2022年12月11日日曜日

俳句の鑑賞 48 大野林火


大野林火、本名、大野正は 明治37年(1904年)、横浜市出身の俳人です。中学生の頃から俳句を始め、昭和2年、東京帝国大学を卒業し、昭和5年に県立商工実習学校(現横浜創学館高等学校)の教師となりました。

昭和14年に初の句集を刊行し、「馬酔木」の水原秋櫻子らと交流を通じて本格的に俳人として活動するようになります。終戦後、俳誌「濱」を主宰、「俳句研究」や角川「俳句」誌の編集長を歴任し活躍し、昭和57年、78歳で亡くなりました。

雁や市電待つにも人跼み 林火

戦後の混乱期の市中を詠んだもの。ここでは「跼み」は「かがみ」と読みます。遥か上空を飛び去っていく雁と、混乱の中でいつ来るともわからぬ市電(おそらく路面電車)を待っている人々は、寒さにかがんで辛抱強く待ち続けているという光景が対比されています。

冬雁に水を打つたるごとき夜空 林火

きっと林火は空を見上げている時間が好きだったのではないかと思うのですが、この句でも雁がゆったりと上空を滑るように飛んでいる様子が見えてきます。

蔦紅葉巌の結界とざしけり 林火

「巌」はしばしば信仰の対象になる巨石のことで、蔦紅葉が生い茂ってまるで結界を作っているように見えるということ。深い森の中の幻想的な光景が思い浮かんできます。

雪の水車ごつとんことりもう止むか 林火

「ごっとん、ことり」という擬音が童謡のような楽しさ、懐かしさを醸し出しています。雪が積もって、動きを鈍くした水車ですが、「あー、止まっちゃう・・・あら、また動いた」という愉快な句。

風立ちて月光の坂ひらひらす 林火

「風立つ」は、一陣の風がすーっと吹き抜ける様子。月の光に照らし出される坂道が、その風によってゆらゆらと揺れたように見えたということでしょうか。静けさが一瞬乱れて、またもとに戻るような観念的な「ゆらぎ」を言葉にした感じがします。

「ホトトギス」との関係はありませんが、基本的に有季定型、自然を素直に豊かな叙情性を持って詠む作風と言われています。難解な言葉を使うわけではありませんが、じわーっとしみ出る余韻を残すような句に好感を持てました。

2022年12月10日土曜日

なんちゃってフライド長いもポテト


数少ないよく見るテレビ番組の一つに、「家事ヤロウ(テレビ朝日)」というのがあります。家事初心者という扱いのタレント、バカリズム、カズレーザー、中丸雄一の三人が、家事を教わっていくバラエティ番組。

中心となる企画は調理なんですが、特にコーナーを引っ張っているのが和田明日香。和田家の嫁、姑が平野レミというなかなかすごい環境で鍛えられ、料理素人からレシピ本を出版するまでに成長した方。

この前の番組で、和田家の2022年年間レシピBEST10というのをやってまして、その中でこれはやってみたいと思ったのがこれ。なんちゃってフライド長いもポテトというもの。

材料は、長芋 400g、塩 少々、小麦粉 適量、バター 15g、しょうゆ 小さじ2、青のり 適量と紹介されています。今回は、ほぼレシピ通りに用意して作ってみました。

長芋をよくあるフライドポテト風に切って、塩と小麦粉と一緒にビニール袋に入れ、シャカシャカと振って全体にまぶします。長芋は崩れやすいので、強く振ってはいけません。

フライパンにバターを溶かして、長芋を入れて焼きます。基本的に長芋は生でも食べれるので、完全に火が通る必要はありません。表面が色づいたら、醤油をさっとかけ回し、青のりを散らしたら出来上がり。

簡単です。注意が必要と思ったのは、表面のカリカリ感を出そうと焼き過ぎると、芋が柔らかくなって長芋のシャキシャキした食感が減ってしまうところ。焼き色を出すには、けっこう時間がかかるので、このあたりは好みの問題で調節が必要です。

これは、超美味しい。長芋の新しい食べ方として、我が家でも定着しそうです。

2022年12月9日金曜日

俳句の勉強 63 雪女で苦心


雪女と言えば、怪奇譚に出てくる怖いものを想像します。白装束で吹雪の中から、もわーっと出てきて、口から超低温の域を吐き浴びると人は凍って死んでしまう・・・みたいな。

