今日も、考えていたネタよりも衝撃的なニュースにより、予定を変更して番組をお送りしています。
皆さん、すでにご存知のことと思いますが、本日安倍内閣総理大臣が辞意を表明しました。総理に就任して1年、この間相次ぐ閣僚のスキャンダルや、離党者の復党問題、年金問題、参議院選挙大敗など苦しい舵取りを迫られ、ほとんど業績らしいものは何もないまま、いきなり所信表明演説直後の辞職という、歴史的な無責任職場放棄となったのです。
小泉前総理の「マジック」による混乱した政局を、そのまま引き継いでしまい、安倍カラーを出すことも無く、完全に状況判断ができなくなったものです。いろいろと同情される点はあったとしても、少なくともあまりに最悪のタイミングでの辞職は容認されることはなく、自らの政治生命すら幕を引いたといってもいいでしょう。まさに「安倍死んだぞー内閣」であったのでしょうか。今までに無い若いリーダーに対する期待が大きかっただけに、大変残念なことです。信用できる政治家なんて、もういないんでしょうか。
自分たちを取り巻く医療環境だけをとっても、年々劣悪化していることは、表面的に見えているだけでも明らかですが、医療を提供する側も医療を受ける側にとっても、課題はあまりに多く、その一つ一つを解決していくには途方も無い力が必要ではないかと思えます。「医療改革」は、国民不在のままどんどんすすめられています。医療費を削減することしか考えていない改革によって、古きよき時代の医療制度が崩壊に向かっていることはまちがいありません。
それにしても、長たるものの責任の取り方、そしてそのタイミングをどう取るべきか、まさに反面教師として生かしていくことが重要です。