年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します
年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います
2022年12月30日金曜日
2022年の地球
比較的静かに始まった2022年だったと思います。 コロナは相変わらずでしたが、最初の大きなニュースと言えば、北京で行われた冬季オリンピックでした。日本勢の大活躍は記憶に新しいところです。
ところが、オリンピックが終わったとたんに世界中に衝撃を与えたのが、ロシアのウクライナ侵攻です。我々日本人には、なかなか理解が困難な両国の関係があるので、うかつな発言は難しいところ。
しかし、一方的に攻め込んで力で「ここはロシアの領土だ」と宣言するロシアのプーチン大統領のやり方には、まったく共感を持てるはずもない。まして、ウクライナ政権を「ナチ」と呼ぶところはまったく理解できません。
長期化してくることで、西側諸国が軍事的援助をウクライナにすることで、共産主義国家と自由主義国家の代理戦争の様相も呈し、世界中に物価上昇などの悪影響も顕著になりました。秋以降、劣勢が報じられるプーチン大統領は、核攻撃の是非をちらつかすようになり、出口がいまだに見えない状況です。
3月に少なからず日本に影響があるかもしれなかったのが、韓国の大統領選挙でした。あからさまに北朝鮮にすり寄り、ことごとく日本を敵視てきた前政権が終わったことで、さまざまな問題の解決に向けての動きが期待されました。しかし、久しぶりに両国首脳が対面したということ以外は、ほとんど何の進展もありません。
4月には、プロ野球、ロッテの佐々木朗希投手が日本の球界28年ぶりの完全試合を成し遂げました。そして、一番メディアでも取り上げられた国内のニュースと言えば、知床の観光船沈没事故。ずさんな管理のもとに起こるべくして起こったことが判明し、いまだに行方不明の乗客もいる悲惨な事故でした。
5月は、渡辺裕之さん、上島竜兵さん死去に驚きました。自殺と報道されていて、コロナ渦になってから芸能人の不安定な基盤が揺らいでいることは度々話題になっていましたが、少しずつ芸能界も活動も再開していた矢先ですから、どれだけの闇が広がっているのか我々には想像もできません。
ウクライナ侵攻による原油価格高騰などの影響もあり、国内では電力が逼迫することが予想され始めたのが6月。夏のエアコン使用などで電気使用量が増えると計画停電もあるというので、できるだけこまめに電気のスイッチを切るようにしました。
7月に今年の最大の事件、世界中にも驚きを与えたのが安倍元首相暗殺です。参議院選挙の運動期間に起こったこの事件は、政治的な背景ではなく、新興宗教被害者による逆恨み的な犯行とされました。この事件を契機に、宗教団体による政権与党に深くすり寄った多くの事案が明らかになり、大きな問題になっています。
夏は暑かった。もう他の事が思い出せないくらい、ますます猛暑が当たり前になりました。9月に、イギリスのエリザベス女王が亡くなり国葬が営まれました。6月に在位70周年の話題があったばかりでした。ここで、日本政府がほとんど議論もないままに安倍氏を国葬にすると決めたことが、さらに大きく問題視されましたが、政権は葬儀を強行しています。国民の過半数が異議を唱えたことは、どのように生かされるのか不明のままです。
10月はプロ野球、ヤクルトの村上宗隆選手の三冠王。王貞治を越えたシーズン56本塁打と共に。大きな話題になりました。その一方で、唖然としたのが韓国の繁華街での雑踏事故。街中の狭い路地に驚くべき過密状態が発生し、120人を超える人々が圧死したという驚くべき事件に言葉を失いました。
11月はアメリカで中間選挙が行われ、現バイデン政権がなんとかぎりぎりで国民から信任された結果でした。前大統領のトランプ氏は、かなり奮闘していましたが、低調な結果に終わり相当荒れたらしい。大きな発表をすると言って、何と自身のトレーディングカードを売り出したのも開いた口がふさがらない。
11月末から始まったサッカーのワールドカップは、強豪国ドイツ、スペインを撃破した日本の活躍は記憶に新しいところ。ベスト8には届かなかったものの、今回の大会の台風の目として大きく日本が注目されたことは嬉しかったですよね。
秋以降、急激な円高で物価高騰に拍車がかかる中、暴走気味の岸田政権は、防衛費増額についてもまたもや議論が無いままに増税をぶち上げてきました。秋以降、閣僚は不祥事で次々に辞任・更迭されている中で、不安定な舵取りをなすがままにさせている弱小野党にも大きな問題がありそうです。
今年も残すところ、今日と明日の二日だけ。来年はどんな地球になるのでしょうか。