一方、雪男というのもありますが、こちらはファンタジー色はおとなしめ。人里から遠くヒマラヤあたりの雪山の奥深くに、毛むくじゃらの巨大獣風の類人猿という感じで、雪女よりは実在する期待が多め。

実は、どっちも季語になっているから驚きます。

とはいっても、「雪女」は気象・天文の季語で、「雪男」、「雪女郎」、「雪の精」、「雪坊主」などが傍題に上がっています。結局の所、雪によって迫って来る闇とか吹雪の風切り音とか、あるいは猛烈な寒さなどの過酷な様子全般を含むようなイメージを持っているようです。

季語としては、蕪村よりも前から使われていたようでけっこう古い物。昔の方が、雪の恐怖みたいなものは人々が切実に感じていたのでしょうけど、現代の首都圏に住んでいると、恐怖を感じるほどの雪の経験がない。

黒塚のまことこもれり雪女 其角

其角は芭蕉の直弟子で江戸時代の人ですから、本気で雪女、雪の精を信じていたのかもしれません。ホワイトアウトするような猛吹雪の中、おぼろげに見えている黒塚。そこが雪女の棲家なんだということか。

雪女旅人雪に埋もれけり 正岡子規

子規も雪女を信じていたのかな。冬の深山で、傘をかぶり蓑を羽織って雪をかき分け進む旅人を雪女が襲うイメージです。「八甲田山」の映画のシーンを思い出します。

かく行けば平屋は住まず雪女郎 阿波野青畝

そもそも平屋という作りは、豪雪地帯を想定していない家の構造ですから、雪女が出るはずもない。東北の方まで行けば、当然雪で一階から出入り出来ないこともありますね。

みちのくの雪深ければ雪女郎 山口青邨

わかりやすい句ですが、青畝は盛岡の出身ですから、おそらく明確な実体験から詠まれたもの。もしかしたら、雪女を見たことがあったりして・・・

雪女郎おそろし父の恋恐ろし 中村草田男

ファンタジーの雪女郎は平仮名で「おそろし」として、おそらく父親の「老いらくの恋」の方が「恐ろし」と漢字にしたことで現実感が強くなったように思います。

何にしても、少なくとも楽しいものを想像する季語ではありません。何とか、考えてみます。

雪女口紅の端吊り上がり

白いモノトーンの中から、雪女が姿を現し、真っ赤な口紅だけがくっきりと見えてくる。そして、にやっと笑ったのか、口角が上がると・・・あー怖い。

いっこうにまつ恋醒めぬ雪男

最後はダジャレ。まぁ、わかる人はわかる。

やっぱり、経験のない情景の季語は難しい。しかも、ファンタジー色のある気象のことですから、なおさらどう使っていいのか悩むしかありませんね。







2022年12月8日木曜日

来年は卯年


気がつけば12月。気がつけば今年もあと3週間。

あ~、12月は祝日がなくなったんだっけ・・・

月初は雑用が多いので、そんなことをバタバタとすましているうちに、周りの話題も年の瀬のことばかりになっていました。

来年の干支は何だっけ?

今年は・・・そうそう寅年だった。ということは、ね、うし、とら・・・う、うさぎです。

来年は兎年。

ちなみに「卯」は方角で言うと東。時刻だと午前5時から午前7時の間が「卯の刻」です。

兎角に人の世は住みにくい。一年は「脱兎のごとく」駆け抜けますが、物事は途切れ途切れの「兎の糞」。「兎の祭文」にならぬように、来年は頑張ろう。

2022年12月7日水曜日

俳句の勉強 62 季節感の無い季語

季節を表す語だから季語なんですけど、中には季節感というものがあまり感じられないものもあったりします。こうなると、季語を使わずに残りの部分でその季節っぽい雰囲気を出したくなるので、えらく難しい挑戦になってしまいます。

特に食べ物がそう。何しろ、栽培方法と保存方法が確立して、運送の手段も早くなり、季節限定という食材は少なくなりました。夏でもみかんを食べることができるご時世ですから、こと食べ物に関しては季節感は薄れてしまいました。

例えば、晩春の季語である「山葵漬(わさびづけ)」などは、年がら年中スーパーで売っています。本来は、4月から5月の若い山葵の葉や茎を酒粕に漬けこんだものですが、なんだったら冷凍が可能なので、ちびちびと一年中食べることも可能です。


