2025年1月9日木曜日
陽だまりの彼女 (2013)
広告代理店に勤めている奥田浩介(松本潤)は、クライアントの下着メーカーを訪れ、中学校の同級生だった渡来真緒(上野樹里)と10年ぶりに再会します。真緒は勉強ができず、外見もまったく気にしない女の子で、バカにされいじめられていたところを浩介が助けたことで仲良くなりました。しかし、そのために浩介も孤立してしまう苦い過去があったのです。
浩介はクライアントの希望を叶えるために奔走し、真緒も協力していくうちに二人は次第に距離を縮めていきます。真緒は浩介を両親に引き合わせ結婚したいと言いますが、父親が反対したため、二人は駆け落ち同然で婚姻届けを出し新居のアパートに引っ越します。
その頃から、次第に真緒の体調が少しずつ悪くなっていきました。真緒が仕事中に動けなくなったために、先輩の新藤(玉山鉄二)が送っていく途中、もう大丈夫という真緒がタクシーを降りたのは江の島でした。江の島の奥の古びた一軒家に向かう真緒は、猫に囲まれた老婆(夏木マリ)と話し込むのです。老婆は「もう時間は無い。年を越すのは無理だろう」と言います。
真緒は浩介に今すぐ旅行に行きたいと言いますが、浩介は年内は休めないと返事します。ある日、隣の部屋から助けを呼ぶ声が聞こえてきました。隣のこどもが4階のベランダから落ち、母親が必死で手を掴んでいたのです。浩介は助けようと手を差し出しますが、こどもは母親の手から滑り落ちてしまいました。
その時、真緒がベランダから飛び出しこどもを抱きかかえて一緒に落下しますが、地上に降り立った二人は無傷でした。そして、そのまま真緒は姿を消してしまいます。浩介は真緒の行方を捜しますが、誰もが真緒を知らないと言うのです。
序盤から真緒の正体は少しずつ小出しになっているので、誰でも気がつくと思います。中学時代の浩介と真緒を演じるのは北村拓海と葵わかなで、感情を共有するため中学時代のシーンの撮影でも松本と上野は参加していたそうです。浩介の弟で菅田将暉が顔を出しています。
恋愛ドラマとしては、お互いに口に出すことは無く少しずつ想いが伝わっていく感じが好ましいのですが、ファンタジードラマとしては、どうしてもちょっとひっかかるところが悩みの種です。原作がそうだからしょうがないのですけど、そのまま普通の「男女」の物語であれば最後で泣ける気がしました。
2025年1月8日水曜日
奈緒子 (2008)
しかし、実はかなり演技に真面目に取り組むようで、共演者との役柄に対する議論などはすごいというエピソードはたくさんあるようです。2011年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で主演してからはコメディはほぼ無くなり、以後はマイペースで納得できる役に絞っている感じがします。特に「監察医 朝顔」のシリーズは、おそらく代表作として記憶に残るヒューマン・ドラマとなりました。
演技派として開眼するきっかけになったのは・・・ドラマ「ラスト・フレンズ(2008)」あたりからかもしれないのですが、映画としてはこの作品をあげておきたい。原作は、坂田信弘原作・中原裕作画による漫画で、監督は古厩智之、脚本は林民夫、古厩智之、長尾洋平が共同で書いています。
篠宮奈緒子(上野樹里)は、小学4年生の時に両親と波切島を訪れた際に、誤って船から海に転落し、助けに飛び込んだ壱岐健介に助けられますが、健介は亡くなってしまいました。高校生になった奈緒子は、陸上競技大会の手伝いをしていて偶然に健介の息子、壱岐雄介(三浦春馬)と再会します。雄介は「日本海の疾風」と評判の短距離選手に成長していましたが、これからは駅伝を走りたいと思っていました。
