2014年8月31日日曜日

三位一体節後第11主日

今日は、キリスト教の教会歴では三位一体節後第11主日。この三位一体節後第××主日というのは、本当に無風地帯みたいなもので、とりたててイベントもほとんどなく、さぞかしバッハも淡々と毎日の仕事をこなしていたんだろうと思えます。

がーディナー先生のカンタータ全集では、順次発売されていた時にはほとんどが2枚組でしたが、全集ボックスになって教会歴ごとに1枚ずつ56枚。12枚目からスタートしたので、今日の37枚目で半年分を聴いたことになります。

ただし、この日の分はもともとArchivの頓挫した企画として発売された分。ガーディナー自ら立ち上げたSDGレーベルからの単売のものには含まれていません。

天下のArchivですから、さすがにガーディナーに悪いと思ったのか、ボックス化するにあたっては、SDGに音源を提供してくれました。

この日のためのカンタータは3つ。

BWV199 わが心は血の海に漂う (1713)
BWV179 心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを (1723)
BWV113 主イエス・キリスト、汝こよなき宝 (1724)

BWV179は、なんかタイトルからしても、実際に聴いた曲の印象も、「怒りのカンタータ」という感じ。毎週せっせと教会に集まってくるライプチィヒの善男善女に対して、ちゃんと信心しているのか問いただすような内容。

BWV199はワイマール時代の初期の作品で、これもタイトルはなかなか激しい。でも、いきなりソプラノのレシタティーボから始まり、アリアと交互にソプラノの独り舞台という構成は珍しい。

BWV113は、比較的典型的なコーラル・カンタータ。可もなし不可もなしというところ。

2014年8月30日土曜日

頼れるドクター 田園都市 2014-2015年版

最初に「田園都市の頼れるドクター」として出たのが2008年。

以来、毎年刊行され、昨年からは「頼れるドクター」という名前になっています。これは出版元り田園都市ドットコムが、順調に事業を拡大して地域が広がったためでしょう。

今年で7冊目。いよいよ発売になります。うちのクリニックは、今や唯一の「広告媒体」として、創刊以来ずっとページを使わせてもらっています。

医療機関の広告はいろいろの制約が多くて、医者の得意なところを簡単に宣伝できない。逆に、患者さんの側からも、こんなときはどこに行けばいいのか判断がしずらいものです。

この本は、取材によって出版側が書くものですから、こちらの強調したいポイントに絞って広告の制約を越えた内容を載せる事ができます。


一家に一冊、困ったときに開くアナログな媒体としては、すべての医療機関が載っているわけではありませんが、わかりやすく有用な編集がされていると思います。

是非、ご活用いただければと思います。ちなみに、今年の表紙は青葉区のケセラさん。皮膚科の女医さんですが、大学の同級生でして、まだまだお美しい!!

2014年8月29日金曜日

あすなろ淡水魚館 ~ 橙色軍団

お尻のところに三つの黒い●があって、"ミッキーマウス"プラティと呼ばれて人気の淡水魚。

もともと2匹いたのですが、5月に片方がお腹が膨らみ始め、6月に3度にわたる出産ラッシュ。

自然淘汰で、大き目の他の魚に食べられたりすることもあるでしょぅし、特別にブリーディングしないと育つのは無理だろうと思っていたら・・・この有様です。

1回の孵化で、数えられるだけでも十数匹のベイビーがいたのですが、今や数える気力もでないほど、水槽の中は橙色のプラティだらけになってしまいました。

写真の中にいるのだけでも20匹くらいで、写っていないので倍はいると思います。

さすがにこの水槽で、これだけのプラティは多すぎで、水槽内の環境を維持するのにも問題。里子に出したいのですが、いかがでしょうか。

2014年8月28日木曜日

何故カンタータなのか?

なんで、そんなに声楽の宗教曲ばかり聴いているの?

