2023年12月14日木曜日

セブンのおにぎり 19


いつも新作おにぎりを紹介していますが、鮭・たらこ・梅・昆布などの古典的定番となっているものは別として、セブンイレブンが始めた新作物の中にも完全に定着したものがあります。

その代表的なものがこれ、「炙り焼きソーセージ」です。おそらく、一番よく買うかもしれません。

たぶん、初めて登場したのは、90年代半ばだったと思いますが、おにぎり大の直径があるボロニアソーセージの厚切りスライスが乗っていて、真ん中にはマヨネーズが仕込んであります。そしてライス部分は、絶妙なコショウが利いていて、それらを海苔の帯でとめてあるというもの。

初めて食べた時は感動物でした。おにぎりという概念を変えたと言ってもよいくらい、革新的な商品だと感じたことを覚えています。

今ではほかのコンビニにも似たような商品がラインナップされていますが、セブンイレブンに勝るものは無いと断言できます。

ただし、一時、原材料費を抑えるために海苔を無くしていましたが、たったこれだけの海苔ですが、有ると無いのでは大違い。また、数年前には、明らかにつなぎを増やしたスカスカのソーセージになっていた時期もありましたが、これもアウトです。

多少、値上げされても、この形は死守してもらいたい一品です。

2023年12月13日水曜日

クリスマス・シーズン到来


クリニックでは・・・こういう時、せっせとブログを書いていると便利なもので、過去の記事を調べると、2008年に最初に登場してから今年で16回目になるのですが、ちょっとだけお菓子を添えたサンタクロースの折り紙を来院した方に差し上げています。

2か月くらい前からスタッフ総出(院長含む!!)で折り紙を折り始め、ひげやリボンをつけて、400個を用意しました。何度か追っているスタッフの腕も格段と進歩して、みんな実にじょうずに早く折れるようになりました。

去年からマイナカードの読み取り機を置いた関係で、受付カウンターが手狭になり、サンタの人形に折り紙を持ってもらうようになりました。

その分、並べてある数が減ってしまい、いろいろな色から好きなものを選んでもらったりはできませんが、中には、毎年楽しみにしているという方もいらっしゃるのようなので、数があるうちにお渡しできればと思います。

2023年12月12日火曜日

ボギー! 俺も男だ (1972)

もともとはウッディ・アレンが1969年に書き下ろした舞台劇が原作で、アレン自ら脚本を書き映画化したもの。ハンフリー・ボガートに憧れる不器用な男を主人公にしたコメディ。

アレンはユダヤ系の生粋のニューヨーカーで、神経質なロマンチストというイメージですが、すでに監督としても評価されていたにもかかわらず、ここでは名匠ハーバート・ロスに監督は任せています。とは言え、アレンのカラーを重視したのか、映画はアレンのに匂いがプンプンする出来です。

アラン(ウッディ・アレン)は、映画評論家。ハンフリー・ボガートに憧れ、「カサブランカ」をしょっちゅう見ては、ボギー(ハンフリー・ボガートの愛称)と自分を比較しています。時にはボギーの幻(ジェリー・レイシー )が登場して、ああしろこうしろと言い出す。行動派の妻ナンシーは、そんなアランに愛想をつかして離婚。

友人のディック(トニー・ロバーツ)と妻のリンダ(ダイアン・キートン)は、そんなアランを心配して、いろいろと女性を紹介しようとしてくれまが、どんな女性でもかっこつけてしまい空回りするアランなので、まったく話が進展しない。

ディックは仕事人間で、絶えず自分の居場所の電話番号を会社に事細かく連絡するような男。リンダはアランと一緒にいると、次第に心が休まるのを感じます。アランもリンダの前だと、自分を飾らず素直になれるのです。

ボギーの幻もアランをたきつけ、アランは次第にリンダに惚れてしまった自分に混乱します。ボギーの幻はディック主張中にやったきたリンダをモノにしろとアランを煽りまくるのですが、離婚した妻の幻が登場して「彼をほっといて」と言ってボギーの幻を撃ち殺してしまいます。

しかし、アランはドタバタの混乱の中でリンダと夜を共にしてしまうのです。しかししだいにアランは罪の意識にさいなまれ、ディックもリンダに男ができたかもしれないとアランに相談します。再び現れたボギーの幻は、今度は粋な別れ方を指南するのでした。