白子干す低き廂に浪荒び
 福田蓼汀

殺生の目刺の藁を抜きにけり 川端茅舎

「白子」は「しらこ」ではなくて「しらす」のこと。カタクチイワシの稚魚を塩茹でして干したものが一般的で、地域によってはちりめんじゃことも呼ばれます。基本的には春全般に渡って使える季語なんですが、生しらすならともかく白子干ともなると、まぁ手に入らない時期は皆無。「廂」は「庇(ひさし)」と同じで、「荒び」は「すさび」と読みます。

少し成長した鰯を干したもの。藁を目に通して5尾ずつくらいをまとめて売っている。最近は藁ではなくてストローだったり、最初から藁やストローは抜いてあったりします。さらに大きめのものを鰓を通してまとめたものは頬刺と呼びます。これも、春の季語ですけど、春だからってことさら美味しいという実感はありません。

木の下に其梅漬ける小庭かな 尾崎紅葉

梅干して人は日陰にかくれけり 中村汀女

スーパーに青梅が並ぶには初夏のころ。その梅を塩漬けにして数日すると日向に干すということを繰り返して作るのが梅干し。昔は各家庭で自家製で用意することが普通だったのでしょうから、「梅干」が夏の季語というのは納得できる。ただ、現代ではほぼスーパーで買って来るので、梅干そのものは季節感はありません。季語として使うのは、あくまでも梅を干すという工程に限られるようです。

軽くのどうるほすビール欲しきとき 稲畑汀子

缶ビール旅のはじまる男たち 大井雅人

「ビール」夏の季語。これを夏の俳句でしか使えないとなると、かなり無理があります。確かに夏にかーっとジョッキを開けるというのは爽快なんですが、これはあくまでもビャホールとかビヤガーデンでの話。夏以外でも、まったく問題なくビールは飲みますので、季節限定はきつい。

ぴいと啼く尻声悲し夜の鹿 芭蕉

猪の荒肝を抜く風の音 宇多喜代子

これは何が季語? と思ってしまいますが、「鹿」と「猪」が秋の季語です。花札は秋が盛んだった・・・わけではなく、鹿は秋が交尾の季節で、猪は晩秋になると里に出てきてしばしば暴れるかららしい。うーん、かなり無理があるな。

サッカーの勝利の顔も拭かず立つ 福井貞子

声あげて吾を過ぐさっかー少年ら 大井氏悦子

確かにサッカーの高校生の大会は年末から年明けにかけて行われていますが、わざわざ冬限定でサッカーをするということはまずありません。冬の季語になったのは意味不明で、理解不能です。ラグビーなら多少そうかもと思えますけどね。

結局、時代の変遷が季節感を無くしているわけでしょうから、季語も進化させていかないと、ただの伝統芸能みたいになってしまいます。このあたりは、もう少し自由でもいいんじゃないかと思いますが、次代の歳時記に期待したいと思います。

2022年12月6日火曜日

サッカー・ワールドカップ2022 日本 VS クロアチア

 


上がってきました、日本。決勝トーナメントです。

各地域の予選を勝ち抜き、本選のカタールにやって来て、グループ・リーグを2勝1敗の1位で駆け上がりBEST16に名を連ねました。

勝てばBEST8。日本のサッカー史上、まだ見たことが無い景色。

相手は、格上の格上、クロアチアです。しかし、恐れる必要はありません。何しろドイツとスペインを倒してきたんですから。

というわけで、皆さん結果はすでにご存知のことと思いますが・・・

残念!!

惜しい!!

先制したものの、延長、PKで惜敗です。

日本のワールドカップは終了しました。

でも、格上と言われていた国々と互角の戦いを見せてくれたチームに拍手を送ります。日本のサッカーが、確実に力を付けていることを実感させてくれました。

アリガトウ、NIPPON、SAMURAI BLUE !! !!