西浦天宣先生(笑福亭鶴瓶)が指導する波切高校の駅伝部は、県大会に出場しアンカーの雄介が追い上げます。自分でも説明しきれない思いに駆られ、雄介を応援しようとやってきた奈緒子は、給水ポイントを手伝うことになります。走ってきた雄介にボトルを手渡そうとしますが、雄介は父の死の原因となった奈緒子であることに気がつき手を出しませんでした。そのため、脱水で倒れてしまうのでした。
西浦は雄介も奈緒子も、ずっと時間が止まったままだと考え、奈緒子に駅伝部の夏合宿を手伝ってくれないかと手紙を渡します。合宿にやってきた奈緒子は、雄介の実力があり過ぎて、他の部員との関係がうまくいっていないことを知ります。しかし、西浦の厳しい指導のもと、それぞれが走ることへの情熱を高めていくのでした。
この原作は珍しく、連載時に最初の方だけ読んだ事があります。もう30年くらい前の事ですから、ほとんど覚えていませんが、おそらく映画ではかなりエピソードを絞っていると思われます。原作をよく知っている方からは、不満が出るかもしれません。
上野樹里と三浦春馬の演技は微妙な心情をよく表現しているし、厳しくも思いやりのある笑福亭鶴瓶もなかなか頑張っているところは見所になっていますので、もっとキャストを信じた作りでも良かったように思いました。
2025年1月7日火曜日
笑う大天使 (2006)
母(手塚理美)が亡くなり独りぼっちになった史緒(上野樹里)は、実は大富豪の司城家の娘でした。兄の一臣(伊勢谷友介)が迎えに来て、普通の高校から超お嬢様学校である聖ミカエル学園に転入することになりました。
あまりの窮屈さに史緒は、校庭のはずれでこっそりとお湯を沸かしてチキンラーメンを食べていたところを、探しに来た斉木和音(関めぐみ)と更科柚(平愛理)子に見つかってしまいます。二人ともお嬢さんをするのが面倒だったので、三人は意気投合。ところがお湯を沸かすための焚火が燃え上がってしまい、消火のためにたまたまそこにあった「何か」をかけたところ煙が立ち込め、三人は人並外れたパワーを身につけてしまいます。
その頃、各地でお嬢様が誘拐される事件が頻発していましたが、三人の同級生たちも急に行方不明になってしまいました。船に乗せられ外国に売られてしまうことがわかった三人は、超人パワーで同級生を救い出すことにするのです。
随所にCGが用いられていますが、かなりショボい。ストーリーも原作を知らない者としては、あまりにも話が飛躍してしまい、何だかわかったようなわからないような・・・
最後に誘拐犯たちと戦うのですが、上野樹里もまぁそれなりにアクションをこなしたところは新鮮な驚きでした。しかし、最後に戦隊物みたいに巨大化してしまうのは笑うに笑えない。巨大化上野樹里はCGのようですが、ちょっと不気味。上野樹里の関西弁は流暢だなと思ったら、兵庫県出身なのでネイティブということですね。
とにかく映画としては、かなりひどいもので、褒めれるところがほぼ無い作品です。
2025年1月6日月曜日
2025年1月5日日曜日
夏への扉 -キミのいる未来へ (2021)
何しろ時間の壁を破るために、タイム・マシンと冷凍睡眠という二つの方法を駆使するというアイデアが秀逸です。タイトルは飼い猫が探しているものの象徴で、希望や夢をあきらめずに扉を探し続ければ、その向こうに必ず幸福があるというような意味を持っています。
この原作を舞台を日本に移して翻案したのがこの映画で、監督は三木孝浩、脚本は「浅田家」の菅野友恵が担当しています。作品中にMr.Childrenの「CROSS ROAD」が効果的に使われています。
両親を失った高倉宗一郎(山崎賢人)は、捨て猫を拾いピートと名付けました。父親の親友だった松下博士に引き取られ、松下の娘の璃子(清原果耶)と伴に平穏に育てられました。博士の指導で、宗一郎はみるみるロボット工学の知識を身につけていきますが、飛行機事故で松下夫妻が突然亡くなるのです。
璃子は叔父の和人(眞島秀和)に引き取られ、宗一郎は再びピートと暮らすことになります。宗一郎が研究中のヒューマノイド・ロボットは、秀人と設立したFWE社で商品化する計画でしたが、和人の愛人である白石鈴(夏菜)が巧妙に宗一郎の持株を貰い受け、和人と結託して宗一郎を会社から追放してしまうのです。