という、クラシックをあまり聴かない人からすれば、ごく当たり前の質問をされました。そりゃ、そうでしょう。自分だって、声楽というのは特殊なジャンルだと思っていましたし、そもそも歌物は大の苦手だと散々書いてきました。

それでも、苦手を克服しようと思って、バロック音楽のボックス・セットを購入したことがありますが、60枚のうち半分くらいには声楽が混ざっていて、結局聴いたのはバッハとヘンデルの器楽曲くらい。

ヴィバルディのボックスを手に入れても、格安でイ・ムジチを聴きたかったわけで、「3000円ちょっとでイ・ムジチ全集20枚組に歌物20枚がおまけについている」と書くくらいで、最初から声楽は捨てている。

クラシック音楽そのものも、10年くらい前まではほとんど聴かなかったのですが、元々ジャズは大好きで、グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲に「JAZZ」を感じたのがきっかけではまったわけです。

つまり、クラシックというのは譜面通りに演奏するわけで、誰が演奏しても同じで、有名曲を一通り聴けば十分と思っていたのですが、グールドの演奏で解釈の仕方によってまったく別の曲のように聴くことができると知らされました。

ですから、編成が少人数であるほど、奏者の個性が出やすいので、室内楽、器楽曲と呼ばれるジャンルを中心に楽しむクラシック・ファンとしては、かなり偏屈な聴き方をしていたのです。

もともと、カラヤンという大指揮者は好きではありませんでした。権威主義をかざして、大袈裟すぎて、やたらともったいをつけているような印象だったわけで、そのせいでオーケストラ物に興味が無かったというのもあります。

器楽曲や室内楽曲の有名どころを大方揃えてしまうと、だんだん新たに発掘できるものないので、編曲物に手を出してかなりマニアックな方向に進むのですが、そこで見つけたのがモーツァルトのレクイエムの弦楽四重奏版でした。これが、かなりよかったので何度も聴いてメロディに馴染んだわけです。

それと、ベートーヴェンのピアノ・ソナタからピアノ協奏曲をたどっていって出会ったのが、ジョン・エリオット・ガーディナーでした。室内楽版のおまけがついているという理由からのチョイスだったのですが、このオーケストラの音がなかなかよかった。

それじゃ、せっかくだからベタな感じですが、ベートーヴェンの交響曲全集も一つくらいもっていてもいいだろうということでガーディナーの名盤とされているセットを購入。

ここで、初めてオーケストラも面白いと感じたわけです。カラヤンと違うのは、いい意味で軽いというところ。それがピリオド奏法であり、古めかしいところにこだわるわけではありませんが、ひとつのジャンルとして楽しめる事がわかりました。

というわけで、そのガーディナーが演奏するモーツァルトのレクイエムなら、ひょっとしたら最後の苦手の声楽を克服できるかもと思ったわけです。しかも、DVDで映像があると音だけよりも集中力がアップします。

これが、なかなかよかった。となると、歌っている内容が知りたくなる。さらにミサ曲の成り立ちを調べていくうちに、基本的な約束事がわかってくると、他の宗教曲も聴けるようになってくる。

そこからは、坂道を転がるが如く・・・ で、そこに決定的だったのが、ガーディナーのバッハ・カンタータ全集の発売でした。宗教曲を聴き始めると、すぐにぶち当たるのがカンタータです。特にバッハのものはクラシックのエベレストみたいな存在であるわけで、いきなり聴くのはかなり大変。

そこで教会暦に沿って作られたカンタータを、実際に教会暦に沿ってガーディナーは1年間かけて演奏したわけですから、聴くほうも1年間かけて暦通りに聴いていこうと思い立ったというわけ。

そこに日本を代表する鈴木雅明のカンタータ全集の完成が拍車をかけ、これだけのものを単なるBGMとしてだけ聴き流すのはあまりにももったいない。歌詞の内容だけでなく、時代背景や曲の成り立ちなどを知りたくなるというのは自然の流れです。

このブログで、これらのエントリーを最初から呼んでいただければ、そのあたりのエッセンスがわかってもらえると思います。ここに出てくるくらいのことを知って聴くだけで、相当楽しみは増えると思いますので、是非、一緒に聴いてみてください。

2014年8月27日水曜日

夏終、秋始

昨日は一日中、陽が射すことが無く、にわか雨がふったり止んだり。おかげで気温は上がらず、暗くなってだいぶ涼しい感じでした。

クリニックからの帰りに、畑がある付近ではうるさいくらいに鈴虫の鳴き声が聞こえて、急速に秋が近づいたことがわかります。

去年は、日本の旧暦に興味を持ってブログで話題を書いていました。8月23日からは二十四節気で処暑(しょしょ)に入っており、暑気退かんとするという意味。

しかも、明日からの七十二候は天地始粛(てんちはじめてさむし)というわけで、暦の上でも寒さが強調されててる。地球温暖化とは言っても、暦の動きと言うのは意外と変わらないものです。

夏に木々に咲く花としては、代表的なものが百日紅。 うちの周りにも、たくさん植えてあり、強い太陽の日差しから少し目をそらすと、美しい紅色にほっとします。

気がつくと、8月後半になって、花は減ってきて実がなり始めている。このあたりも、夏の終わりを演出しているんですね。

こどもたちも、夏休みもそろそろ終わりです。宿題、大丈夫ですか?