基本的に「カサブランカ」のパロディ的な要素が強く、冒頭のタイトル、スタッフロールの間の約5分間はカサブランカのラストシーンがそのまま使われています。当然タイトル(Play it Again,Sam)も「カサブランカ」の中で、イングリッド・バーグマンの台詞、「Play it once, Sam」からとられたもの。

結末も予想通り「カサブランカ」に準じていて、オチは最初から想像できてしまうわけですが、そこへ持っていくための展開がうまく、さすがアレンという出来になっています。

登場するボギーの幻は、終始ボルサリーノ帽にトレンチ・コートというボガートの代名詞のようないで立ち。演じるジェリー・レイシーは、他には目立った活躍はしていない俳優ですが、声色は似ている印象です。彼を含めてダイアン・キートン、トニー・ロバーツは舞台でも同じ役を演じました。

70年代はベトナム戦争の影響もあってアメリカが病んでいた時代と言えますが、アレンの映画の登場人物は、いずれも精神科医を主治医に持ち、アスピリンをはじめとするさまざまな薬漬けになっているのがステータスのように描かれます。アランはまさにそんな一人で、ウッディ・アレンそのものを地で行くような役柄なのかもしれません。

2023年12月11日月曜日

さらば愛しき女よ (1975)

探偵フィリップ・マーロウが登場する2作目の長編で、レイモンド・チャンドラーの小説「Farewell, My Lovely(1940)」の映画化。40年代に2回映画化されているので、今作は3回目。「ロング・グッドバイ」を製作したエリオット・カストナーが製作総指揮を担当し、監督はディック・リチャーズ。

マーロウを演じるのは名優ロバート・ミッチャム。「ロング・グッドバイ」は70年代の今風にアレンジされていましたが、今回は原作通りで、戦前のロサンジェルスが舞台で、ちょいと年老いたマーロウを渋く描いています。

フィリップ・マーロウ(ロバート・ミッチャム)は、刑務所から出てきたばかりだというムース・マロイ(ジャック・オハローラン)という粗暴な大男から、昔の恋人ヴェルマ・ヴァレントを探すよう依頼されます。マロイは、ヴェルマが働いていた飲み屋にマーロウを連れて行きますが、そこは今は黒人の店になっていて、店主を殺してしまい姿を隠してしまう。

マーロウは店の向かいの宿に住んでいる、かつての店のバンドマンから、当時の店主の妻、ジェシー(シルヴィア・マイルズ)の居所を知り訪ねます。ヴェルマの写真を手に入れ、たどっていくと簡単に見つけることができましたが、彼女は廃人になって病院に入院していました。

リンゼイ・マリオット(ジョン・オーライリー)と名乗る男が事務所に来て、頼まれて盗まれた翡翠を買い戻す大金を持ち歩くので護衛してほしいと依頼してきます。指定された場所に行くとマーロウは殴り倒され、気がつくと警察がいてリンゼイは殺され大金も消えていました。

マーロウは翡翠コレクターとして有名なグレイル元判事を訪問し、若く美しい妻のヘレン(シャーロット・ランブリング)がマリオットを雇ったことを知ります。さらに女ギャングのアムソー(ケート・マータフ)に拉致され、マロイの居所を聞かれ監禁されます。そこにはバンドマンの死体もありましたが、一味の内輪もめのどさくさに紛れて逃げ出しました。

元検事で今は裏稼業に勤しむブルネットからも、マロイの居所を聞かれ、マーロウはさらに銃撃され命を狙われます。ジェシーに尋ねると、本物のヴェルマは別人で生きていると言い、マロイに連絡させると約束しました。

連絡してきたマロイを連れて待っていると、電話がかかって来てマロイは約束の場所に出向きますが、殺されそうになりなりマーロウに助けられ再び姿を消します。警察に事情を隠せなくなってきたマーロウは、刑事をジェシーの家に連れて行くと、すでにジェシーも殺されていたのです。

マーロウがしきりにジョー・ディマジオの連続安打記録を気にしているので、これは1941年の話。こちらは、戦前のアメリカの雰囲気が色濃く画面を彩ります。マーロウの一人称で進む小説の形式を踏襲して、ミッチャムのけだるいナレーションから入るのも原作を大事にしているポイント。

ただし、マーロウとマロイの出会い方などは変更してあり、まずはマーロウがどんな探偵なのかを印象付ける前説的な短い事件からスタートします。また、ブルーネットの役割も拡大しているようです。