何度も大事なものを失い、打ちひしがれた宗一郎は冷凍睡眠を提供している保険会社を訪れますが、現実逃避の冷凍睡眠を好ましく思わない担当医(野間口徹)に、もう一日よく考えて見ろとアドバイスされます。
鈴と会った宗一郎は、法的には勝てないが、マスコミにすべてを話して会社の信頼を失墜させてみせると言いますが、逆に鈴によって薬を打たれ昏睡に陥ってしまうのでした。カバンから飛び出したピートが鈴の手をひっかいて逃げ出し、鈴は追いかけて外を見ると、宗一郎が運転して来た車が走り去っていくのでした。その頃璃子は和人と鈴の計画を知り、宗一郎に知らせるため自宅に向かっていましたが、その璃子に向かって一台の車が急接近してきたのです。
・・・と、まぁ、ここまでは直接的なタイム・トラベルは無いんですが、これ以上はネタバレになるのでやめときますが、おおざっぱに書いておくと、冷凍睡眠で30年後に目覚める宗一郎は、タイムマシンで30年前に戻ってくるために話がややこしくなるということです。
主な事件が発生するのは1995年という設定で、30年後という2025年、今年です。映画公開は2021年ですから、さすがに突拍子もない未来像は描けなかったと見えて、現実的なモダンな建物だったり部屋だったり、または時代に取り残された昭和感のある場所が出てきたりします。
過去に戻って、いろいろ行動を起こすわけですから、未来が変わってしまうというタイム・パラドックスが生じるわけですが、そういう意味ではタイム・トラベルというよりはタイム・ループという表現の方が近いかもしれません。宗一郎に恋する高校生の璃子が、時間を操ることでその想いを叶えるというのも、まぁ。ハッピーなら許せるということですかね。
それまでヴィジュアルから「やさしい男子」という役柄が多かった山崎賢人は、「キングダム(2019)」で新しい魅力を身につけました。ここではやさしいけど「逆境に抗う男子」になった感じがします。藤木直人が、感情が無いヒューマノイドを演じます。夏菜の30年後はかなりショッキングなので、ファンの方は要注意です。
2025年1月4日土曜日
サマータイムマシン・ブルース (2005)
SFが何の略かも知らない部員ばかりが集まったSF研。メンバーは甲本拓馬(瑛太)、新見優(与座嘉秋)、小泉俊介(川岡大次郎)、石松大吾(ムロツヨシ)、曽我淳(永野宗典)の5人で、部室の奥はカメラクラブ部が共用していて暗室になっています。カメラクラブ部の部員は柴田春華(上野樹里)、伊藤唯(真木よう子)の女性二人だけ。
伊藤の被写体になるリクエストで、SF研はろくにできない野球をして汗をかくと、町の銭湯に向かいます。ところが新見が自分専用で持参したシャンプーが忽然と消えてしまいます。部室に戻ると、遅れて甲本が現れますが、皆に囃し立てられますが何かわけがわかっていない様子。大騒ぎをしていると、コーラがこぼれてエアコンのリモコンが壊れてしまいます。
部室が蒸し風呂のようになり、彼らはリモコンを何とかしようと考えます。そして、新見と小泉と石松が部室に戻ると、大きな機械が出現していました。操作パネルの様子から、これはタイムマシンではないかと考えた彼らは、壊れる前のリモコンを手に入れるため昨日に設定してスイッチを入れてしまいます。
そして、本当に昨日に戻った3人はリモコンを手に入れますが、ちょうどそこへ野球を終えた昨日の自分たちが戻ってきます。新見は銭湯に行く彼らをつけていきます。そしてシャンプーが無くなるならと、自分で回収してしまいます。その頃、残りの者はSF研の顧問、穂積(佐々木蔵之介)から過去を変えることのリスクについて説明されていました。
