2007年12月12日水曜日

なさはな(情けない話)

今日は往診。市ヶ尾だもん。楽勝です。すべてはそこから始まった。

見つからない。往診に来た家がわからない。最近は、表札に番地がない方が多いので、住所だけがたよりにしていても、見つけるのが大変です。一応、ナビはあるんですけど・・・このブロックのはずなんだけど・・・とか思いながら、チョロチョロ車を走らせます。

PIZZARAお届けの人がいる。あの人に聞いてみようか。でも、あっちも家を探しているみたい。邪魔しちゃ悪いよね。
あっ、日本郵便の配達の人がいる!! すみませーん、この番地の家はどこだかわかりますか?
えーっと、最近バイクに乗り始めたので、ゴメンナサイ。
そんなのありかよ~。それで配達できんのかぁ~!!
しかたがなく、またもやチョロチョロ、グルグル。

おっと、さっきのPIZZARAがまだうろうろしている。ピザ冷めちゃうぞ!!
道の掃除をしているおばさんに聞いてみる。この辺は入り組んでいるからね・・・とのこと。
やっと携帯で連絡とって、ご主人に出てきてもらい、一件落着。

これで終わったら、なさはなにはなりません。まだまだ、つづきがあるんですよ。
今日が初めて伺ったので、話すこともいろいろあって、1時間近くたってから、失礼しました。さぁ、おなかも減ったし、早く帰ろ・・・って、エンジンがかからんじゃないか!!
どういうことだぁ~!! バ、バ、バ、バ、バッテリーだぁ!!

そろそろ寿命とは思っていましたが、チョロチョロ・グルグル・室内灯・寒い・最近思いっきり走っていない・省エネ運転で極力2千回転以上まわさない・待っている間社長がテレビ鑑賞などなどの理由が考えられます。

さっそうと走り去る姿を確認しようと、ご主人が門のところまで出てきていました。近づいてきて、バッ
テリーですか?とやさしく尋ねます。ハイっと小さく答える自分。ご主人の活躍が始まり、隣家へ「ブースターケーブルありませんか」と尋ねて回ります。隣家のご主人も一緒になって「ブースターケーブルありませんか」、お向かいにピンポン。はす向かいにピンポン。バッテリー上がりだけでもはずかしいのに、ほんとに穴があったら入りたい状態です。いろいろやっているところに、ちょうど息子さんが帰宅。なんと、ブースターあるとのことで、なんとかエンジン始動。ブースター使ったのは、もう忘れるくらい昔のことで、たぶん20年近く前じゃないかしら。

それにしても、なんてご近所力のある場所なんでしょう。いいところですね。困った時は、お互い様という言葉が本当に生きているんですね。素晴らしきご近所に感謝!!

そのまま246のガソリンスタンドに直行して、バッテリー交換したことは言うまでもありません。