原作に忠実なマーロウという意味では、ハンフリー・ボガートは背が低いけどカッコよすぎ。ロバート・モンゴメリーは印象が薄く、ジェームス・ガーナーは、しょぼくれ過ぎ。いろいろなマーロウがいてよいわけですが、ロバート・ミッチャムは、最も「らしい」感じがして好感が持てますし、現代風ならエリオット・グールドが素晴らしいという結論です。

ロバート・ミッチャムは、1978年にボガートの「三つ数えろ」のリメイクである「大いなる眠り(1978)」でもマーロウ役を演じています。

2023年12月10日日曜日

ロング・グッドバイ (1973)

1953年に発表されたレイモンド・チャンドラー原作の探偵フィリップ・マーロウが活躍する6作目の長編、「長いお別れ(The Long Goodbye)」が原作。マーロウを演じるのは二枚目になりきらない役が多いエリオット・グールド。監督は「M★A★S★H (1970)」のロバート・アルトマン。

マーロウ(エリオット・グールド)が夜中に飼い猫に餌を与えていると、友人のテリー・レノックス(ジム・バウトン)が訪ねてきて、理由も言わずにこれからメキシコのティファナまで車で送ってくれと言い出します。

朝になってマーロウがアパートに戻ると刑事たちがいて、殺人事件の容疑者の逃亡幇助の罪で彼を無理やり連行し尋問します。テリーの妻が殺されたのでした。しかし、数日後、テリーが死んだので用は無いと釈放されます。 

街に戻るとマーロウは、アイリーン・ウェイド(ニーナ・ヴァン・パラント)から失踪した夫の人気作家であるロジャー(スターリング・ヘイドン)の行方を捜してほしいと依頼されます。ウェイド家を行くと、そこはテリーの家のすぐ近くでした。アルコール依存症のロジャーが、ベリンジャー医師(ヘンリー・ギブソン)の療養施設にいるところを発見したマーロウは、彼を連れて帰ります。

再びアパートに戻ると、今度はギャングのマーティ・オーガスティンが待ち受けていて、テリーが自分から盗んだ大金の在りかを探せと脅迫される。後をつけていくと、彼らはウェイドの家に向かい、アイリーンと何か言い争いをしているところを目撃します。

マーロウは郵便でテリーからの「お別れだ。すまない」という短い遺書のような文面と5000ドルという高額紙幣の入った郵便を受け取ります。マーロウはメキシコに行き、テリーが銃で自殺したと聞かされますが、持っていた荷物が亡くなっていることに気がつくのです。

例によって、マーロウ物はあらすじを書いてみても、何が何だかよくわからない。断片的な複雑なエピソードが小出しに出てきて、最後の最後につながってくる。ですから、小説として読むにはかまわないのですが、映画としてはそれなりの辛抱が必要です。

そこが我慢できれば、このキャラクターは大変に魅力的。特にエリオット・グールドのフィリップ・マーロウは、70年代風に描かれていますが、実に面白くてどこか懐かしい感じがします。何故かなと考えていたら答えがわかりました。

この映画のマーロウは、アクションを省いた松田優作なんです。ヨガと瞑想にふける変わった隣人の美女たち、ちょっとコメディ要素を持ったギャング。警察に対しては非協力的で、お金よりも独自の正義のもとに行動し、必要ではあれば違法なことも気にしない探偵。これって、松田優作主演の「探偵物語」の工藤俊作のイメージにそっくり。実際、松田優作はこの映画のファンだったらしい。

ネオ・ノワールと呼ばれる範疇のアメリカ・ニューシネマの一本という位置づけになります。皮肉たっぷりのしゃべり方をする「負け犬」っぽい主人公が、悪女的な女性に翻弄されるようで、最後は真実に到達し勝利する。しかし、その勝利には自分以外には何の価値も無いという、時代を色濃く反映した仕上がりが絶妙です。

オーガスティンの部下の一人に無名時代のアーノルド・シュワルツェネッガーが、唯一の武器であるムキムキ・ボディを武器に登場しているのも楽しみの一つです。村上春樹も大絶賛したこの映画は、最も成功した原作に縛られないマーロウ物と呼んでも差し支えありません。

