることは最初からわかっていますが、これで「いつでもこい」状態というわけです。

今日の音楽というより、明日の音楽というところでしょうかね。

2014年3月19日水曜日

卒業式

シーズンですね。今週はあちこちで、卒業式がずいぶんと行われているようです。

最近は、学校や父兄からのリクエストでタレントが駆けつけるサプライズが流行っています。自分の頃には、そんなきのきいたイベントではありませんでした。

幼稚園とか小学校の卒業式は、まったくといっていいくらい記憶に無い。高校の卒業式は、ふだん私服でちゃらちゃらしていた仲間も含めて、ガクランで記念撮影をしたりしました。

大学は、総合大学でしたから全学部一緒のマンモス卒業式。ふだん見たことも無いような大学の偉い人たちのお言葉をひたすら立って聞くという、苦行に近いものがありました。何にしても、悲しいものではないにしても、楽しいものではない。

こどもの学校の卒業式にも何度か出席したことがありますが、これも自分としてはうちの子以外には、特に興味があるわけではないので、正直言っておもしろくはない。

まぁ、もともとそんなもんでしょうから、とりたてて文句を言うほどのことはありませんが、結局当事者 - 卒業生が、成長の区切りとして、次のステップに行くための行事として、過去と未来をちゃんとつなげていくきっかけです。

若人は、そういうきっかけがたくさんありますから、その瞬間を大切にしてもらいたいと思いますね。

2014年3月18日火曜日

爪痕

アスファルトの道路に、無残にもつけられた爪痕が。

四つ角から断続的に続く、この奇妙な引っかき傷を追いかけて行くと、100mといかないうちにある家の駐車場へ消えていく・・・って、それうちじゃん!!

実は、バレンタインデーの大雪の翌朝、何とか出かけようと車庫から車を出したのはいいのですが、いやはやどうにもならない。

スタッドレスタイヤでは、とうてい太刀打ちできないことがわかって、チェーンもさらに巻いてみた。それでもだめ。いやはや、タイヤが空転してどうにもならない。

こんなことは、初めて経験で、これが道端に車を乗り捨てて行く人の気持ちというものかとわかった次第なのです。

それにしても、誰がつけた傷かはバレバレで、いやどうも超恥ずかしい。これが目立たなくなるのには、数ヶ月以上かかるんでしょうかね。