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2007年12月23日日曜日

小田和正/ 自己ベスト2

売れているみたいですね、小田さん。自分もオフ・コース以来のファンなので、こういう方が現役でがんばっているということは、素直に嬉しく思います。

オフ・コースは"We Are"でアルバムとしては頂点に立ち、続く"Over"で"We Are Over(僕らはおしまい)"となり武道館ライブで終わったと考えていました。その後の鈴木康博の抜けたオフコースは、ちょっと違う。ここから小田和正ソロ・バンドと化したと。

その小田さんが"Looking Back"でセルフ・カバーを始めたときは、「うわー、やめてくれぇー!」と思いました。頼むからオフ・コースの完成された世界を使って、二匹目の泥鰌みたいなことしないで下さいよ、という感じ。

それが、5年前に"自己ベスト"という形で終結。その後、「クリスマスの約束」で他人の曲を歌いまくり、好評につき続、続々となっているわけです。そして自己ベストも第2弾。小田さんは、この間にも十分今の60才という年齢でのオリジナルの仕事をしているわけですから、ベスト盤を出すのはいいとして、またもやオフコース時代の曲が入っているのはなんで? "生まれ来る子供たちのために"は確かに名曲です。ミスチル桜井が歌おうと、オフコースのオリジナルを超えるものはないでしょう。

Claptonはライブでは、今でもLaylaやBadgeなんて40年近く前の曲をやりますが、あらたにレコーディングなんてしないよ(UnpluggedのLaylaを除く。これは、まったく別曲といってもいいくらい違う)。

レコード会社の企画によるベストならしょうがないけど、少なくとも自己選曲をうたったタイトルをつけるなら、過去をぶり返すのはやめましょうよ。ベストで時代を区切ったら、次に進みましょうよ、小田さん。と思ってしまうOld Funなのでした。