2023年12月9日土曜日

セブンのおにぎり 18


おっと、またまた高級そうなネーミングのおにぎりを見つけてしまいました。

新発売というシールが無いので、けっこう前からあったのかもしれませんが、手に取ったのは初めてです。

となると、一度は食べてみないと・・・なんですが、これは価格が高い。230円は、安いものなら2個買える。しかも、海苔は巻いてないし・・・

などと考えながらも、正直、あまり期待せずに食べてみました。

包装を開けると、確かにほんのりとカニの香りがします。でも、食べてみると、予想通りカニの味はほとんどしない。カニが入っている気配を感じる食感もありません。

具材で一番元気が良いのはタケノコ。椎茸入りとも書いてありますが、存在感はありません。

原材料には「かにエキス調味料」、「椎茸入りかにほぐし身煮」と書いてあるんですけどね。

2023年12月8日金曜日

かわいい女 (1969)

ロックフォードの事件メモ・・・覚えていますか? 知っているのは、たぶん50歳以上の方。70年代後半にテレビで放送され、ずいぶんと人気になりました。主役のロックフォードを演じたのが、「大脱走(1963)」にも出演していたジェームス・ガーナー。

そのJ・ガーナーが、レイモンド・チャンドラーが創り出した私立探偵フィリップ・マーロウを演じた映画です。原作は長編第5作「かわいい女(The Little Sister)」で、監督はポール・ボガート。「ネオ・ノワール」と呼ばれるカラー映画の一つ。

オーファメイ・クエストという若い女性から兄のオリンを探してほしいと依頼されたマーロウは、滞在先のホテルを訪ねます。しかし、すでにオリンは姿を消していてヒックスと名乗る男がいました。マーロウが受付に戻ると管理人の男は首の後ろにアイスピックを突き立てられて殺されていました。

ヒックスはマーロウに仕事を依頼したいと連絡してきますが、マーロウが到着する前にヒックスもアイスピックで殺されてしまいます。しかもマーロウは謎の女性に殴り倒されてしまいます。女性を追跡すると、彼女は女優のメイビス・ウォルドでした。ギャングのスティールグレイブが絡んでいて、ウォルドは彼との関係をヒックスに脅迫されていたのかもしれない。

オーファメイはオリンがラガーディ医師の診療所に隠れているらしいとマーロウに伝えますが、ラガーディは逆にマーロウを眠らせてしまいます。気がつくと銃声がして、オリンが倒れこんできます。オリンは最後の力でマーロウにアイスピックを突き立てようとしたのでした。

そもそもチャンドラーの原作がいつもプロットが複雑すぎることが、小説ならいいのですが、映画となるとなかなか筋書きを理解しにくいという問題に直面します。ここでも、ばらばらのエピソードが次々と出てくるので、登場人物の相関関係が複雑でわかりにくい。

ここでのフィリップ・マーロウは、ガーナーの比較的陽気なキャラクターを反映して、ハードボイルドとはやや違った趣があります。コメディとまではいきませんが、ちょっととぼけた感じで、かっこよさはやや少なめ。

実は・・・一番の見所は、スティールグレイブの殺し屋として登場するのが、あのブルース・リーというところ。まだ有名になる前ですが、マーロウに手を引くように脅しに来て事務所をめちゃめちゃにして帰っていくシーン、そして手を引かないマーロウを殺そうとしてホテルのテラスから悲鳴と共に落ちてしまう2つのシーンだけですが、それなりにブルース・リーらしさがあって楽しめます。

2023年12月7日木曜日

今年は「謎肉まみれ」2


昨日、「謎肉まみれ」を紹介して、まだ手に入れていなかったシリーズ。

普段行かないコンビニに行ったら・・・ありました。

即購入でGETしました。

「エビまみれ」のカップヌードルと「謎肉まみれ」のカレー・ヌードルです。

謎肉やエビがたくさん入っているのは、ちょっとお得感がある。

ただし、いろいろな具材のバランスの調和というのが、長年人気を博しているポイントのひとつでしょうから、こういう企画物はあくまでもイレギュラーな「遊び」です。

ずっと、これを食べ続けるということになると・・・

入っている具材で残った物はというと・・・タマゴですかね。「タマゴまみれ」が出たら・・・いやいや、これはお得感はかなり少ないので、嬉しくないですね。

2023年12月6日水曜日

今年は「謎肉まみれ」


2016年から始まった日清カップヌードルの「謎肉祭」ですが、2017年は「帰ってきた謎肉祭」2018年は「謎肉の素」2019年からは「年に1度の謎肉祭」となり恒例化しました。

