2008年5月7日水曜日

アドレナリン VS アトロピン

アドレナリンは交感神経を興奮させ、簡単に言うと体と精神を高揚させます。それに対してアトロピンは逆、つまり抑制効果があるわけです。Dr.Mは今日までGW休みで大量のアドレナリンを体内に蓄積した模様です。

それに比べて、1日の患者さんの平均がやっと50人しか来ないうちのクリニックではアドレナリンが出ている時間はわずかなもんで、患者さんと音楽やキャンプやその他諸々の雑談をしている時間の方がむしろ元気いっぱいというのが普通のことです。

ところが、連休になるためにその直前は85人の患者さんがいらっしやいまして、これはもうアドレナリンパワーが炸裂という勢いです。何てったって、自分とかみさんと受付さんの3人しかいないわけで、おっと新米のスタッフのうちの長女を忘れてはいけません。まぁ、これだけで走り回っていると過換気症候群一歩手前という有様です。

さて、連休が明けて今日は93人。新記録を樹立しました。午前中で45人。かなりヒートアップです。ここはいつも空いていて、すぐ診てもらえるからいいんだ、と患者さんに言われ続けて2年半。今日は違いますよ。何とか終わって、すぐに薬の勉強会。それが終わると、横浜市ケアプラザへ飛んでいきました。帰って昼ご飯を詰め込むと、もう患者さんがお出でになりました。

特に午後は診察の患者さんが連続していて、真ん中あたりの30分間程度をのぞくと喋り続けになってしまいました。これはもう、圓生師匠の独演会なみです。喋り続けると二酸化炭素を吐きだして頭がぼーっとなってきますし、だいいち地球温暖化を促進してしまいます。

しだいにいつもよりも説明が短くなってくるので、そこでたぶんアトロピンが出番となってきます。「あわてるなよ。ちゃんと説明しろよ。納得して帰ってもらうんだぞ」と心の中で遊戯王のように「もう一人の僕」がつぶやくのです。そして、やっとのこと終了。それから往診。

もうご飯を作るためのアドレナリンは残っていません。こういうときに便利なのがあざみ野駅のところにある東急ストア。24時間営業で、お惣菜がたっぷりあります。イカフライ、春巻き、サラダ、刺身などを買って帰ると、Boysはお茶碗と箸を持って待っていました。