2014年8月26日火曜日

高校野球

・・・と、言えば甲子園。

昨日は今年の夏の甲子園大会の決勝でした。三重高と大阪桐蔭の対決となり、大阪桐蔭の逆転勝ちで、さぞかし盛り上がった事でしょう。

それにしても、高校野球については、多少の疑問というものがあって・・・

そんな大袈裟なものではありませんが、とにかく金がかかっているということ。知り合いの某有名高校、今回も出場した学校の先生に聞いたら、とにかく甲子園に行くとなると大変だそうです。

ユニフォームやら道具を新調し、選手たちの宿舎を確保。数百人の応援団をかき集め、バスをチャーター。

昔は、日帰りでしたが、バスの運転手さんの連続走行距離に制限が出来たため、今はその日のうちに帰って来れない。

応援団の宿泊の手配、数回分の食事の用意等は、確かに考えただけでも相当なもので、とにかく一試合でも数百万円が必要になるそうです。

教職員や生徒の父兄、卒業生などから寄付を受けてのことですが、そもそもその寄付を募るのも大変苦労する。応援に行くとなると、自分の夏休みの予定も立てられないし・・・

オリンピックだって、聖地はアテネに固定ですけど、開催地は世界を巡るわけですから、「甲子園」は聖地として扱い、開催する球場は全国を順番にまわってはいけないですかね。

せめて、春は東京とかに分散しても・・・まぁ、無理でしょうけど。

あと、もう一つ。各都道府県から出場できるのが一つの高校というところ。この不公平感だけは、何とかして欲しい。

甲子園をめざして頑張っている高校球児の数を考えると、どこと比べてとは言いませんが、東京、神奈川あたりはあまりにハードルが高い。政治選挙の一票の格差と同じことが、確実にあるわけです。

まぁ、とりあえず、そんなことを言ってもしょうがない。また、来年を目指して、球児たちはがんばりが始まります。

2014年8月25日月曜日

女子バレー

先週は、女子バレーボールが熱かった。

日本は、新戦術「ハイブリッド6」をかかげ、優勝リーグを4連勝で、昨夜は最終戦世界一のブラジルと対戦。残念ながら、破れて準優勝でしたが、真鍋監督になってから、最も強いチームになった感がありました。

それでも、ブラジルは圧倒的に強かった。新戦術を出すゆとりをあたえてくれない、強烈なアタックが高い身長から繰り出されていました。

新戦術は、リベロ以外が全員アタック姿勢になって誰もが攻撃態勢に入るというものらしい。これは、しっかりレシーブして、全員が守備から攻撃に切り替わる時間的な余裕が必要です。

とりあえず、東京オリンピックに向けて希望を見出すステップとしては、一定の成果を出せたのかもしれませんね。

それにしても、バレーボールで2点気になるのは・・・男子のイマイチが続いていることと・・・そして、特定のテレビ局だけが盛り上がる事でしょうか。

2014年8月24日日曜日

三位一体節後第10主日

今日の日曜日は、三位一体節後第10主日にあたります。

実際の教会で行われた演奏会の模様を収録したDVDは、ガーディナー先生に限らずいろいろあります。それらを見ると、たいがい礼拝堂の前方をフルに使って、歌手、楽器奏者が並んでいます。

このくらいの人数、つまりガーディナー先生の場合ならモンテヴェルディ合唱団とイングリッシュ・バロック・ソロイストの面々で合わせて30~40人くらいは何とか檀上に上がれるものだと思ってしまいます。

しかし、18世紀前半、バッハが実際に毎週教会で行っていたのは、あくまで礼拝の一部を構成する音楽であって、コンサートではありません。礼拝の中心は、あくまで説教であり、そして聖餐ですから、檀上をすべて音楽隊で占領できたはずはない。