今年は、「謎肉まみれ」というタイトルで、何と定番味も巻き込んでの展開となっています。

謎肉特化型カップヌードルと銘打って、従来の謎肉祭を楽しむ一方で、具材がエビだけになった「エビまみれ」カップードルも登場しました。

さらに、「謎肉まみれ」のカレーヌードルと「イカまみれ」シーフード・ヌードルもラインナップされ、日清の突き抜けた遊び心はとどまるところを知らないという勢いです。

毎回、これらを食べるのはちょっと・・・とは思いますが、時に変わったカップヌードルに手を出してみたくなるファン心理をうまくついてきた作戦は大賛成です。

定番となると、冒険しなくても一定の利益は出るんでしょうが、話題性を維持して消費者を楽しませることを忘れないというところが素晴らしい。

2023年12月5日火曜日

東京ジョー (1949)

ハンフリー・ボガート主演の一風かわったクライム・サスペンス。

ジョセフ・バレット(ハンフリー・ボガート)は、戦前に銀座で東京ジョーズというキャバレーを経営していました。終戦となり、久しぶりに羽田空港に降り立ったジョーは、今は日本人が経営している店に立ち寄ります。旧友のイトー(島田テル)と再会して、かつて店の歌手で恋人だったトリーナ(フローレンス・マリーナ)の居場所を知ります。

しかし、トリーナはアメリカ軍の法律顧問ランディス(アレクサンダー・ノックス)と結婚しており、ジョーを拒絶します。ジョーは元秘密警察のキムラ男爵(早川雪舟)に近づき、トリーナが戦時中に日本軍に協力していたことを知り、このことを公にすれば反逆罪になり、ランディスもおしまいだと脅すのでした。しかし、トリーナはそれはこどもを助けるためだったと説明し、そのこどもの父親はジョーだったのです。

キムラはジョーに航空運送会社をまかせ、さらなる陰謀に巻き込んでいきます。しかし、アメリカ軍GHQは、初めからジョーをマークしていて、木村が逃亡戦犯を秘密裏に帰国させるためにジョーを利用していることを察知していました。GHQはジョーを呼び出し、陰謀を潰すために3人を羽田で引き渡すように命令し、ジョーも了承します。

キムラは事態を察知し、トリーナの娘を誘拐します。ジョーは機内でGHQに連絡を取りますが、乗せた三人に機を乗っ取られてしまいます。しかし横浜の廃飛行場に着陸したところをGHQが取り囲み全員を逮捕します。ジョーは娘を取り戻すために、キムラのアジトに向かうのでした。

冒頭が富士山の空撮。羽田から終戦間もない東京の街並みが映し出されるところは、何か不思議な感じですが、ちょっと嬉しい。もっとも、ハンフリー・ボガートが実際に来日したわけではなく、ボギーの影武者が代役をしているわけで、メインの撮影はアメリカ。顔がわかる場面では、スクリーン・プロセスの手法が用いられています。

日本はまだアメリカ軍の占領下にあり、しだいにソビエト連邦が力を拡大し東西冷戦の下地ができつつあった時代背景を理解したうえで見ると、キムラの陰謀というのも理解しやすいかもしれません。

早川雪舟は、サイレント時代からハリウッドで最初に成功したアジア人俳優で、日本で最も知られているのは「戦場にかける橋(1957)」でしょうか。島田テルは日系アメリカ人で、「007は二度死ぬ(1967)」のスペクターの一員で有名です。

まあ、この頃の日本を舞台にしたアメリカ映画は「なんちゃって日本」なので、かなり違和感はありますが、ハンフリー・ボガートもこんな映画に出ていたんだという珍しさも手伝って、それなりに楽しめると思います。

2023年12月4日月曜日

湖中の女 (1947)

タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない

これ、どこかで一度は聞いたことがあると思いますが、実はこれフィリップ・マーロウの言葉。マーロウはレイモンド・チャンドラーが創り出した小説の中のハードボイルド探偵。この台詞は、チャンドラーの遺作となった「プレイバック」の中で語られたもの。

原文は「If I wasn't hard, I Wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I won't deserve to be alive」というもので、まさにマーロウの生き方を体現しているんですが、数ある作品の中で、残念ながら「プレイバック」だけは映画化されていません。

