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2007年9月16日日曜日

ちょっとまじな政局の話

国会が始まると思ったら総理の辞意表明で急転直下、自民党は福田康夫氏対麻生太郎氏の総裁選対決となり激動の1週間でした。メディアも安倍晋三総理批判から、さぁ、これから日本はどうなるという方向性になってきた週末でした。

夕方の某テレビ局のニュース特集番組に注目の二人が出演していたの拝見しました。別の場では比較的安定感した福田氏と攻撃的な姿勢を表に出す麻生氏という対照的な一面を見せていますが、最終的には内容的な違いが国民にはわかりにくい。

司会は、女性キャスターとして有名な人ですが、あまりの進行のまずさばかりが目立って、二人の相違がほとんど表に出てこないつまらない番組と思ったのは自分だけでしょうか。キャスターは明快な発現を引き出そうとして質問を向けるのですが、逆に質問がはっきりしすぎて答えはYes/Noで済んでしまうのです。また、麻生氏に切り返されると、すぐに謝ってしまいます。

それにしても、福田氏は、今までの小泉内閣の官房長官としてのメッセンジャーとしてのイメージとだいぶ違う印象を持ちました。年齢的なことも考えるとこれが最後のチャンスでしょうから、本気で総理大臣のポストを狙っての出馬でしょう。本気モード全開という感じがします。ある意味、自民党の威信が落ちるところまで落ちたところですから、やりやすいかもしれません。
麻生氏は劣勢が伝えられる中、ひたすら攻撃していくしかないというのはしょうがないところでしょう。基本的には、現在の進行中の自民党の政策を進めていくという点ではどちらも同じで、どちらがリーダーになっても国民にとっては大きな違いはないかもしれません。
焦点は、小沢民主党との対決であることに変わりません。といっても、もとを正せば同じ穴のむじなですから、結局は政治全体が「仲良しクラブ」になっていなければいいのですが。

※写真は合成です