2022年12月5日月曜日

俳句の勉強 61 暦とずれがある季語

細かいことを言えば、日本で使われてきた暦はけっこう変更されています。平安時代の途中から使われるようになった宣明歴(せんみょうれき)は、約800年の間、最も長く使われましたが、江戸時代なかばからは4回も使われる暦が変更され、最後の天保歴がいわゆる旧暦と呼ばれている最後の物になります。

旧暦は太陰暦と呼ばれ、月の満ち欠けを基本として成り立っていましたが、時代は明治となり、維新政府の都合もあって西洋と同じ太陽暦を使用することに決定されました。明治5年12月2日をもって天保歴を廃止し、翌日はグレゴリオ暦(新暦)を使用した明治6年1月1日となりまし。

結果として、新暦と旧暦では実際の季節の変化として1か月くらいのずれが生じることになります。さて、そこで俳句で問題になるのが季語の扱い方です。季語が本格的に整備されるのは明治以降ではありますが、当然芭蕉らの江戸時代から旧暦に沿った形で知られていた旧暦を基にした四季・二十四節気・七十二候をもとにした言葉なので、旧暦の区切りをそのまま使用しているのです。

当然のことながら、体感的には冬なのに春、春なのに夏、夏なのに秋、秋なのに冬といったずれが生じていて、これがけっこう混乱する要因になっています。旧暦で考える季語の季節分けは、現在の新暦で1月~3月が春、4月~6月が夏、7月~9月が秋、そして10月~12月が冬となります。新暦との間には2か月のずれがある。このあたりは、伝統を守るという考え方もありますが、俳句が旧態然とした進歩を制限する悪習ということも言えそうです。


バレンタインデイと言えば、男性諸氏がうきうきする真冬の寒い時期のイベントですが、こういう昭和になって根付いたものでも、季語として「バレンタインの日」を使う場合は初春です。

バレンタインデー心に鍵の穴ひとつ 上田日差子

罪のなき嘘の煌めくバレンタイン 高見悠々

まぁ、どちらも何となくわかりますよね。これは生活・人事に関する事なので、ちょっと間違えると川柳になってしまいそうですが、寒い時期だからと言って寒さを表すようなものを入れ込んではいけません。

青柳の泥にしだるる汐干かな 芭蕉

汐干狩夫人はだしになりたまふ 日野草城

「潮干狩(汐干狩)」は初夏の風物詩というイメージですが、これは晩春の季語。つい、うっかり「海」とか使いたくなりますが、「海」は夏の季語で季違いの季重なりになってしまいます。

五月雨や大河を前に家二軒 蕪村

五月雨や湯に通ひ行く旅役者 川端康成

五月雨といえば、字のごとく五月の雨。普通なら春。ところが季語は仲夏です。「さみだれ」または「さつきあめ」と読みますが、「ごがつあめ」とは言わない。五月雨は梅雨の事ですから、「空梅雨」、「走り梅雨」、「送り梅雨」なども夏の季語なので注意が必要。夏の風物詩として定着している「七夕」、「盆踊り」は夏ではなく秋。食べ物だと、スイカ、枝豆、トウモロコシなども夏っぽいけど、全部秋の季語になります。

降る雨も小春也けり知恩院 一茶

小春日や鹽り青き蟹の甲 水原秋櫻子

一般には小春日和というと、春の暖かさとしてはちょっと寒い気候と想像する人もいますが、それは間違い。小春は陰暦10月の別称で、春のように暖かい日のことをさします。陰暦10月ということは初冬の季語になる。

他にも探せばたくさんこのような例は出てきますが、季語は少ない文字でしっかり情景を伝えるために機能しているので、面倒でもその役割を尊重しないと独りよがりな俳句になってしまうということです。




2022年12月4日日曜日

セブンのおにぎり 2


セブンイレブンのおにぎり売り場に、な、な、なんと、モンスター・ボールが置かれている!!

・・・と、思ったら、いつも売っているものの包装が変わっただけ。

なんですが、今まで有りそうで無かったアイデアです。ちょっと、嬉しい。

でも、昨日店に寄ったら、元の普通の包装に戻っていました。ちょっと、残念。

話は変わりますが、なにげなく「おにぎり」と書いていますが、昔から「にぎる」のか「むすぶ」のか論争というのがよくある。

結局のところ、どっちも同じものを指す言葉として、差が無いらしいというのが広辞苑の見解。

一般には東日本は「おにぎり」と呼ぶ人がが多く、西日本は「おむすび」が多いと言われていますが、地域によっては、三角型だと「おむすび」、俵型だと「おにぎり」と呼んだりするところもあったりして明確にわかれているわけではないらしい。

話は時を遡り、古事記の時代。そもそも最初の最初、天ができてそこに登場するのが、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、高御産巣日神(タカミムスビノカミ)、神産巣日神(カンムスビノカミ)の三柱。「おむすび」は、この名前の中の「ムスビ」が語源であるという説があります。

一方、作っている様子から「握り飯」、「おにぎり」が発生し、「鬼切り」にかけて悪霊退散を意味するというのが、「おにぎり」の語源らしい。

まぁ、どっちでもいいんですけどね。

2022年12月3日土曜日

サッカー・ワールドカップ2022 日本 VS スペイン


昨日の早朝の試合。昨日は一日、興奮冷めやらぬ・・・だったですか?