この作品はマーロウ物としては4作目の長編が原作で、本作でマーロウを演じるのはロバート・モンゴメリーという主として戦前に活躍した俳優で、実は監督も兼任している。その秘密は、原作の小説がマーロウの一人称により物語が語られているため、それを映像化したということ。

つまり、本編はマーロウの見ている視点で画面が構成され、直接本人が映るのはイントロダクションとエンディング、そしてたまに鏡に映る姿だけという斬新な構成。当然、通常行なわれるカット割りなどは、同じ場面ではまったくありません。マーロウが下を向くとカメラは下を向き、横を見ればカメラも横に向くという感じ。

ちなみにロバート・モンゴメリーは知らないという場合、「奥様は魔女」のサマンサを演じたエリザベス・モンゴメリーのお父さんと言うと親しみが出てくるかもしれません。

私立探偵フィリップ・マーロウ(ロバート・モンゴメリー)は、探偵稼業だけではクリスマスを迎えても懐具合は寂しい。自分の体験した事件を題材にした小説をデレス・キングスビー(レオン・エイムズ)の経営する雑誌社に送ったところ、編集主任のアドリエンヌ・フロムセット(オードリー・トッター)から来社するよう手紙が来ます。

マーロウが出向くと、アドリエンヌはデレスの妻、クリスタルの行方を探すように依頼されます。アドリエンヌはデレスを自分のものにするため、クリスタルに離婚届を書かせたかったのです。アドリエンヌは、クリスタルはクリス・レヴァリーという男と一緒らしいというので、マーロウはクリスに合うため彼の住むベイシティに向かいます。

しかし、クリスに殴り倒され、気がつくとマーロウは現地の警察署の牢の中。警察では高圧的な景観の取り調べを受け何とか釈放されます。アドリエンヌに報告に戻ると、デレスの別荘があるリトル・フォーン湖で、管理人の妻、ミリュエル・チェスの溺死体が発見されたと知らせがあります。

アドリエンヌは湖に行くように言いますが、マーロウは無視してあらためてクリスの家に行くと、クリスは射殺されていました。近くにはA・Fのイニシャルの入ったハンカチがあり、そのことを伝えるとアドリエンヌからは調査契約の破棄すると言われます。ベイシティ警察にクリスの件を届け出ると、再び異常に高圧的な警官によって拘束されるのでした。

「湖中の女」というタイトルの割には、いかにも映画的な湖に遺体が沈んでいるようなシーンはなく、 あくまでもマーロウが自分の目で見えるものだけに特化した演出になっています。当時としては、画期的な演出ですが、やはりカット割りによる緊迫感が無く、何となくだらだらと進行する雰囲気はいただけない。

もちろん、マーローの姿を鏡に映したり、パンチが飛んできて殴られ画面が暗くなるなどの工夫はいろいろあるんですが、マーロウ視点でカメラが動き回るのは落ち着きません。この手の実験的手法は、はっきり言って作っている人は作っている時には面白いと思っているのですが、ヒッチコックの「ロープ(リアルタイム・ワンシーン撮影)」や「救命艇(すべて小船の中だけ)」でも、結局ヒッチコックは後で振り返って後悔しています。

やはり、フィリップ・マーロウというハードボイルド探偵が、活躍する姿が直接的に映像として見れないと、映画としての楽しみは半減してしまうと言うのが結論のようです。

2023年12月3日日曜日

三つ数えろ (1946)

レイモンド・チャンドラーは有名なアメリカの推理作家ですが、小説を書き始めたのは大恐慌により仕事が無くなった中年期になってから。小説の成功により映画の仕事にも関わるようになり、多くの脚本を手掛けています。特にヒッチコックの「見知らぬ乗客」は有名。

シャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロのような小説の中の有名な探偵がいますが、アメリカではフィリップ・マーロウが最も知られており、その生みの親がチャンドラーです。チャンドラーが遺した8つの長編は、いずれもマーロウが登場し、ハードボイルドの探偵として活躍しています。

最初にマーロウが登場したのが、1939年の「大いなる眠り (The Big Sleep)」で、この映画はこれを原作としています。映画の原題はそのままですが、邦題は終盤の台詞から、ハードボイルド感が強まる命令形にしてインパクトをもたらしました。監督はジョン・ウェインとの西部劇が有名なハワード・ホークス。フィルム・ノワールとしては、最も人気がある金字塔的な作品と言えそうです。