ちょっと前に、バッハがライプチィヒ市に出した請願書からバッハの音楽隊の構成のことを書きました。しかし、さらにいろいろ調べているうちに、これはあくまで「せめて、このくらいは常時欲しい」という希望を述べたものであって、現実にはもっと厳しい状況で毎週の仕事をこなしていたことが理解できました。

ですから、リフキンの提唱したOVPP(One Voice per Part、一声部一人)が、必ずしも嘘っぽい話というわけではないと思い始めました。礼拝堂の前の隅っこの方に全部で20人程度の音楽隊が並んでいるという光景は、現実的な状況なのかもしれません。

三位一体節後第10主日のために書かれたカンタータは、次の3曲がのこされています。
BWV46 考え見よ、われを襲いしこの痛みに (1723)
BWV101 われらより取去りたまえ、主よ、汝 真実なる神よ (1724)
BWV102 主よ、汝の目は信仰を顧るにあらずや (1726)

これらは、いずれも深い悲しみをテーマにしているようで、比較的重々しい響きが多い。

BWV46の冒頭、 厳粛な合唱から、フーガになっていくところが素晴らしい。途中のトランペットの使い方も、なかなか面白い。

BWV101は荘厳な弦の響きが印象的。BWV102は20分程度の7曲からなる標準的な長さですが、前半4曲と後半3曲で2部構成だったようです。

2014年8月23日土曜日

バッハの時代の礼拝

毎週毎週、教会歴に沿ってカンタータを聴くのはさぞかし大変かと思うでしょうが、数年分をまとめて聴いたとしても20分程度のものを数曲ですから、時間的にはたいしたことはありません。

しかし、リアルタイムでバッハが作曲して演奏するカンタータを聴いた18世紀のライプチィヒの人々にとっては、どうだったのでしょぅか。

毎週日曜礼拝で1曲聴くだけなら、短ければ15分、長くても40分です。ただし、カンタータの演奏は、礼拝の中で神の教えを分かりやすく伝えるための一手段に過ぎません。

単純に音楽を楽しむだけならキリスト教徒ではない自分にとってはどうでもいいことですが、当時の礼拝の様子を知ると、カンタータに対してより深い理解が得られそうです。

バッハの時代の日曜礼拝は、日常生活の中にしめる割合はきわめて重要でした。基本的には、午前7時から始まる聖餐(せいさん)の説教が11時まで、昼前から昼の説教、午後1時から晩祷と呼ばれる説教が午後4時くらいまでという一日がかりのイベントでした。カンタータは、最も重視されていた聖餐の説教の中で演奏されていました。

カトリックでは、ミサは厳格に式次第が決まっていて、そのほとんどがラテン語で一字一句変更することは許されません。その文言を歌詞にして、楽器の伴奏をつけたものがミサ曲で、式の中でバラバラに演奏されていました。

バッハの所属するルター派プロテスタントの教会では、一部カトリックの要素を残しながら、基本的にはドイツ語で語られ、集まった人々(会衆)が一緒に讃美歌を歌う部分が多く含まれます。バッハ自身が、カンタータの譜面に礼拝式次第をメモしているので、実際の様子はかなりはっきりとわかっています。

午前7時になると、トーマス学校の生徒による合唱隊と10人程度の楽器奏者が入場し位置につき、オルガンの前奏が始まります。続いて4人の生徒によるチェンバロ伴奏によるモテットが歌われます。

続いてラテン語によるキリエとグロリアの器楽伴奏による歌唱があり、その途中で牧師が入ってきます。その日の教会歴に見合った使徒書の朗読に続いて、会衆によるコラール歌唱、福音書の朗読の後、いよいよカンタータの演奏です。

カンタータの歌詞は、当日朗読された聖書の内容に沿ったもので、当然この後の説教につながる内容が厳密に割り当てられていました。会衆に、その日の教えを分かりやすくする目的と、より親しませることが重要な課題であったことは容易に想像できます。

ここまで終わって、午前8時からいよいよ主任牧師による説教が始まりますが、これがだいたい1時間かかる。毎週音楽を用意するバッハも大変でしょうけど、毎週1時間の講演をする牧師さんも変わらず大ごとだったことでしょう。