日本が2-1でスペインを破り、決勝トーナメントへの進出を決めました。それにしても、開始早くに1点取られて、大差で負けそうな気分にもなりましたが、ドイツ戦の時のように後半になって逆転。その後、スペインの猛攻を防ぎきってのアディショナル・タイムの7分が長く感じましたね。

今回のワールド・カップは、Amebaが全試合インターネット中継していて、しかも無料というから嬉しい。このあたりにも地上波テレビ局の凋落が・・・それはさておき、パソコンで見れるというのは、新しい楽しみ方にもつながりました。

日本がBEST16に残るかどうかは、同時刻に始まったドイツ対コスタリカ戦の結果が大きく影響します。パソコンだと、この両方の試合を同時に画面に出して観戦できるんですよね。

最初は日本もコスタリカも0-1で劣勢。日本は、負けたら無条件に終わり。コスタリカが勝っても上に上がれません。両者引き分けなら可能性が有りなので、コスタリカがんばれ~

ところがほとんど同じくらいのタイミングで、両者とも逆転です。このまま日本が勝てば問題ありませんが、なんとコスタリカ同点から逆転されてしまう。こうなると、より日本のBEST16が濃厚になります。よっしゃ、ドイツがんばれ~

ところがドイツが4点目を取ってしまい、日本が勝っても得失点差で落ちてしまう可能性が出てきた。コスタリカ、1点だけでいいからがんばれ~

そんなわけで、ただ一つの試合をみているよりも、ハラハラドキドキでした。

日本の2点目は、ビデオ判定になりましたが、本当にギリギリ一杯フィールドの中にボールが残っていた。目視だけなら、完全にアウトな感じだったので、本当にビデオ様様です。最後まであきらめずにおいかける気持ちの勝利でした。

初のBEST8がかかる相手はクロアチア。FIFAランキングはドイツに次ぐ12位です。
ガンバレ、NIPPON、SAMURAI BLUE !! !!

2022年12月2日金曜日

自動車運転免許証更新


車の運転免許を持っている方には、免許証の更新という大事な作業が付いて回ります。免許証は、「×年×月×日まで有効」という部分が、色のついた枠で囲ってあるんですが、普通はブルー。他にゴールドとグリーンがあります。

グリーンは免許取り立ての人。無条件に最初は緑色。3年たって最初の更新でもらえるのがブルー。この場合は「初回更新者」で有効期限は、また3年間。そのあと、無事故無違反で経過した場合は、次に更新した時もらえるのがゴールドで、有効期限は5年間になります。ただし、過去5年間に違反したり事故を起こすと、次の免許証はブルーです。

今度、再び更新するんですが、実は初めて「優良運転者」となりました・・・って、まったく威張って言えることじゃないんですが。

もう、30年以上前に免許を取得してから、何年かに一度、おもにスピード違反で取り締まられています。そんなわけで、更新というと、毎回、二俣川まで行くというのが当たり前になっていて、今回はじめて近くの警察で済ませられるというのはとても新鮮。

もっとも、ほぼ毎日車を運転しているので、小さな事故は何度かありますが、全部物損で警察のお世話にはなったことはありません。ただし、直近5年間は、完全な無事故・無違反ですから、大手を振ってゴールドを貰いたいと思います。

2022年12月1日木曜日

俳句の勉強 60 映像の強い季語


季語を使う上で、季語が持つイメージが強烈な物もあります。この場合は、その季語を使った時点で、内容が固定化されてしまいやすく、句作りを難しくしてしまいます。

そのような季語は、一般に行事関連の物が多い。例えば、三月三日の桃の節句は「雛祭」という仲春の季語になります。厳格に言えば、その日一日だけの行事ということになりますが、この季語から傍題として、雛壇、雛人形、親王雛、内裏雛、五人囃子、三人官女などなどの関連するものはたいてい傍題となっている。