何しろ、確実に自分たちが存在している昨日と今日と間を頻繁に行き来するのだから、目まぐるしいことこの上ない。しっかり、気を抜かずに見ていないと訳がわからなくなことは間違いありません。そこさえクリアできれば、この考え込まれた複雑なプロットが実に面白い。
まだまだ新進気鋭の瑛太、上野樹里、真木よう子、ムロツヨシなど若手俳優も魅力的です。彼らをまとめ上げる本広監督もさすがにこの頃は勢いがありました。ロケは香川県善通寺市の四国学院大学のキャンパスを中心に行われ、タイムトリップの名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」へのオマージュも随所に見られます。
2025年1月3日金曜日
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 (2007)
実は、自分はバブルをまったくと言っていいほど実感していません。何故なら、この期間はまさに研修医として、ほとんど家と病院を往復するだけで精一杯の生活をしていたから。この間に有名になった尾崎豊などは、「それは誰?」という感じで、亡くなっても何で世間が騒ぐのか理解できなかったものです。
そんなわけで、このバブル期を象徴的に描いた映画については、ほとんど別世界の話みたいなもので、ほとんど懐かしさなどは感じないわけで、単なるタイム・トリップ物以上でも以下でもないというところ。
話を作ったのは、ホイチョイ・プロダクションズ。馬場康夫を中心としたクリエーター集団で、その人気の原点はマンガ連載された「気まぐれコンセプト(1984)」で、さすがにこれは知っていました。その後は、まさにバブルに基づくミーハー文化を絵に書いたような映画を立て続けに製作していました。本作も馬場康夫が監督し、脚本は「踊る大捜査線シリーズ」の君塚良一が担当しています。
1990年、大蔵省の芹沢金融局長(伊武雅刀)は、バブルにより地価が高騰し人々が家が持てなくなったことへの対策として総量規制を発表したため、その後日本経済は急速に停滞し、2007年の時点では借金が膨らみ数年後には国が崩壊する危険が迫っていました。
財務省の下川路功(阿部寛)は、昔の恋人で電機メーカーの開発を担当する田中真理子(薬師丸ひろ子)が、偶然にドラム式洗濯機がタイムマシンとして機能することを発見したことを知り、1990年に戻って総量規制を阻止しようと計画します。しかし、トリップした真理子は定期的に昔の新聞に写真を乗せることで無事を知らせていましたが、突然消息不明になってしまいます。
母が急にいなくなって死んだものと思っていた娘の真弓(広末涼子)は、下川路から真理子の救出とバブル崩壊阻止の使命を託されます。1990年にトリップした真弓は、あまりの浮かれる人々に驚き、大蔵省官僚だった頃の下川路に助けを求めます。しかし、当時の下川路は、女と見れば誰にでも声をかける軽薄な男で、当然、真弓の話など全く信用しようとしません。
2人がティラミスを食べていると、そこへ1990年の真理子が飛び込んできます。真理子は自分を見張る連中がいるのはあなたの差し金なのかと、下川路を問い詰めます。そして、黙っていたけどあなたとの子を育てているんだから放っておいてと言うのでした。
やっと真弓が真理子の子であり、そして自分が父親だということがわかった下川路は、真弓と真理子を守るため立ち上がるのでした。
そもそも過去に起こったことを積極的に変えようというのですから、タイム・トリップの原則はほとんど無視しているストーリーで、ホイチョイが昔を懐かしんでバブルを描くためにとってつけたようなもの。ですから、あまり細かいことは気にしていたらダメダメな映画です。
バブルを享受した方は昔を懐かしめばいいし、現代の若者や自分のようなバブルを実体験しなかった者はそんな時代があったのかという思いで見るしかありません。バブルを象徴するようなタレントもカメオ出演していて、見ればそれなりに大変楽しい映画です。
2025年1月2日木曜日
