2007年9月11日火曜日

秋刀魚は目黒にかぎる

ちょっと目黒の町に出た世間知らずの殿様。町屋で焼いていた秋刀魚をちょっと食べて、その美味しさが忘れられません。城に帰って、秋刀魚を食べたいというと、料理人は蒸して油を落とし、つみれにして殿様に出した。とってもまずいので、殿様は思わず「秋刀魚は目黒にかぎる」

有名な古典落語の一つ、目黒の秋刀魚は三代目三遊亭金馬の得意でした。落ちに向かって、一気にたたみかける話術はなかなかRock'n Rollです。

と、いうわけで、今日はせっかく「天才ダ・ヴィンチ」第2回と思っていたのですが、やっぱり食べ物ネタになってしまいました。というのも、サンマをいただいたのです。なんだ、お前は貰ってばかりだなぁ、と思っていませんか? 実はそうなんです。でも、ここからいろいろなネタが出てくるのでお許しを。
今年はサンマは豊漁だと聞いていますが、スーパーではやはり安いのは解凍物で、なかなか新鮮なサンマは意外に見当たりません。見てください、これ。青光りしています。ごっつい、新鮮ですねん。目ん玉も、まだまだ活きとります。それなら、やっぱり刺身でしょう、ってんで、おろしまくりました。

油がほんのり甘くて、生臭さはまったくありません。半分、そのままにして、残りは長ねぎと生姜であえて食べました。

いつもの板前さんの患者さんに聞いたら、内臓を裏ごししてタマゴの黄身と味醂・塩などを混ぜたものを、3枚におろした身に乗せて焼くと酒の肴にグー! とのことです。また、蒲焼でも、バルサミコ酢を混ぜると美味しいよ、などと情報をいただきました。