こうなると、もうほとんどイメージは固定化してしまいますので、なかなか想像が膨らまない。膨らまないということは、類想・類句になりやすいということです。

雛祭る都はづれや桃の月 与謝蕪村

歳時記に載っているので秀句なんでしょうけど、「雛祭」、「桃」、「月」という三重の季重なりですし、雛祭りよりも月の美しさにフォーカスが当たっているようなきがします・・・

もたれ合ひて倒れずにある雛かな 高濱虚子

これは、立派な何段もある雛壇にたくさんの人形が飾ってあるという光景でしょうか。もたれ合うほど人形があるんですね。

雛の前今誰もゐず坐り見る 星野立子

そのたくさんの雛を飾ってもらった立子さん。おそらく来客が多い家でしょうから、なかなかじっくりと眺めるチャンスがなかったんでしょう。

どこの家庭にもありそうな風物詩的な「雛祭」よりも、神社仏閣が中心になって行われる地域のお祭りとなると、より大々的で雰囲気はかなり固定されてしまいそうです。五月十五日、上賀茂神社・下賀茂神社の共同の例祭は、京都三大祭りの一つである「葵祭」という初夏の季語。一番の見所は、牛車を中央に絢爛な古式豊かな衣装を纏った人々の行列です。行列は葵の葉を飾り、人々は葵の花を身につけたようです。

白髪にかけてもそよぐ葵かな 小林一茶

しずしずと馬の脚掻や加茂祭 高濱虚子

うちゑみて葵祭の老勅使 阿波野青畝

おそらく、いずれも祭りの行列を見物しての句だと思いますが、それぞれ注目した先がいろいろというところが面白い。皆が同じ光景を思い浮かべやすいわけですから、全体的なところを俳句にしたら同じになってしまいます。細かいところですが、あまり他人が注目しなさそうなポイントを探すことが大事ということ。

正月は固定化された季語のオン・パレードですが、例えば「出初」もその一つ。消防出初式という消防隊の儀式で、東京では1月6日に行われます。現代ではほぼ梯子を登って曲芸的な動きを見せてくれる所だけが思い出されます。

他の紅は劣る真紅な出初式 山口誓子

出初式ありて湘南草の庵 高濱虚子

巨匠と呼ばれるこの二人の句も、正直あまり面白くはない(と思います)。誓子は真正面から出初式を見て、真っ赤な色の印象が強かったことを句にしました。虚子は、出初式そのものはあきらめて、静かな自分の家のことを詠んでいます。

結局、どれでも俳句を作るのは難しいということなんですけど、映像を強く持っている季語を使う場合は、真正面から立ち向かわず、できるだけ端っこの方を突いてネタを見つけたわぅが良いということですかね。

2022年11月30日水曜日

俳句の勉強 59 映像の無い季語


俳句は少ない文字数で読者が内容を理解してもらえることが重要ですから、無駄な言葉を省くことはもちろん、言わずとも伝わる内容も削ります。そして、俳句の内容が映像として読者が想像できれば、説明を大幅に減らすことができることになります。

基本形として有季定型、つまり季節を象徴する季語を必ず使い、上句五音、中句七音、下句五音の構成で、どこかに「切れ」を含むという俳句を原則とするならば、季語によって誰もが共通の映像を思い浮かべることになります。

そういう意味で、季語は重要で、季語を使うことでおそらく言いたいことの多くを省略できることになる。その一方で、季語による縛りもあるわけで、何でも好きに入れれば良いというものではありません。

ところで、季語があれば映像が頭に浮かぶと言いましたが、例えば「水洟(みずばな)」という冬の季語なら、鼻汁が垂れている光景が浮かんできますし、場合によっては風邪気味のこどもの様子も想像できる。もしかしたら、花粉症で目も真っ赤にしているかもしれません。

ところが、一般に「時候」と分類されている季語は、明確な映像を持たないことが多い。この場合、何らかの追加の言葉を加えないとぼんやりした句になってしまいます。

単に「冬」と言えば、初冬・仲冬・晩冬を通じての季語になりますが、「冬」だけではあまりにも漠然としていて、何を映像として想像するかは、人それぞれ、千差万別になってしまいます。