オリジナルで勝負する脚本家たち
ほとんどの映画では原作があったりするものですが、昨今はそのほとんどがマンガになってしまっていることはちょっと心配です。何故なら、マンガを否定するつもりは毛頭ありませんが、マンガはすでに視覚的イメージができているため、実写化された場合の評価が難しくなってしまうからです。
もちろん、小説だとしても、読者には一定の映像が浮かんできているかもしれませんが、マンガはその比ではありません。大袈裟な言い方をすれば、文字文化の衰退、さらに云えば本を読まなくなってきた日本人は、次第にイマジネーションが衰退していくのではないかと心配になります。
まぁ、そんな偉そうなことを言える立場ではないことは重々承知なんですが、商業文化である映画産業がヒットした作品を映画化するのは当然ということでしょう。膨大な製作費をかき集め、それを上回る興行収入を得るためには、すでに高い評価を得ている素材を使った方が失敗が少ないと考えるのは間違ってはいません。
そういう意味でオリジナルの脚本を書き上げる方々というのは本当に、すごい人たちだなと思います。過去には山田太一、向田邦子といったピッグネームも存在していました。まだまだ把握しきれていませんが、現代ではそのごく一部の作品しか知らないのですが、昨年「ラストマイル」で注目された野木亜紀子を筆頭に、オリジナル作品を中心に執筆されている脚本家は注目に値することを知りました。
野木作品は、映画では「ラストマイル」が初めてですが、テレビドラマでは2018年の「アンナチュラル」から始まり、「獣になれない私たち」、「フェイクニュース」、「コタキ兄弟と四苦八苦」、「MIU404」、「フェンス」、「海に眠るダイアモンド」、そして本日放送の「スロウトレイン」とすべてがオリジナル作品です。
岡田惠和も、主として恋愛物を中心にコンスタントにオリジナル作品を執筆しています。特に注目度が高くなっているのが宮藤官九郎。昨年は「不適切にもほどがある」、「新宿野戦病院」の2つオリジナルのテレビドラマで注目されました。
古沢良太はドラマでは「リーガル・ハイ」や「コンフィデンスマンJP」といったヒット作を生み出し、映画でも「ミックス。」、「レジェンド・バタフライ」といったヒット作も書き、一作一作が注目される活躍をしています。
作品にムラがあるように思いますが、三谷幸喜も監督兼任でまさに自分の脚本を映像化しています。テレビでは、「新選組」、「真田丸」、そして「鎌倉殿の十三人」と3本の大河ドラマを書いており、映画では独特のギャグをふんだんに織り込んでいて、その力量は認めざるをえません。
文字文化だけを評価する芥川賞や直木賞は、ある意味、現代ではじり貧になるかもしれません。映像こみで届けられる映画やドラマが、文芸の中心的な担い手になるチャンスがある時代に、オリジナル脚本で勝負できる人材が増えることはとても重要な事のように思います。
2025年1月1日水曜日
謹賀新年 2025
あけまして おめでとうございます
2025年・・・いつも思い出すのは、スタンリー・キューブリック監督が描いた「2001年宇宙の旅」という映画。
1968年に公開されたあの映画は、33年後の世界を想像させるものでしたが、2001年からは四半世紀、映画公開からは半世紀以上が経っても、現実ははるかに遅れています。
自分が生きている間には、とても実現しそうもない、おそらくさらに半世紀くらい先の未来予想図なのかもしれません。
もっとも、20世紀末から急速に普及したコンピュータとネットワーク環境は、よくも悪くも我々の暮らしを大きく変化させたことは間違いありません。
これらの技術は、人々がまだまだ使いきれていないところもありそうで、人類の未来にどのような影響があるのか未知数の部分が大きい・・・
なんちゃって、まぁ、人類は賢い生き物だと信じて、今年は良い年になることを切に切に願いたいと思います。