そのあといくつかの讃美歌が歌われ、聖餐式(最後の晩餐に由来する、パンとワインを信者に与える儀式、カトリックでは聖体拝領)が始まりますが、これにかなりの時間がかかるので、その間にカンタータの第2部やオルガンの演奏が行われました。

とりあえずバッハが一仕事終えるのが午前11頃というわけで、バッハは自分の部屋に一目散に戻って、すぐさま来週の準備にとりかかったことでしょう。

市民は、まだまだ残っていて、ここでいろいろな情報交換をしたんでしょうね。隣の国が戦争したがっているとか、あそこの誰々が恋仲になっているとか、何しろ新聞もラジオも、ましてやネットもないわけですから、礼拝の場は生活の基本です。

さらにテレビ、映画もなく、娯楽としての要素も兼ね備えていたのが礼拝であり、その中でカンタータの役割はことさら重要であったことは容易に想像できます。

そういう意味でも、プロテスタントが歌っていたコラールを、バッハが積極的にカンタータの中に埋め込んでいくことにこだわったこともわかる気がします。会衆が馴染みのある曲が出てくることで、より大衆参加型の娯楽性が強まることになるのです。

2014年8月22日金曜日

指が痛い

指が痛い・・・というのは、それほど珍しい症状ではありません。

外来でも、しばしば遭遇するわけですが、大半の患者さんは関節リウマチという病気を心配されている。しかし、実際のところ、リウマチは少ない病気とは言えませんが、だからといってやたらとあるわけではありません。

リウマチは30~50歳くらいで発症することが多く、男性に比べ女性のほうが数倍多いことが知られています。

それよりも若い場合には、外傷性の問題か、使いすぎによる痛み、典型的には腱鞘炎での症状であることが圧倒的に多い。それよりも高齢の場合は、ほとんどが加齢性の関節の変化が原因です。

通常、腱鞘炎は指の付け根付近、手のひら側に痛みの中心があります。加齢性の変化は、一番はじの関節、時には真ん中の関節に痛みがあり、いずれも動かさなければ痛みが無いのが普通。

やっかいなのは、リウマチも含めて、指の痛みがあると、だいたいとの場合でもこわばりを感じることです。こわばりは、なんとなく動かしにくいというものから、はっきりと動かせないというものまで様々。たいてい、起床時の朝に強く感じるというのも共通の話です。

以前使われていたリウマチの診断基準の中に、「朝のこわばり」という項目があったため、これがよく知られるようになって、指の痛みがあって朝動かしにくいとリウマチを心配するのが、なかば「常識」になってしまいました。

また、高齢化に伴い、リウマチを発症する年齢も上がってきていて、最近は70代、80代でもリウマチとしか言いようがない症状を初めて出す方も珍しくなくなりました。

痛みが出てから病院に行くまでの期間もずいぶんと短縮されてきたので、ぱっと見てすぐに判断ができるようなケースはほとんどない。リウマチを専門で診療している医者でも、加齢性の変化による痛みは、しばしば診断に悩むものです。

少なくとも、一番はじの関節から始まるリウマチは、ほぼ「無い」と言っていいと思います。真ん中の関節は、どっちとも言えない。付け根の関節、手の甲側の痛みはリウマチの可能性があります。

また、一番心配するのは腫れているかどうかということ。ごつごつして、骨の隆起を想像する腫れ方は、ほぼ加齢性のもの。腱鞘炎では、指全体が浮腫むような腫れ方をする場合があります。リウマチでは、関節の部分に限局して、皮膚と関節部分の間にマットが入っているような腫れ方をします。

しかし、痛みが出てから数日から数週間程度では、診察だけで確信を持つ事はなかなか難しく、後は血液検査と画像検査、レントゲン、MRI、超音波などの客観的なデータと合わせて判断するしかありません。

2014年8月21日木曜日

患者・・・感謝

自業自得・・・なんですけど、何しろ先週丸々休ませてもらって・・・休むと決めたのは自分。

休み明けの月曜日、火曜日、水曜日と3連チャンで激疲れです。

もともと、100人患者さんが来るとびっくりしているクリニックです。普通の整形外科は、1日の患者さんは150人から、多いところだと200人くらいらしい。

初診の方は、特に時間もかかるわけですが、いつもはだいたい15人くらい。ところが、この3日間で受診した方は400人弱。そのうち、初診の方が100人弱という状況でした。

正直、毎日終わるとへとへと。

診察が雑にならないようにしながら、でも急がないといけない。ハイテンションでダッシュをするのですが、もうどうアクセルを踏んでも、スピードが上がらないことも・・・

再診のリウマチの患者さんだと、知っている顔ですごくホッとします。患者さんには申し訳ないのですが、ちょっと一息ついて雑談したりしました。

でも、わざわざ来ていただいた患者さんに感謝!! の気持ちで、今日もガンバロウ!!