中年や独語おどろく冬の坂 西東三鬼

中年あるあるみたいな句ですが、「の坂」をつなげて時候と場所を映像として想像できるようになります。下り坂なら滑りそうで「おっと」とか思わず口走るかもしれないし、上り坂だと、白い息を吐いて「あ~あ」とか言っていそう。

暦では小寒、大寒を経て節分で立春となり冬が終わります。冬が終わることを「寒明(かんあけ)」と呼び初春の季語。寒明けになったのに寒さが続く場合を「余寒(よかん)」という季語で表現します。実際の体感としては、2月前半なんて一年で一番寒い頃ですから、寒が明けた感じもしないし、寒が残っていて当たり前。これらの季語は明確な映像も持たないし、現実の感覚とずれているので、いっそう使い方が難しくなります。

われら一夜大いに飲めば寒明け 石田波郷

仲間と酒宴で盛り上がる様子を、上中でしっかり映像として作りました。下句の季語は、実際の暦ではなく「寒さを吹き飛ばす」という威勢の良さの表現として利用しているようです。

鎌倉を驚かしたる余寒あり 高濱虚子

虚子の居住する、冬でも温暖な鎌倉だからこその句。立春を過ぎて、あまりの寒さに自分が驚いたのでしょうが、主観を排して擬人法で鎌倉が驚くとしています。

「夏の朝」という夏を通じて使える季語があります。これは、かなり難しい。水原秋櫻子による歳時記の説明文は「誰でも知っている感じを、筆でかき表そうとすると、かえて難しくなる」とし、その後の説明も何だか曖昧です。歳時記によっては、季語として収載していなこともあります。まぁ、夜明けが早いとか、朝から暑いとか、そんなところでしょうか。例句を探すのも大変です。

夏の朝病児によべの灯を消しぬ 星野立子

具合の悪いこどもの看病で夜明かししてしまい、朝になってやっと寝付いてくれたので、灯を消したということでしょう。季語として役立っているのかどうか判断しかねますが、少なくとも徹夜明けくらいの時間を提示する意味はありそうです。

このような季語はたくさんありますから、兼題に出されると悩みの種になります(もっとも、何が出ても悩むけど・・・)。まず季語の持つ雰囲気を大掴みして明確な映像を書き込むか、逆に映像を明示した後に雰囲気で収束させるかということなんでしょうけど、実践するのは本当に大変そうです。

2022年11月29日火曜日

出た!! プロローグ


昨日の早朝、起き立ての眠気がすっ飛んだ。

何と、うちから近いパン屋さんのプロローグがテレビで紹介されているじゃありませんか。このブログでも何度も登場している名店です。

TBSの朝の情報番組、「THE TIME」で篠原アナがあちこちに出向いて、美味しい物を紹介する「早朝グルメ」のコーナーです。

この手の企画は、たいてい放送局のある都内ばかりの紹介で、自分たちにはほとんど意味が無いことが多いんですが、ついに近くに中継が来ましたよ。

思わず中継を見に行こうかと思っちゃうくらい近い。もっとも、近いので紹介されてもあまり有難みはありませんけどね。

2022年11月28日月曜日

サッカー・ワールドカップ2022 日本 VS コスタリカ


もともとグループ・リーグの抽選が決まった時に、唯一、日本が勝てるかもと予想されたのがコスタリカでした。

日本は初戦の対ドイツ戦で大金星をあげたので、対コスタリカに勝つことは重要度を大幅に増しました。ここは是が非でも勝ち点3をもぎ取らないといけません。

昨夜、日本時間ごご7時から・・・もう結果は知れ渡っているでしょうから、どうのこうの言う必要はありません。

残念!! !! !!

これで1勝1敗。勝てないと言われていたとこに勝ち、勝てそうといわれていたとこに負けただけ・・・なんですが、予想との落差が大きいだけに、昨夜はガッカリ感が大きい感じ・・・

絶対負けたくないコスタリカの鉄壁な守り姿勢に引きづられ、なんか、ずっとモヤモヤした試合でした。ひところよく言われていた「決定力の無さ」が目立った印象です。コスタリカは耐え忍んで、ワン・チャンスをしっかり生かしたというところ。

そんなわけで、まぁ、スペインに勝てばいいんです・・・
ガンバレ、NIPPON、SAMURAI BLUE !! !!