ロサンゼルスで、私立探偵を営むフィリップ・マーロウ(ハンフリー・ボガート)は、スターンウッド将軍(チャールズ・ワルドロン)に招かれます。将軍には姉のヴィヴィアン(ローレン・バコール)と妹のカルメン(マーサ・ヴィッカーズ)という二人の娘がいて、二人とも奔放な美人でしたたか者。

将軍は、古本屋のガイガーがカルメンを度々恐喝しているようだと話し解決してくれるように頼みます。将軍が以前用心棒として頼りにしていたリーガンは急に姿を消し、ヴィヴィアンによれば運転手もいなくなったらしい。

マーロウは店を見張り、車で出かけるガイガーをつけます。一軒家に入ると、続けてカルメンが一人で車を運転してきて、同じ家に入っていきました。しばらくして、うとうとしていたマーロウは女性の悲鳴と銃声に目を覚まし家に飛び込みます。

床には射殺されたガイガー。そのそばでチャイナドレス姿で酩酊状態のカルメン。そのカルメンを撮影するための隠しカメラがあり、フィルムは抜き取られていました。裏からは2台の車が走り去っていく。

マーロウはカルメンを家に連れ帰り、ヴィヴィアンに黙っているように言います。自分の車を取りに戻ると、ガイガーの遺体は消えていました。その頃波止場では、スターンウッド邸の車と共に運転手の遺体が引き上げられていました。

この映画の2年前にホークス監督の「脱出」で共演したボガートとバコールは、それをきつかけに結婚したので、この映画の時点では夫婦共演となりました。この後も度々共演しており、バコールは食道がんで57歳で死去したボガートを最後まで支え続けました。

謎が謎を呼ぶ複雑な展開で、ストーリーを追うのは一筋縄ではいきません。もともと原作が込み入っているせいらしいのですが、映画では台詞がやたらと多く、気を抜いていると訳が分からなくなります。

とは言え、犯罪を解明する推理小説ですから、謎が無ければ始まらない。しかし、ハードボイルドの特徴である、犯罪そのものより関係者の動きが重視され、危険な状況でもクールに決めて見せる探偵と、ちょっと危険な香りが漂う女性との絡みが見事に描かれています。

渋めの中年(この映画撮影の時、ボガートは45歳)というのははまっていますが、原作のマーロウは長身という設定で、ボガートは身長173cmでアメリカ人としては高くはない。そこで、度々身長が低いことをとぼけた台詞としてうまく利用しているところは良いセンスです。

2023年12月2日土曜日

銚子電鉄のぬれ煎


一番普通の煎餅(せんべい)は、醤油を塗った餅を薄く延ばして焼いたもの。焼きあがった直後に醤油にどっぷりつけて、柔らかく仕上げたものが「ぬれ煎」と呼ばれます。

発祥は千葉県の銚子。犬吠埼がある、千葉の東の端っこ。

ここの米菓店が元祖で、銚子の名産品の一つである醤油(ヤマサ、ヒゲタ)とのコラボで60年代に商品化されました。

ぬれ煎を全国区に有名にしたのは、何といっても銚子電気鉄道。実は銚子電鉄は1998年に倒産しています。

1976年から「たい焼き」を製造・販売をしていましたが、1996年に「ぬれ煎」を作るようになり、破産後に事業存続のため「ぬれ煎キャンペーン」を行いました。

これが大人気となり、再建の道筋ができたというのは有名な話。その後も、鉄道事業とは関係ない業種との連携商品開発などで、最近は数十万円(!)の黒字化に成功しています。

2023年12月1日金曜日

セブンのおにぎり 17


今回見つけた新発売のセブン・イレブンのおにぎりは二つ。

でも、たぶん前にも期間限定で売っていたような気がします。

「具たっぷり 炭火牛焼肉」は、間違いなく以前にもあった。確かに牛切り牛肉が多めに入っていることは否定しません・・・が、ほとんど薄めの味の焼き肉のたれの混ぜご飯を食べているような感じ。

まずいとは言いませんが、まぁ、150円という値段なりのもの。焼肉だからと、過度な期待はしない方がよさそうです。八代目儀兵衛監修になってますが、米がタレまみれなのであまり意味は無いかもです。

もう一つの「高菜チャーシュー」も、前にあったような気がするんですが自信が無い。ちょっと前にあったのは「高菜・明太子」でした。

まぁまぁ、合格点を差し上げたいところですが、高菜はしっかり高菜なんですが、チャーシュー感はあまり無かったみたい。