2014年8月20日水曜日

辛味噌ラーメン @ 横濱家

横濱家は、今までにも何度も登場してきた、自分の中ではスタンダード店。ただし、基本的な味は豚骨醤油味。

久しぶりに行ってみたら、新しいメニューに辛味噌がありました。早速注文したわけですが、あ~、確かに横濱家の味噌味はこんなんだろうと思う味。

基本的に味噌ラーメンを食べたいときは、自分の場合尻手黒川道路の稗原の交差点から少し入ったところにある初代という店がスタンダード。

白味噌ベースで、ちょっと甘味のある濃厚な味が癖になる。また、ここの辛味噌が絶品です。

横濱家も、らしくていいのですが、辛味噌となると残念ながら初代には勝てない感じ。まぁ、それぞれの店の個性ですから、それはそれでいいのかも。

ただし、昭和人とってラーメンの基本は、鶏がら醤油で細麺の「支那そば」という気持ちがあるので、辛味噌もバリエーションの一つであることにかわりはありません。

2014年8月19日火曜日

金のパイたい焼

とあるところで売っている、まぁ、いわゆるB級グルメと言えそうな食べ物。

全体はパイ生地で、その中身はジャムバター。タイ焼器で型を押さえてあるのが特徴。でもって、名称が「金のパイたい焼」なんだそうで、確かに色も金色っぽい。

味は、想像通りで、それなりなんですが、これ金色ということは、あまり焼かないのでしょうか。

パイは薄い生地が層状になって、さくさく感を出すところが美味しさのポイント。これは「濡れ煎」状態で、さくさくしていませんでした。

厚めのクレープみたいな・・・何とも言えない残念感が漂います。

一緒に買った他のものは・・・


ふっくら膨らんで、層状に焼けたパイ生地がさくさく。

そのかわり・・・金色じゃなくて、茶色ですかね。このあたりの、出来不出来が、B級のB級たる所以ということなんですかね。

そう割り切れば、ある程度楽しめるかもしれません。ただし、はずれにだけ当たると、そうとうがっかり感がありますけどね。

2014年8月18日月曜日

診療再開

クリニックの夏休みは終了し、今日からは通常通りの診療に戻ります。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

こどもたちの夏休みも、あっという間にすぎさって、あと2週間。宿題がまだの子は、そろそろ焦り始めるころ。大学生は、まだまだ余裕で遊んでいるかもしれません。

クリニックを始めてみて、一番勤務医と違うと思ったのは、簡単には休めないということ。勤務医は簡単に休めるわけではありませんし、実際予定外で休んだことは一度もありません。

それでも、何かあればなんとか替わってもらえるという気持ちがありましたが、開業医は交代要員はいません。簡単には休みにはできないというのは、けっこうなプレッシャーです。

停電のような非常事態を除くと、過去に早じまいを一度、臨時休診を2度しています。早じまいは、情けないことに虫歯の痛みががまんできなくなって歯医者に駆け込んだとき。

臨時休診の一度は、開業当初に必ず健康保険の組織から呼び出される個人指導のための半日休診。そして、もう一度は今年の義母の葬儀。

他にもクリニックをたくさん受け持っている税理士さんに聞きましたら、家族の葬儀でも休診にするという話はほとんど聞いたことがないそうです。

つまり、自分が喪主であれば、日程をうまく調節して診療に影響が極力出ないようにしているところが多いのだそうです。

少なくとも、自分の健康の問題で急な休診にすることだけは避けなければなりません。ところが、年を取ると医者だって、そうそうむやみに自信を持っているわけにはいきません。

健康管理のためにも、自分の休みを増やして・・・って、まだまだそんなことができる立場ではありませんね。